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オルソップ 名盤 マーラー交響曲第1番「巨人」

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こんにちは、
ともやんです。

昨日映画『TAR/ター』を観ました。確か5月12日に封切られ、近隣の映画館でも上映していたので、その内観に行こうと思っていたらなかなか時間が取れず、あと1週間で上映も終わるというので昨日近所の映画館でようやく観てきました。

主人公は、ベルリンの有名オーケストラで史上初の女性指揮者リディとなったリディア・ター。才能溢れた彼女の苦悩を描いたドラマ。

今日は、映画でもその名前が登場するマリン・オルソップのマーラーを聴いたので映画の感想と合わせてお届けします。

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映画TAR/ターを観て

まずなんの予習もなく行き、ターを取り巻く人間関係は理解できず、それがネックとなり、いまひとつ分からない映画でした。もしこれから観られる方は事前に公式サイトをチェックしておかれることをおすすめします。

https://gaga.ne.jp/TAR/about/

映画『TAR/ター』公式サイトからABOUT THE MOVIE

とは言ってもそれなりに150分という長い映画でしたが、心に迫ってくるものがありました。

まずターを演じたケイト・ブランシェット。

すでに2度アカデミー賞を受賞している名優ですが、この『TAR/ター』でも主演女優賞にノミネートされました。ベルサイユの薔薇のオスカルを連想させる颯爽とした雰囲気で登場。

しかしその後の不安や苦悩の中、次第に疲れが表情に出て来て、徐々に荒んでいくとところを見事に演じています。

しかもサスペンスとサイコ・スリラー的要素も絡めてちょっとどきどき感もありわからないなりに楽しみました。

一回観てもなかなか分からない部分も多いというか、説明的な部分も少ないこともあり、二度三度と観たい映画です。

ただ、一音楽ファンとしては、もっと演奏のシーンが欲しかったなとも感じました。

またラスト近くのステージ場面、それに続く部分、そしてラスト。これは観る人の想像力が試される部分かなと思います。つまり正解はなくて観る人それぞれ自分で考えるところかなと思いました。

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マリン・オルソップについて

映画の中でもその名前が登場するマリン・オルソップ。
1956年ニューヨーク生まれの指揮者で、女性指揮者としてはもっとも活躍し実績を残している一人だと思います。

またレナード・バーンスタインの指導と影響を受けている点でも、映画の主人公ターと通じるところがあります。

エール大学に学び、ジュリアード音楽院修士課程修了。
2007年にボルティモア交響楽団の音楽監督に就任(2015年まで任期延長)。
また、2002年から2008年まで首席指揮者を務めたボーンマス交響楽団では名誉指揮者を務めています。

2009年10月にリリースされた『バーンスタインのミサ曲』はグラミー賞にノミネートされて話題となりました。

以下、CDの紹介文から抜粋しました。

“オルソップの演奏には、弱々しい感情ではなく、突き進む強さがあります。これは女性指揮者だからこその強さかもしれません。第1楽章の悠然さ、第2楽章の決然とした響き、重々しい第3楽章、そしてはち切れんばかりのパワーを込めた終楽章。これは見事なマーラーです。”

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オルソップ 名盤 マーラー交響曲第1番

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
交響曲第1番 ニ長調 「巨人」
Symphony No. 1 in D Major, “Titan”

1.(16:21) I. Langsam, schleppend
2.(08:41) II. Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell
3.(11:10) III. Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen
4.(18:42) IV. Sturmisch bewegt
total(54:54)

ボルティモア交響楽団 – Baltimore Symphony Orchestra
マリン・オルソップ – Marin Alsop (指揮)
録音: 26-28 September 2008, Joseph Meyerhoff Symphony Hall, Baltimore, Maryland, USA

マーラー:交響曲第1番「巨人」(ボルティモア響/オルソップ)

数多くの指揮者、オーケストラがレパートリーとする、すっかりおなじみとなったこのマーラー(1860-1911)「第1番交響曲」。とはいえ、マーラー自身もこの作品にタイトルを付けてみたり、外してみたり、最初は5楽章形式であったり、また歌曲からの引用があったり。と様々な試みが施されており、一時期は誰もがみんな「巨人」というタイトルで呼んでいたものの、今では「それはやめよう」という流れになっている、マーラーらしい作品です。

もちろん演奏の解釈も時代によって刻々と変化しているのも間違いありません。オルソップの演奏には、弱々しい感情ではなく、突き進む強さがあります。これは女性指揮者だからこその強さかもしれません。第1楽章の悠然さ、第2楽章の決然とした響き、重々しい第3楽章、そしてはち切れんばかりのパワーを込めた終楽章。これは見事なマーラーです。



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