僕は、J・S・バッハが好きです。
とっても彼は相当数の楽曲を書いていて、
とてもではありませんが、生きていいる間に全部を
聴くことが出来るかは難しいかもしれません。
※J・S・バッハの銅像
さて、フーガの技法は、J・S・バッハの最後の曲と言われてて、
モーツァルトの「レクイエム」、ベートーヴェンも後期の弦楽四重奏曲、
未完となったブルックナーの第9交響曲、
そしてマーラーの第9交響曲と同じように一人の人間は創作のもっとも高みに達した作品です。
もう人間の創作とは思えない、
聴いていてあっちの世界にいってしまいそうになります。
しかも高みの達した曲をライハルト・ゲーベルとムジカ・アンティクゥ・ケルンの
透徹した演奏で聴くことが出来るのは幸せです。
ムジカ・アンティクァ・ケルンのフーガの技法 既成イメージを超えて
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
フーガの技法 BWV 1080 (室内アンサンブル編)
Die Kunst der Fuge (The Art of Fugue), BWV 1080 (arr. for chamber ensemble)
編曲 : 不詳 – Anonymous
ムジカ・アンティクァ・ケルン – Cologne Musica Antiqua
ラインハルト・ゲーベル – Reinhard Goebel (指揮)
Ⅰ(03:01)Contrapunctus I
Ⅱ(03:00)Contrapunctus II
Ⅲ(02:57)Contrapunctus III
Ⅳ(03:12)Contrapunctus IV
Ⅴ(03:57)Canon alla Ottava
Ⅵ(03:28)Contrapunctus V
Ⅶ(03:36)Contrapunctus VI a 4 in Stylo Francese
Ⅷ(02:54)Contrapunctus VII a 4 per Augmentationem et Diminutionem
Ⅸ(04:21)Canon alla Decima in Contrapunto alla Terza
Ⅹ(02:24)Contrapunctus IX a 4 alla Duodecima
ⅩⅠ(04:16)Contrapunctus X a 4 alla Decima
ⅩⅡ(04:58)Contrapunctus VIII a 3
ⅩⅢ(04:18)Contrapunctus XI a 4
ⅩⅣ(03:52)Canon alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta
ⅩⅤ(02:19)Contrapunctus XIIa a 4, rectus
ⅩⅥ(02:21)Contrapunctus XIIb a 4, inversus
ⅩⅦ(02:14)Contrapunctus XIIIa a 3, rectus
ⅩⅧ(02:15)Contrapunctus XIIIb a 3, inversus
ⅩⅨ(02:13)Fuga a 2 Clav
ⅩⅩ(02:16)Alio modo. Fuga a 2 Clav
ⅩⅩⅠ(04:21)Canon per Augmentationem in Contrario Motu
ⅩⅩⅡ(07:32)Fuga a 3 Soggetti
total(75:45)
バッハの最後の作品となった未完の大作≪フーガの技法≫は、
その名のとおり対位法的書法の一大集成であり、
この曲集そのものがひとつの宇宙にも比すべき多様性と拡がりをもっています。
まさに巨匠畢生の偉大な傑作です。
※ライプツィヒ、トーマス教会
ムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏は、
この作品をバロック音楽史の中に自然に位置づけ、
厳粛・堅牢といった既成イメージに囚われない快演を展開しています。
J・S・バッハの最後の力作 フーガの技法
バッハの最後の力作で、14曲のフーガと4曲のカノンから出来ています。
1748年から作曲に着手しましたが、第14のフーガが完成し、
第15のフーガの途中でバッハが倒れたため、未完となってしまいました。
対位法の音楽を実際に例証したもので、
「音楽の捧げ物」と同じく一つの主題を基にしてフーガとカノンの対位法の
あらゆる実例を示して行われたものです。
14のフーガ、4つのカノン、2つのクラヴィーアのためのフーガから作られ、
原曲には楽器の指定がありませんが、
今日では、2つのピアノと弦楽四重奏と管弦楽のための3種類の編曲があります。
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