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庄司紗矢香 クロイツェル・ソナタ ベートーヴェンの誕生日に聴く

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こんにちは、
ともやんです。

1770年12月16日、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが、ボンで生まれました。
ただ実際の出生日は、前日の15日または17日とも言われています。
またベートーヴェン自身、自分の年齢を大人になっても実際より2歳年下と思っていたようです。

これは、子供の頃、父親が神童として売り出すために実際より幼く見せるために年齢を2歳下にサバを読んだのが原因のひとつと言われています。

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ベートーヴェンの履歴書

僕自身、ベートーヴェンの作品が好きで、CDの収納棚には、作品全集はじめ多くのベートーヴェン関連のCDや本があります。

かと言ってそれらを隅々まで聴いて読んだわけではありません。
2年前の2020年には、生誕250年を記念してベートーヴェン関連のCDや本を徹底的に聴いて、読んだやると考えていましたが、目先のものに囚われてなかなか進んでいないのが現実です。まあ、少しずつでもいいので前進して行きたいと思っていますが…

さて三枝成彰著『大作曲家たちの履歴書』でベートーヴェンを見てみると次のようなことが書かれています。

1770年12月16日(15、17)当時のケルン大司教領ボンの生まれ。但し生まれた日については3説あり。
父親は、宮廷楽団歌手のヨハン、母親は、マリア・マグダレーナ。父はオランダ系ドイツ人だったため、本人は12/16ドイツ人、3/16オランダ人、1/16ワロン人(ベルギー南部に多いラテン系ベルギー人)

容姿は、身長160cm弱、剛髪、褐色の瞳、デコッパチ、大鼻、突き出た下唇、骨太、猪首、猫背、粗野、左利き、悪筆家。

性格は不器用、短気、良くも悪くもエゴイスト。

まあ、書かれ放題でお世辞にもカッコいい人格者ではなかったようだ。
ベートーヴェンの容姿に関しては、肖像画などで小学生の頃から親しんできているし、身長に関しても当時では特に小柄ではなかった思われます。

また貴族の令嬢などのピアノ教師も務めていて、恋愛も何度もしているので破天荒な人だったかもしれないけど、破綻者ではなかった思います。

個人的には人懐っこい人だったが、耳の病気で気難しくなったのかと思います。
ただ若い頃貧困だったのでお金にはうるさかったようです。

むしろベートーヴェンの魅力は、従来の宮廷などの雇われ音楽家から自立した芸術家として歩んだことだと思います。特に音楽家として致命的な聴覚の病と付き合いながら本人の不屈の精神もさることながら、色々な人々の援助も仰ぎながら生涯を送ったことは、人を惹きつける魅力があったのだなと思うのです。

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庄司紗矢香 カシオール コンサート

今日12月16日の夜、サントリーホールで、庄司紗矢香とカシオールのディオによるコンサートが開催さされます。

プログラムは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.304とK.379の2曲、エマニュエル・バッハのファンタジア、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ「クロイツェル」という豪華なもの。

先月、カシオールとのコンビで録音してモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ全集がリリースされたばかりで、僕は聴いて過ぎのその演奏の虜となり今日のチケットを買ったのでした。

それはフォルテピアノとガット弦によるためか、優雅で洗練されたモーツァルトととは違い、凄みのあるそして掠れたような音色は、最初これがモーツァルトとは思えないような響きで魂をえぐられるような演奏なのです。

僕はこれで一気に庄司紗矢香のファンになってしまったのです。

今日、デビュー10周年を記念して録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタから第2番と第9番「クロイツェル」を聴きました。この演奏はオーソドックスなスタイルですが、今日のコンサートではガット弦での演奏でどんな響きなのかとても楽しみです。

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庄司紗矢香 ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第9番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op. 12, No. 2
Violin Sonata No. 2 in A Major, Op. 12, No. 2

1.(06:34) I. Allegro vivace
2.(05:27) II. Andante piu tosto allegretto
3.(05:48) III. Allegro piacevole
total(17:49)

——————–

ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 「クロイツェル」 Op. 47
Violin Sonata No. 9 in A Major, Op. 47, “Kreutzer”

4.(15:30) I. Adagio sostenuto – Presto
5.(17:03) II. Andante con variazioni
6.(09:48) III. Presto
total(42:21)

庄司紗矢香 – Sayaka Shoji (ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ – Gianluca Cascioli (ピアノ)
録音: 2009, Teldex Studio, Berlin, Germany

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ全集 庄司紗矢香 ジャンルカ・カシオーリ

タワーレコードのオンラインショップでは、全集を取り扱っていますが、第2番と第9番「クロイツェル」だけならHMVのオンラインショップで入手できます。

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ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番、第9番「クロイツェル」(庄司紗矢香/カシオーリ)
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庄司紗矢香/ベートヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第2番、第9番
今年デビュー10周年を迎え、芸術家として益々充実した活動を繰り広げる庄司紗矢香4年ぶりの新録音。

『情熱大陸』や『トップランナー』などのドキュメンタリー番組で度々「世界で活躍する日本人」として紹介された国際的ヴァイオリニスト、庄司紗矢香。今年デビュー10周年を迎え、芸術家として益々充実した活動を繰り広げる庄司紗矢香4年ぶりの新録音です。

今作はヴァイオリンとピアノの室内楽で、ベートーヴェンの名曲「クロイツェル・ソナタ」他を収録。共演者にジャンルカ・カシオーリを迎え、ベルリンでレコーディングを行いました。

カシオーリは今年31歳になるピアニスト兼作曲家で、弱冠15歳でウンベルト・ミケーリ国際ピアノ・コンクールで優勝し注目を浴び、近年は指揮者、作曲家としても活躍し奇才と呼ばれる注目アーティストです。今年27歳となる庄司とのコンビでは、瑞々しい、しかし互いの感性がぶつかり合って生き生きとした音楽を紡ぎ出しています。このコンビによる日本ツアーが10月に決定し、当アルバム収録曲を演奏する予定です。

庄司紗矢香の感性は音楽だけにとどまらず、最近では絵画による個展を開くなどその芸術的才能をますます開花させています。この幅広い芸術活動が高く評価され、文化庁より2009年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しました。(ユニバーサルミュージック)



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