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クルト・ザンデルリンク マーラー 大地の歌

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こんにちは、
ともやんです。

最初にクルト・ザンデルリンクの名前を知ったのは、もう30年以上前のことだったと思う。
何かの音楽雑誌で、ザンデルリンクがフィルハーモニア管を振ったベートーヴェンの交響曲の録音をすすめていたのを読んでからだ。
早速、第3番「英雄」のレコードを買って聴いた。
端正な演奏だと思ったが、またレコードにも問題があったのか、大した感銘も受けず、それ以来聴かずじまいだった。

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クルト・ザンデルリンク ブラームスを聴いて

ところがその後聴いたシュターツカペレ・ドレスデンを振ったブラームスの交響曲全集を聴いて、この人は凄い人なんだと注目するようになった。

ザンデルリンクは、後にベルリン交響楽団とも交響曲全集を録音したが、僕はシュターツカペレ・ドレスデンとの方が好きだ。
理由は、アナログ録音の良さが出ていることと、なんと言ってザンデルリンクの指揮に生きの良さを感じるからだ。

ベルリン響との演奏は、よく言えば高みの境地に達した演奏とも言えるが、何かそれが老境というイメージも受けるのだ。もちろん悪くないが。

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クルト・ザンデルリンクのマーラー

僕が感銘を受けたザンデルリンクがシュターツカペレ・ドレスデンを振ったブラームス交響曲全集は、1971-72年の録音。ザンデルリンクが60歳前後の時の録音。
ベルリン響を振った録音は、約20年後の’90年のもの。

今回ご紹介するマーラーの「大地の歌」は’83年の録音。一緒に収録されている交響曲第9番と第10番は、共に’79年の録音。ザンデルリンクが70歳前後のものだ。

聴いた印象として、71年のブラームスに近く、演奏に勢いと覇気をがあるのだ。
ザンデルリンクは、90歳近くまで音楽活動を続けていたが、やはり老境の域に達したといえ、個人的には70年代から80年年代に掛けての録音に生命の躍動を感じるのです。
そういうことからこのマーラーの3曲はぜひ聴いてほしい名演です。
特に今回聴いた「大地の歌」は、聴く前をちょっと気が重かったのですが、二人のソリストと共に、非常に生命力に溢れ、聴き惚れてしまいました。

タワーレコード限定ということですが、今回キャンペーンでお得な値段になっているので、おすすめです。

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クルト・ザンデルリンク マーラー 大地の歌

グスタフ・マーラー – Gustav Mahler (1860-1911)
大地の歌
Das Lied von der Erde (Song of the Earth)

1.(08:16) I. Das Trinklied vom Jammer der Erde (The Drinking Song of Earth’s Misery)
2.(09:58) II. Der Einsame im Herbst (The Lonely One in Autumn)
3.(03:17) III. Von der Jugend (Of Youth)
4.(07:19) IV. Von der Schonheit (Of Beauty)
5.(04:32) V. Der Trunkene im Fruhling (The Drunkard in Spring)
6.(28:37) VI. Der Abschied (The Farewell)
total(61:59)

作詞 : ハンス・ベートゲ – Hans Bethge
ペーター・シュライアー – Peter Schreier (テノール)
ビルギット・フィニレ – Birgit Finnila (アルト)
ベルリン交響楽団 – Berlin Symphony Orchestra
クルト・ザンデルリンク – Kurt Sanderling (指揮)

クルト・ザンデルリンク マーラー: 交響曲第9番、第10番、大地の歌<タワーレコード限定>

ETERNAオリジナル・アナログテープからの新規SACD化企画始動!ザンデルリングがアナログ録音末期に残した名盤、マーラー3曲が究極の姿で蘇る!理想的なデジタル化&マスタリングで復刻。アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトDSD化!

アナログ録音末期、1979年と1983年に旧エテルナ・レーベルに録音したクルト・ザンデルリングのマーラー作品全3作を、独本国にあるオリジナルのアナログ・マスターテープから世界初SACD化として録音順に輸入盤の3枚組で2018年最新復刻。当時の旧東ドイツの威信をかけたマーラー演奏を、音質を新たにし、最善の形でリリースします。

ベルリン交響楽団の首席指揮者を退任した後に収録されたこれらの録音は周到な準備で進められたようで、当時としては演奏と共に録音に関しても完成度が高いアルバムでした。ザンデルリングはこの後、第9番はセッションで再録音も行いますが、他2曲は唯一の録音です。重厚長大のスタイルで貫かれたこれらの演奏は、発売当時より注目を集めました。特に、第10番のクック版第3稿の録音はまだ少なかったこともあり、このザンデルリング盤が一時期スタンダード盤として世界的に評価され、その後のブームの基盤となったことは記憶に新しいです。



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