こんにちは、
ともやんです。
毎年楽しみにしている『ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会』は、今年2020年で第18回を迎えます。
ただ、今年は新型コロナウイルス禍による運営体制の検討につき、本日7月15日に発売予定だったチケットが、急遽9月以降に延期されました。
個人的には、なんとか中止だけは避けて欲しいということを切望します。
さて、今日はコバケンさんが読売日響を振って録音したブラームス交響曲第1番を聴きました。いやぁ、素晴らしい演奏!、これはおすすめです。
小林研一郎とベートーヴェンは凄い!と
この一晩で、ベートーヴェンの交響曲9曲を全て演奏するという企画は、2003年の大晦日に始まりました。
記録をみると第1回目が、翌2004年1月1日の午前零時40分まで掛ったようです。
第1回目は、3人の指揮者岩城宏之、大友直人、金聖響の3人が、東京交響楽団と東京シティフィルで分担して演奏しました。
そして翌2004年から、2年間岩城宏之一人で受け持ち
オーケストラもN響メンバー中心に特別に編成されるようになりました。
ただ岩城さんも2006年に亡くなったので、2007年からは、コバケンさんこと小林研一郎が、2010年のロリン・マゼールを除いて全て一人で演奏しています。
その数12回。
そして今年は13回目の全交響曲連続演奏会に臨まれるのですが、前出のように新型コロナウイルス禍により、チケットの発売が延期されています。
今年で、コバケンさんが80歳になられました。
3月14日に横浜のみなとみらいホールでのコンサートのチケットを購入していましたが、残念ながら中止となりました。
そんなこともあり、個人的には大晦日に掛ける思いは強いです。
そんな思いを抱きながら、読売日響を振ったブラームスの交響曲第1番を聴きました。
これが超名演なんです。
やや遅めのテンポで滔々と流れる大河のような演奏で、特に内声部をしっかり弾かせ際立出せることで重厚極まりない、迫力ある入魂の演奏です。
なお、個人的な感想ですが、コバケンさんの演奏は、海外のオケを振った時よりも日本のオケの方が、熱演のように感じます。
それは、日本のオケの場合、ライブが多いなどの関係もあるかもしれません。
ただ、チェコフィルとのベートーヴェンの交響曲全集はせっかくの全集なのに、今一つ燃焼力不足を感じてしまいます。
小林研一郎 読売日本交響楽団 ブラームス交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(15:04) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:45) II. Andante sostenuto
3.(05:00) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(17:52) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(47:41)
ハンガリー舞曲集 WoO 1 (管弦楽版)
21 Hungarian Dances, WoO 1 (version for orchestra)
5.(03:38) Hungarian Dance No. 1 in G Minor (orch. J. Brahms)
6.(02:35) Hungarian Dance No. 3 in F Major (orch. J. Brahms)
7.(05:38) Hungarian Dance No. 4 in F Minor (orch. P. Juon)
8.(03:23) Hungarian Dance No. 5 in F-Sharp Minor (orch. A. Parlow)
9.(04:03) Hungarian Dance No. 6 in D-Flat Major (orch. A. Parlow)
10.(01:49) Hungarian Dance No. 10 in E Major (orch. J. Brahms)
total(21:06)
読売日本交響楽団 – Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
小林研一郎 – Ken-Ichiro Kobayashi (指揮)
録音: 22-23 April 2014, Tokyo Metropolitan Theatre, Tokyo, Japan
ブラームス:交響曲第1番&ハンガリー舞曲集 小林研一郎 、 読売日本交響楽団
小林研一郎と読響による新シリーズ、スタート! 悠然と響き渡るブラームスの魂!
特別客演指揮者として読売日本交響楽団と蜜月期を迎えている小林研一郎。その両者による新シリーズがスタートします。
小林研一郎の主要レパートリーのひとつ、ブラームスの交響曲全集です。第1弾として交響曲第1番がリリース。
小林のタクトのもと、熱い魂が漲る重厚な響きが展開されます。読響のクオリティの高いアンサンブル、重低音のエネルギーを感じる弦の響き。
今のオーケストラの充実度が反映されている見事な演奏が収録されています。また今回は、高い完成度を求めセッションレコーディングを敢行。ライヴ感ある小林の音楽と、演奏、録音ともにセッション録音ならではのハイ・クオリティが両立するレコーディングとなりました。
カップリングにハンガリー舞曲も収録。
新たに躍進するコバケン&読響のブラームス全集。ぜひご期待下さい。
オクタヴィア・レコード
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