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コリン・デイヴィス モーツアルト 交響曲選集

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こんにちは、
ともやんです。

コリン・デイヴィスが80年代にシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して収録したモーツアルトの交響曲集がいいです。

CD4枚組で、1枚目を聴きました。
収録曲は、第28番、33番、34番、そして35番「ハフナー」です。

どれも格調が高く、落ち着いた大人の音楽を聴くことが出来ます。

80年だというと既に古楽器演奏が台頭してきている頃だと思います。

そしてその波動は、ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンへの波及していきました。

デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデンの演奏は、まるでそれと逆行するような、いや逆行ではなく、袂を分かつと言ったほうがいいかな、それまでの伝統を守り切ろうという意志に支えられた演奏だと感じます。

僕は、むしろその頑固さに愛おしさを感じます。

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モーツァルト交響曲第28番・33番・34番・35番について

第28番は、1774年11月17日もしくは12日に完成した交響曲と思われます。

つまりモーツァルト18歳の時の作品。
ただ、その後約3年半に渡って、交響曲は書いていないので、10代最後の、そしてマンハイム・パリ旅行以前に書かれた最後の交響曲ということになります。

4楽章形式で、楽器編成は、弦楽4部(ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ)にオーボエ2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ。

第33番は、1779年7月9日にザルツブルクで完成。
フルート、トランペット、ティンパニを省いた小編成と伸びやかで穏やかな曲想をもつ作品。

第34番は、1780年8月29日、ザルツブルクで完成。
前作の第33番が、室内楽風な趣がありましたが、こちらは、弦のトレモロが生み出すクレッシェンド、急激な強弱の対照、ユニゾンの力強い分散和音など、オーケストラの持つダイナミズムを存分に発揮し、同じハ長調の後年の”ジュピター”をも想起させます。
ケンペなど、特にモーツァルト指揮者でない音楽家も特別な思いを持つ曲です。

第35番「ハフナー」は、元のセレナーデは、1782年7月ウィーンで作曲。その後、フルートとクラリネットを加えた交響曲の形では、1783年3月に完成しています。

もともと。ザルツブルク市長の息子ジークムント・ハフナーが貴族に叙せられたことのお祝いのための音楽を父レオポルドから依頼されたことで作曲したことからこの名称が付けられています。

初演は、1783年3月23日で、ウィーンのブルク劇場で行われ、時の皇帝も臨席しました。

元々、祝典向きに作曲されただけに冒頭から、大きな飛躍と鋭い付点、緊張が漲る一瞬の休止、強弱の極端な対照を特徴とした華やかな作品です。

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コリン・デイヴィス モーツァルト 交響曲選集

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第28番 ハ長調 K. 200
Symphony No. 28 in C Major, K. 200

1.(05:29) I. Allegro spirituoso
2.(05:49) II. Andante
3.(04:10) III. Minuetto: Allegro
4.(04:01) IV. Presto
total(19:29)

コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
録音: November 1981, Lukaskirche, Dresden, Germany

—————————–

交響曲第33番 変ロ長調 K. 319
Symphony No. 33 in B-Flat Major, K. 319

5.(07:30) I. Allegro assai
6.(05:06) II. Andante moderato
7.(02:59) III. Menuetto
8.(06:29) IV. Finale
total(22:04)

シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
録音: February 1991, Lukaskirche, Dresden, Germany

—————————–

21:25交響曲第34番 ハ長調 K. 338
Symphony No. 34 in C Major, K. 338

9.(07:49) I. Allegro vivace
10.(07:23) II. Andante di molto
11.(06:13) III. Allegro molto
total(21:25)

コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
録音: September 1988

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第35番 ニ長調 「ハフナー」 K. 385
Symphony No. 35 in D Major, K. 385, “Haffner”

12.(05:36) I. Allegro con spirito
13.(06:39) II. Andante
14.(03:24) III. Menuetto
15.(04:06) IV. Presto
total(19:45)

シュターツカペレ・ドレスデン – Dresden Staatskapelle
コリン・デイヴィス – Colin Davis (指揮)
録音: September 1988, Dresden, Germany

モーツァルト: 交響曲集(第28-36番、第38-41番)<タワーレコード限定> コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン

早くからモーツァルト録音にも取り組んでいたディヴィスによる作品像は、エキスパートと言われるベルリオーズやストラヴィンスキーと同様に、楽譜に忠実かつ真摯な取り組みを基本に、明快な表現と生来の特筆である品位の高さを感じさせる素晴らしいものに仕上がっています。
また、聴き込んでいくほどに味わい深く感じる音楽性の高さが顕著に感じられる点は非常に好感が持てます。
加えて、’80年代までのシュターツカペレ・ドレスデンには特に弦楽器に特有の音色が残っており、デイヴィスの指揮のもと、このモーツァルトではとりわけ美しく再現されているのも特徴でしょう。’80年代以降にモダン楽器で演奏されたモーツァルト演奏としては第一級のアルバムであり、この盤を定盤として永く聴いているリスナーも多いと思われます。
タワーレコード解説より



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