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ショルティ ベートーヴェン ミサ・ソレムニスを聴いた

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こんにちは、
ともやんです。

ベートーヴェン大好きを自称する僕ですが、いまひとつ取っつきくいのが、声楽曲です。自分自身合唱団に所属していながら、声楽曲が苦手というのもおかしいですが、僕が合唱団に入ったきっかけを聴いて頂ければ、納得して頂けるかな?と思います。

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僕が合唱団に入っている理由

僕が合唱団に入った理由は、歌うの好きとか合唱に興味あるという訳ではありません。むしろ合唱そのものにはそれほど興味があるわけではなく、取り上げる作品をより深く知りたいというのが一番の理由です。

ベートーヴェンの第九、ミサ・ソレムニス、ヘンデルのメサイア、J.S.バッハのマタイ受難曲といった合唱を伴う大曲は、CDを聴いているだけでは分かりにくく、しかも通して聴くのも大変で眠くなってしまうのです。

しかし、自分が演奏に参加すれば否が応でも作品を憶え、そうなれば演奏を通して聴くこともできます。

だから30代の時に初めて第九を歌った時も、40代でメサイアを歌った時も、60代でマタイ受難曲を歌った時もまず取り上げる作品がありきで合唱に参加したのです。

そして今後、ミサ・ソレムニスに挑戦することにしたのです。

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ベートーヴェンのミサ・ソレムニス聴いはじめ

ベートーヴェンのミサ・ソレムニスは、傑作であることは分かっていますが、やはり難解な大曲ということで、敬遠していました。多分、CDでも通して聴いたことがないと思います。

僕の敬愛する音楽評論家の宇野功芳氏は『ベートーヴェン 不滅の音楽を聴く』(ブックマン社)のなかで次のように記しています。

“ぼくは宗教は嫌いだが、宗教音楽は大好きだ。モンテヴェルディの『聖母マリアの夕べの祈り』、バッハの『マタイ受難曲』、そしてベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』、ヴェルディの『レクイエム』、ブラームスの『ドイツ・レクイエム』、さらに若い頃、夢中になったフォーレの『レクイエム』等々。

中略

以上の6曲の中から2曲を選べといわれれば、問題なく『マタイ』と『ミサ・ソレムニス』だ。クラシック・ファンとして、この2曲のすばらしさに感動しないまま終わるなど、考えただけでももったいない。”

この文章に続いて、合唱団に入って歌うのが一番と記しながら、苦手な人も配慮して次のように続けています。

“『マタイ』もそうだが、最初から全曲に挑戦するのは危険だ。どれか1曲を選び、それを旋律が口をついて出るようになるまで何回も繰り返し聴くのがコツである。”

ということで、宇野氏の教えに従って、最初の練習が始まる11月7日まで、毎日聴き込んで行こうと考えています。

せっかくなので、いろんな演奏を聴いていきたいと思います。
まずは、ショルティ。
70年代にシカゴ響との名演もありますが、今回は94年のベルリン・フィルに客演したライブ録音を聴きました。

ショルティは、このような合唱を伴う大曲には、堅固な構成力で充実して演奏を展開しています。もちろんオケも合唱も素晴らしく、聴き込みたい名盤です。

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ショルティ&ベルリン・フィル ベートーヴェン ミサ・ソレムニス

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa Solemnis”

1.(09:12) Kyrie
2.(05:12) Gloria: Gloria in excelsis Deo
3.(05:56) Gloria: Qui tollis peccata mundi
4.(06:22) Gloria: Quoniam tu solus sanctus
5.(04:06) Credo: Credo in unum Deum
6.(05:30) Credo: Et incarnatus est
7.(09:31) Credo: Et resurrexit
8.(05:17) Sanctus: Sanctus Dominus Deus Sabaoth
9.(10:18) Sanctus: Benedictus
10.(06:35) Agnus Dei: Agnus Dei
11.(09:07) Agnus Dei: Dona nobis pacem
total(77:06)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ユリア・ヴァラディ – Julia Varady (ソプラノ)
イリス・フェルミリオン – Iris Vermillion (メゾ・ソプラノ)
ヴィンソン・コール – Vinson Cole (テノール)
ルネ・パーペ – Rene Pape (バス)
ベルリン放送合唱団 – Berlin Radio Chorus
コーリャ・ブラッハー – Kolja Blacher (ヴァイオリン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ゲオルク・ショルティ – Georg Solti (指揮)
録音: March 1994, Philharmonie, Berlin, Germany

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ゲオルグ・ショルティ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

典礼的な枠を超えた大規模な構成のなかに、ベートーヴェン晩年の内的な精神世界が表出された《ミサ・ソレムニス》。ミサ曲史上の最高傑作に数えられるこの曲を、ベルリン・フィルに客演した名匠ショルティは、引き締まった緊張感を保ちながら、作曲者が望む「内なる平和」を見事に表出した、入魂の演奏を繰り広げています。

ミサ・ソレムニス ゲオルグ・ショルティ&ベルリン・フィル
icon
HMV&BOOKSオンラインでも入手できます。

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(ポップ/ミントン/ウォーカー/ハウエル/シカゴ交響合唱団&交響楽団/ショルティ)

Amazon Musicでは、ストリーミング配信でお楽しみ頂けます。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲) ニ長調 Op. 123
Mass in D Major, Op. 123, “Missa Solemnis”
total(82:00)

作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ルチア・ポップ – Lucia Popp (ソプラノ)
イヴォンヌ・ミントン – Yvonne Minton (メゾ・ソプラノ)
マロリー・ウォーカー – Mallory Walker (テノール)
グウィン・ハウエル – Gwynne Howell (バス)
シカゴ交響合唱団 – Chicago Symphony Chorus
シカゴ交響楽団 – Chicago Symphony Orchestra
ゲオルク・ショルティ – Georg Solti (指揮)

ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス(ポップ/ミントン/ウォーカー/ハウエル/シカゴ交響合唱団&交響楽団/ショルティ)

シカゴ響との名演は、残念ながら現在廃盤のようです。ナクソス・ミュージック・ライブラリーで聴けるのが嬉しいですね。但し、もちろん有料ですのでご注意を^^



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