こんにちは、
ともやんです。
小澤征爾(1935-)。
齋藤秀雄、カラヤン、ミュンシュ、バーンスタインに師事。ブザンソン、カラヤン両コンクール第一位。
バーンスタインの推挙でニューヨーク・フィルの副指揮者に就任。
トロント響、サンフランシスコ響の音楽監督を歴任、1973年から2002年まで30年近くの長きに渡ってボストン響音楽監督を務める。
国内では、68年からに日フィルの首席指揮者、72年からは新日フィルの指揮者を歴任し、87年からはサイトウキネン管を率いて活躍しています。
少し古い資料からの情報ですが、団塊世代以上の人に取っては、小澤征爾は日本のホープだったと思います。
小澤征爾 初めてのコンサート体験
小澤征爾の実演には1回だけ接しています。
今から20年以上前、昭和女子大学の人見記念講堂で日本フィルを振って、ベートーヴェンの交響曲3番「英雄」を指揮したコンサートにでした。
その時の演奏で特に印象に残っているのが、オーケストラが小澤の指揮の表情通りに演奏しているということでしたね。
分かりにくいかもしれないけど、小澤さんがソリストとして楽器を演奏しているかのように小澤が、オーケストラをひとつの楽器として操っているという印象を強烈に感じたものだ。
他の指揮者で何度もコンサートに足を運んでいるけど、これほど指揮者が自分自身で楽器を操っているかのように感じたことはなかったですね。
演奏自体も楽器間のバランスもよく、中庸なテンポで流麗な音楽を聴かせてくれました。
また小澤征爾さんを間近に見たことがあります。
これも古い話で恐縮ですが、20年近く前地下鉄の丸の内線の中で拝見したことがある。
こんな大指揮者がどうして地下鉄に、と思いました。
お付き方と一緒でしたが、小柄でスレンダーな方でした。
今回は、小澤征爾の数多い録音から、僕が聴いて感銘を受けたCDをご案内します。
壮絶!ブラームス交響曲第1番 イン・ニューヨーク
CDでは、病気から回復してニューヨークでサイトウキネンを振ったブラームスの交響曲1番。
深い演奏でした。
曲目:ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾(指揮)
録音:2010年12月14日 ニューヨーク,カーネギー・ホール(ライヴ)
奇蹟のニューヨーク・ライヴ<通常盤> 小澤征爾 、 サイトウ・キネン・オーケストラ
「世界のオザワ」完全復活! 話題のNYライヴがSHM-CDで再登場!
2011年1月にリリースされ話題を集めた「世界のオザワ」完全復活の瞬間をとらえた感動と興奮のアルバムが、SHM-CD仕様で再登場! 小澤征爾が病気療養から本格復帰を果たしたニューヨーク・カーネギーホールでのライヴ初日、サイトウ・キネン・オーケストラとのブラームス:交響曲第1番を収録した貴重なアルバムです。最後の1音が終わると会場は、スタンディング・オベーションとブラボーの嵐。感動のライヴを高音質SHM-CDでご堪能ください。
マーラー交響曲第1番”巨人”ボストン響との溌溂として名演
個人的に好きなのは、ボストン響とのマーラーの交響曲1番「巨人」
若々しく溌剌とした演奏。
曲目:マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 《巨人》(〈花の章〉付き)
演奏:ボストン交響楽団 指者:小澤征爾
録音:1977年10月 ボストン
マーラー:交響曲第1番≪巨人≫(<花の章>付き) [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤> 小澤征爾 、 ボストン交響楽団
2010年からリリースしてきたSA-CD~SHM仕様シリーズ。これまで紙ジャケットでリリースしてきた約200タイトルの中から、オーディオ・ヴィジュアル評論家麻倉怜士氏が50タイトルを厳選。シングル・レイヤー、グリーン・レーベルというディスクの仕様はそのままに、通常ケース仕様に変更し、価格もお求め安くしました。この機会に「別次元の音」をぜひお試しください。
1977年録音の小澤征爾最初のマーラー交響曲第1番。この後小澤は、1987年に同じボストン交響楽団と、また、2008年にサイトウ・キネン・オーケストラ(こちらはライヴ録音)と再録音を行っていまが、当初第2楽章として構想されのちに削除された「花の章」は当盤のみに収録しています。
★DGのオリジナル・アナログ・マスターから独Emil Berliner Studiosにて2012年制作DSDマスターを使用。
ユニバーサル・ミュージック
マーラー交響曲第2番”復活” バーンスタインと両極の演奏
あともう1枚。マーラーの復活。アンチ小澤派もうならせた好演。
感情移入が強いバーンスタインと両極をなす演奏。
曲目:マーラー:交響曲第2番ハ短調《復活》
演奏:小澤征爾(指揮)、サイトウ・キネンO、晋友会CHO(関屋晋指揮)
菅英三子(ソプラノ)、ナタリー・シュトゥッツマン(アルト)
録音:2000年1月2-5 東京文化会館(ライヴ)
個人的には、この演奏が小澤征爾のものでは一番好きですね。
とても浄化された演奏だと思います。情念渦巻くバーンスタイン盤と両極の演奏です。
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