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バルビローリ ブラームス全集はウィーンフィルと唯一の録音はLPで!

バルビローリ
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こんにちは、
ともやんです。

年末年始休暇も昨日で終わり、昨日が仕事始めでした。

まあ、昨日行けば行けば今日と明日は休みですが、長い休暇の後で出勤するのは多少気が重いものでした。

昨日は出勤前の景気付けにベートーヴェンを聴きましたが、休みの今日は、少し落ち着いてしんみりとブラームスを聴きます。

さて、昨年末になんとジョン・バルビローリが、唯一ウィーンフィルと録音したブラームスの交響曲全集が、LP4枚組でしかも限定生産で発売されました。

今日は、そのバルビローリのブラームスを取り上げます。

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ジョン・バルビローリの名盤 愛の名匠によるブラームスを聴け!

ジョン・バルビローリは、1899年12月2日ロンドンに生まれ、1970年7月29日にロンドンで急逝しました。

エキスポ’70に参加するためニュー・フィルハーモニア管弦楽団にリハーサルをつけた日の翌日の早朝、冠状動脈血栓症のため不帰の人となりました。

享年70歳。

来日直前の訃報により、我が国の音楽ファンは、バルビローリの生の演奏に接する機会を永遠に失ったのでした。

バルビローリはイギリスの指揮者として知られていますし、

後年ナイトの称号も得て、“サー・ジョン”と呼ばれ、

最高の敬愛と人気を集めた人ですが、実は、イギリス人の血は流れていません。

イタリア人の祖父からロンドンに住むようになり、父もイタリア人で母はフランス人でしたので、イギリス人の血は一滴も流れていません。

そして母国語は英語とイタリア語でした。

ジョン少年は幼いころから、指揮者になるのが夢で、父を早く失った関係で、15歳で既に音楽で生計を立てるようになりました。

楽器はチェロでした。

バルビローリは、当時を振り返り、映画館、レストラン、ミュージック・ホールなど街頭以外はどこでも演奏したそうで、それを全く後悔していないを語っています。

指揮者としては’27年に初録音して、その後、バックハウス、ルービンシュタイン、シュナーベル、ハイフェッツ、クライスラーといった大物と共演して、まず伴奏指揮者として有名になりました。

バルビローリが国際的なひのき舞台になったのは、’37年にトスカニーニの後任としてニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督になってからです。


※ニューヨーク

ただし、ニューヨークの批評陣からは、厳しい口撃を受け、苦闘の時代でしたが、芸術的に円熟した時代でもありました。

ニューヨークフィルは42年まで務め、43年からはイギリスにもどり、マンチェスターのハレ管弦楽団の首席指揮者として招かれ、約四半世紀の’68年まで務めました。


※マンチェスター オーザル・ホール

ハレ管弦楽団とは、多くの名盤を録音しました。

ただ僕は、バルビローリがハレ管弦楽団以外を振った、ベルリンフィルとのマーラー9番と、ウィーンフィルとのブラームス交響曲全集が好きです。

マーラーの第9番は、あらゆるこの名盤の中で最も好きですし、ブラームスも遅いテンポで大河の流れを思わせながら、しみじみとした味わい深い演奏が好きです。

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バルビローリの名盤 ウィーンフィルとのブラームス全集

【曲目】
ヨハネス・ブラームス:

《SideA》
交響曲第1番ハ短調Op.68:第1楽章、第2楽章、
《SideB》
交響曲第1番ハ短調Op.68:第3楽章、第4楽章、
《SideC》
交響曲第2番ニ長調Op.73:第1楽章、第2楽章、
《SideD》
交響曲第2番ニ長調Op.73:第3楽章、第4楽章、悲劇的序曲 Op.81、
《SideE》
交響曲第3番ヘ長調Op.90:第1楽章、第2楽章、第3楽章、
《SideF》
交響曲第3番ヘ長調Op.90:第4楽章、ハイドンの主題による変奏曲Op.56a、
《SideG》
交響曲第4番ホ短調Op.98:第1楽章、第2楽章、
《SideH》
交響曲第4番ホ短調Op.98:第3楽章、第4楽章、大学祝典序曲Op.80、

【演奏】
ジョン・バルビローリ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
1966年12月7-9日、1967年12月4-8, 14, 15, 18日、ウィーン、ムジークフェラインザール、

【使用音源】2012年オリジナル・マスターテープよりアビイ・ロード・スタジオによる24bit/96kHzリマスター音源

【LPレコード】 ブラームス: 交響曲全集<数量限定生産アナログLP盤> ジョン・バルビローリ 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

イギリスの名指揮者バルビローリのブラームスの名盤が、180gアナログLP盤で復刻です。

バルビローリのディスコグラフィの中でも別格の輝きを放っているのが、1966年から翌67年にかけて収録され、ウィーン・フィルとの唯一の録音となったこのブラームスの交響曲全集です。

ほとんどみなワン・テイクで録られたともいわれており、音楽の流れを阻害せず小細工なしの情感に身を任せた、耽美的なまでに情感あふれる演奏は、いまだに多くの音楽ファンの心をつかむ名盤です。

この名盤が、180gアナログLP盤として、数量限定生産盤として復刻致します。
ワーナーミュージック・ジャパン 発売・販売元 提供資料 (2018/12/19)

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最後に

朝比奈隆が、ブラームスの音楽は、男が年を取って初めてわかる音楽だと言ったそうです。

つまり、ブラームスの音楽は感傷的なんですね。

孤独がわかる年になるとブラームスの音楽は、しみじみとわかるのかもしれません。

バルビローリのブラームスは、非常のテンポの遅い独特なものですが、晩年の心境がしみじみと感じされる名盤です。

バルビローリは、ハレ管弦楽団より終身桂冠指揮者の称号を贈られました。
最後の録音が亡くなる13日前だったそうで、

残された時間をフルに生きた指揮者でした。



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