映画TAR/ターオリジナル・サウンドトラック

こんにちは、
ともやんです。

6月1日金曜日に映画『TAR/ター』を観てきました。
アメリカの5大オーケストラで実績を上げ、女性で初めてベルリン・フィルの首席指揮者となったリディア・ターを主人公にその苦悩する姿を描いた映画です。

もちろんリディア・ターは架空の人物ですが、なんかノンフィクションでもありそうなストーリーで面白く観てきました。

ただ、ターを中心として人間関係の説明がなく、事前に公式サイトなどチェックして知識を入れておけば良かったと多少後悔しました。

演じている役者は、ケイト・ブランシェット。アカデミー賞も2度獲得している名優で、ピアノを弾きシーンで吹き替えなく自身で弾いています。

映画の前半では、人気絶頂の颯爽として姿を演じながら、その後の苦悩やトラブルに見舞われ、次第にやつれ荒んでいく姿を見事に演じています。

そんなターが、目をかけ意識をし出したのが、若きチェロ奏者オルガ・メトキナを演じるソフィー・カウアー。この人が、作品中でエルガーの協奏曲を弾くのですが、これが凄い。吹き替えなしで、チェロの弾ける役者というよりも完全のプロのチェリストです。しかも並のチェリストではないと思います。2001年生まれと言うことなので今後楽しみです。

ぜひ、音楽の世界で実力を発揮してほしいと思いました。

ということで、この映画TAR/ターのサントラ盤は、ブランシェットのピアノと指揮、それになんと言ってもカウアーの凄い演奏が聴けるだけでも聴く価値はあります。

またジャケットが、ドイツ・グラモフォンでアングルもカラヤンかアバドを想起させるもので、まさにケイト・ブランシェットが現役の指揮者と見紛うものです。

TAR/ターオリジナル・サウンドトラック

ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (1982-)
1.(01:12) ペトラのために（R. エイムズによる声楽編）
For Petra (arr. R. Ames for voice)

作詞 : ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir
編曲 : ロバート・エイムズ – Robert Ames
ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (ヴォーカル)
録音: 14 August 2021, Vox Ton Studio, Berlin, Germany

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2.(03:37) モータル
Mortar

ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (チェロ)
ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団 – London Contemporary Orchestra
録音: 4 July 2022, Vox Ton Studio, Berlin, Germany

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― – na Not Applicable
3.(00:20) Introductory Words by Hildur Gudnadottir
ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (ナレーター)

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ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (1982-)
4.(08:18) ペトラのために（R. エイムズによる管弦楽編）
For Petra (arr. R. Ames for orchestra)

編曲 : ロバート・エイムズ – Robert Ames
ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団 – London Contemporary Orchestra
ロバート・エイムズ – Robert Ames (指揮)
録音: 25 June 2022, Abbey Road Studio 2, London, UK

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― – na Not Applicable
5.(00:15) ヒルドゥールの印象
Hildur’s Impressions

ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (ナレーター)

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ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (1982-)
TAR （R. エイムズによる室内アンサンブル編）
TAR (arr. R. Ames for chamber ensemble)

6.(05:45) I. Largo
7.(04:15) II. Allegro
8.(04:56) III. Moderato
total(14:56)

編曲 : ロバート・エイムズ – Robert Ames
ロンドン・コンテンポラリー管弦楽団のソリスト – London Contemporary Orchestra Soloist
録音: 21-22 August 2021, Vox Ton Studio, Berlin, Germany

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グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第5番嬰ハ短調（リハーサル）（抜粋）
Symphony No. 5 in C-Sharp Minor (rehearsals) (excerpts)

9.(03:19) I. Trauermarsch – II. Sturmisch bewegt, mit grosster Vehemenz
10.(04:24) IV. Adagietto
total(07:43)

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 – Dresden Philharmonic Orchestra
ケイト・ブランシェット – Cate Blanchett (指揮)
録音: 15 September 2021, Konzertsaal im Kulturpalast, Dresden, Germany

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― – na Not Applicable
11.(00:22) Introductory Words
ゾフィー・カウアー – Sophie Kauer (チェロ)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
ナタリー・マレイ・ビール – Natalie Murray Beale (指揮)
録音: 3 July 2022, Abbey Road Studio 1, London, UK

