こんにちは、
ともやんです。
現在所属している合唱団では、2023年10月7日(土)の定期公演でヘンデルの「メサイア」を歌うために練習中です。
当初は、2020年の秋に歌う予定でしたが、コロナ禍で練習が2年間も中断したことから公演自体も3年延びてしまったのです。
僕のとっても2001年以来22年ぶりに歌うので、そんなに経ってしまったのかと感慨深いものがあります。
ウィリアム・クリスティ 誕生日に聴くメサイア
ウィリアム・クリスティは、アメリカ出身で20代でフランスに移住し、そこで活動しているバロックや古典派のオペラのスペシャリスト。1944年12月19日生まれですから今日が78歳の誕生日。
71年にフランスに移住し、79年にレザール・フロリアンを結成。ピリオド楽器演奏がまだ盛んになっていない頃に本格的なピリオド楽器アンサンブルを組織したのです。
そこでは、フランス・バロックのオペラなどを斬新な解釈で蘇らせ、音楽史的な見地からではなく、現代のイベントとして認知させたのです。
ヘンデルのメサイアでも端正で美しく高貴な演奏で、この作品の素晴らしを引き立てています。
ヘンデル メサイア 名盤
ヘンデルのメサイアは、テキストが英語ということでロンドンでは特に人気だそうです。僕が所属する合唱団は、30年以上続いている団体で、20年以上前にはロンドンでメサイアの公演も行っているくらいです。
指導してくれている指揮者の先生によるとホテルの清掃のおばさんもメサイアを口ずさみながら仕事をしている光景を見てその人気ぶりに驚いたと語っていました。
そう言えば、イギリスで活躍している指揮者に名盤が多いように思います。
古くはクレンペラーとフィルハーモニア管の壮麗な名演を思い起します。またボールトの名演もいいですね。コリン・デイヴィスも何度か録音していますし、古楽器スタイルでは、ホグウッド、ガーディナーの名演の名盤もあります。
その中にあって、クリスティの演奏は、質素にして高貴、それでいて華やかさも忘れていない演奏は、しっかりとメサイアの名盤として聴かれ続けれられると思います。
ウィリアム・クリスティ シャルパンティエ テ・デウム
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル – George Frideric Handel (1685-1759)
オラトリオ「メサイア」 HWV 56
Messiah, HWV 56
作詞 : 新約聖書 – Bible – New Testament
バルバラ・シュリック – Barbara Schlick (ソプラノ)
サンドリーヌ・ピオー – Sandrine Piau (ソプラノ)
アンドレアス・ショル – Andreas Scholl (カウンターテナー)
マーク・パドモア – Mark Padmore (テノール)
ネイサン・バーグ – Nathan Berg (バス)
レザール・フロリサン合唱団 – Arts Florissants Chorus, Les
レザール・フロリサン – Arts Florissants, Les
ウィリアム・クリスティ – William Christie (指揮)
total(139:51)
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」(シュリック/ピオー/ショル/レザール・フロリサン/クリスティ)
2019年10月の来日公演感動を再び!
クリスティによる大名盤、「メサイア」新装丁クリスティによる絶美のメサイア。2019年10月の来日公演でもこの「メサイア」を演奏し、聴衆を感動の渦に巻き込みました。
レザール・フロリサンのレパートリーの中でも定評ある「メサイア」は、序曲から非常に美しい端正な高貴さに満ちており、音楽への喜びに満ちています。
悲しみや様々な悩みをかかえた人類に向けて書かれた傑作が持つ、シンプルなメッセージ(救い、安心)が、やわらかな響きと純粋な美しさで歌い上げられています。パドモアにピオー、そしてアンドレアス・ショルら、非常に豪華な歌唱陣にも注目の名盤です。
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