こんにちは。
ともやんです。
ヘンデルの「メサイア」で最近の録音がないかな、とチェックしていたら、
2016年12月の録音というCDを見つけました。
指揮とチェンバロが、エドワード・ポロチクという人。
ボルティモア交響楽団は、1916年創設の名門オーケストラで、
2007年からは、マリン・オールソップが、女性として
米国のメジャーオーケストラでは、初めての音楽監督に就任しています。
指揮者とチェンバロ奏者を務めるエドワード・ポロチクは、その生年や経歴は、よくわかりませんが、
多分60歳前後の音楽家と思われます。
指揮者というよりもピアニスト、チェンバロ奏者としての方が有名なようです。
「メサイア」の演奏では、随所に工夫が見られます。
序曲に登場するヴァイオリンソロなどは、サプライズ的に出てくるので、驚きますが、そのうち楽しくなってきます。
その他、随所に装飾音を使ったりとオーケストラ自身も楽しみながら演奏している様が、伝わってきます。
メサイアを聴き込んだ人にこそ、聴いてもらいたいCDです。
エドワード・ポロチク&ボルティモア交響楽団
【CD】 ヘンデル: オラトリオ「メサイア」HWV56(1741) エドワード・ポロチク 、 ボルティモア交響楽団
ヘンデルのオラトリオ中、最も人気の高い「メサイア」。聖書から歌詞をとったイエス・キリストの生涯を描く大作です。ヘンデルのオラトリオの大多数は劇場用に書かれており、どれもオペラに近いものですが、この「メサイア」だけは例外で、ヘンデルの全作品の中でも数少ない宗教的な内容を持っています。17世紀当時の英国ではオラトリオの人気は低かったのですが、ヘンデルはオラトリオにイタリア・オペラ的な華麗さを持ち込み、1718年、最初に英語のテキストを用いた「エスター」は批評家に“宗教的茶番”と酷評されたものの、ヘンデルは作品の出来栄えにひそかな自信を抱いたようです。この「メサイア」は当時慣例である、他の作曲家の作品や自身の作品からの借用や転用も多く見られますが、「ハレルヤ・コーラス」を始めとした壮麗な旋律は、現在でも合唱作品の最高傑作として讃えられています。このボルティモア交響楽団による演奏はモダン楽器を使用、序曲ではソロ・ヴァイオリンが活躍するなど至るところに工夫が凝らされています。
CD紹介文より
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