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
12.(01:32) チェロ協奏曲ホ短調 Op. 85
Cello Concerto in E Minor, Op. 85: IV. Allegro (first take) (excerpt)

ゾフィー・カウアー – Sophie Kauer (チェロ)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
ナタリー・マレイ・ビール – Natalie Murray Beale (指揮)
録音: 3 July 2022, Abbey Road Studio 1, London, UK

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― – na Not Applicable
13.(01:20) Control Room Talk

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
14.(12:09) チェロ協奏曲ホ短調 Op. 85
Cello Concerto in E Minor, Op. 85: IV. Allegro

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― – na Not Applicable
00:20拍手15.
Applause

聴衆 – audience
録音: 3 July 2022, Abbey Road Studio 1, London, UK

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
16.(03:45) チェロ協奏曲ホ短調 Op. 85
Cello Concerto in E Minor, Op. 85: I. Adagio – Moderato (excerpt)

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ジミー・ヴァン・ヒューゼン – Jimmy van Heusen (1913-1990)
02:42ヒアズ・ザット・レイニー・デイ（室内アンサンブル編）17.
Here’s That Rainy Day (arr. for chamber ensemble)

編曲 : 不詳 – Anonymous
アル・ケイ – Al Kay (トロンボーン)
ニュー・トロンボーン・コレクティヴ – New Trombone Collective, The
マルタイン・ソヒエル – Martijn Sohier (指揮)
録音: 10 July and 13 July 2022, Studio 3 at Muziekcentrum voor de Omroep, Hilversum, Netherlands

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ヒドゥル・グドナドッティル – Hildur Gudnadottir (1982-)
18.(01:28) TAR – レッスン（音楽：J.S. バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV 846-869 – 前奏曲第1番ハ長調 BWV 846」）
TAR: Lesson (music by J.S. Bach from The Well-Tempered Clavier, Book 1, BWV 846-869: Prelude No. 1 in C Major, BWV 846)

ケイト・ブランシェット – Cate Blanchett (ナレーター)
ケイト・ブランシェット – Cate Blanchett (ピアノ)
ゼスファン・スミス＝グナイスト – Zethphan Smith-Gneist (ナレーター)
録音: 25 October 2022, James-Simon-Galerie, Berlin, Germany

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― – na Not Applicable
19.(00:31) Lydia Tar Field Recording
Lydia Tar Field Recording

ケイト・ブランシェット – Cate Blanchett (ナレーター)

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エリサ・バルガス・フェルナンデス – Elisa Vargas Fernandez
20.(03:21) クラ・メンテ
Cura mente

作詞 : エリサ・バルガス・フェルナンデス – Elisa Vargas Fernandez
エリサ・バルガス・フェルナンデス – Elisa Vargas Fernandez (ヴォーカル)
録音: 26 May 2022, Sanken Nete, Ucayali River, Amazon Basin, Peru

TAR/ターオリジナル・サウンドトラック

9月1日に開催されたベネチア国際映画祭で初公開され、6分間のスタンディングオベーションを受けたトッド・フィールド監督作品『TAR/ター』。

5月12日の待望の日本公開に合わせ、映画の核となる音楽制作の過程を捉えたコンセプト・アルバムがドイツ・グラモフォンからリリース。

第95回アカデミー賞にて作品賞・監督賞・主演女優賞など6部門にノミネートされている映画『TAR/ター』は、映画監督トッド・フィールドが脚本・監督を務め、女優ケイト・ブランシェットが主演する、作曲家兼指揮者のリディア・ターのストーリーを描いています。

今作は、エルガーのチェロ協奏曲やマーラーの交響曲第5番からアイスランドの作曲家、ヒドゥル・グドナドッティルの新作まで、幅広いトラックリストを収録。

実際のレコーディング風景、リハーサルの様子、映画の登場人物が聴く音楽、そしてリディアが取り組んでいる音楽の完成版を組み合わせたもので、監督フィールドが言う、「クラシック音楽制作に関わる仕事の複雑さ」をリスナーに体験させることによって映画を補完するものになっています。