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モーツァルトの交響曲全集の今と昔 ベームからホグウッド

こんにちは、
ともやんです。

ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)は、日本でももっとも人気の高いクラシック音楽の作曲家ですね。

特にクラシック音楽ファンでもなくてもそのメロディーは、様々なメディアで使われ、まったく聴いたことがないという人はいないと思います。

まあ、みんなモーツァルトが好きなんですね。

以前、モーツァルトの愛好会が、メディアで取り上げられていて、そこの会員の皆さんは、特にクラシック音楽ファンではなく、中には、モーツァルトしか聴かないという人も何人にいて驚いたことがあります。

つまりモーツァルトファン=クラシック音楽ファンではないということですかね。

さて、僕のように70年代からモーツァルトを聴いてきた人間には、モーツァルトの交響曲数は、41曲!とすぐ出てきます。

だって、僕が高校生だった70年中盤、当時は、モーツァルトの交響曲全集というとカール・ベーム指揮ベルリンフィルのものが唯一だったと思います。

しかも30センチLPの時代ですから、しかも15枚組(多分)である。

しかもどこのレコードショップにも置いてある代物ではなかった。

当時住んでいて北陸の県庁所在地の繁華街にある、大手レコードショップに並ぶその姿は、神々しいものでした。

値段もいくらだったんだろう?

当時はLP2,500円もした時代で、レコードは、物価に比べ、相対的に高価な代物でした。

最初から自分の購入するものではないという諦めといつかは手に入れたいとその全集の大きな箱を見るたびに思ったものです。

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カール・ベームのモーツァルトの交響曲全集

僕が、始めたモーツァルトのLPを購入したのが、カール・ベーム指揮ベルリンフィルハーモニーで、

第40番ト短調と第41番“ジュピター”がカップリングされているものでした。

40年以上たった、いまでも大切にして所有しています。

そして、次に買ったのが、ワルター指揮コロンビア響の第39番と第40番のカップリングでした。

聴き比べて、その響きというか表現の違いに驚きましたね。

70年代は、モーツァルトのLPを選ぶとなると選択肢は少なく、ワルターかベームという感じで、あまり選べなかったものです。

例えば、1967年に初版が出て、その後74年、76年と改訂された名著、志鳥栄八郎著「世界の名曲とレコード」では、

第40番もジュピターも共に推薦盤は、ワルター&コロンビア響とベーム&ベルリンフィルなのです。

しかも40番などは、対抗盤にフルトヴェングラー指揮ウィーンフィルを挙げているくらいですから、

それほど出回っているLPは少なかったのでしょう。

今思えば、カラヤン、セル、クレンペラーあたりも出ていたと思うのですが。。。

さて、話は、カール・ベーム指揮ベルリンフィルの全集に移します。

雪深い北陸の県庁所在地の一番大きなレコードショップで神々しい姿に見とれていた中学生は、その40数年後、大都会新宿の大手中古CDショップで、数千円で手に入れたのでした。

The Symphonies – Beethoven, Brahms, Mozart, Schubert カール・ベーム 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

LP15枚組の巨大な箱は、僅か13cm×13㎝×6cmの箱に収まってしかもCD22枚セットで一緒にベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの交響曲全集も収録されているお得なセットで、なんかあっけない気持ちがしないでもありませんでした。

いくら見掛けのありがたみが薄れたとしても、演奏が変わるわけではありません。

さすがにベームとベルリンフィル。
重厚で壮麗な響きは、古楽器演奏を聴きなじんできた耳には、逆に新鮮に感じられます。

ベームにもベルリンフィルにも関係ないのに、

「おお、昭和の響きじゃないか!」

と感激しました。

世の中が、コンパクトにスピーディーに変化して、モーツァルトの演奏もモダン楽器大編成のものから、古楽器の小編成になり、世の中の変化を共に変遷してきた時代を感じるものです。

かといって、ベームの録音が、古臭いものではなく、情緒的なものを排し、堅固な構造で表現しているので、普遍的であり、先に書いたように逆に新鮮さがあります。

聴きながら、70年代の青春の思い出に浸ってみたくなりますね。

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ハンス・グラーフ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の全集

ハンス・グラーフ指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管の交響曲全集は、全53曲を収録していて安心して聴くことができる全集です。

ハンス・グラーフは、1949年オーストリア生まれの名指揮者で、71年からグラーツ音楽高等学校に学び、79年にザルツブルクで行われたカール・ベーム指揮者コンクールで首位を獲得するなど、ベームと少なからぬ関係があります。

たぶん、ベームとグラーフは面識くらいあったのではないでしょうか。

ハンス・グラーフは、1984年~94年まで、ザルツブルク・モーツァルテウム管の音楽監督をしていて、この全集は音楽監督時代の88年から90年に掛けての録音です。

古楽器スタイルではありませんが、清澄感溢れる、優しい演奏で、一日中部屋で聞いていても飽きません。

ずっと浸っていたという演奏です。

この全集のブックレットには、CD13枚順に曲のタイトルと紹介されていますが、最初驚いたのは、交響曲の42番以降も番号が表示されていることです。

学術的なことはわかりませんが、後年発見されたものだと思います。

でも、このCDを聴いているとモーツァルトって本当にいいなぁ、としみじみと思いますね。

最後にザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団についての情報を掲示しておきます。歴史あるオーケストラなんですね。

ちなみにコンスタンツェ・モーツァルトは、1842年に80歳で亡くなっています。
モーツァルトの死後50年以上の存命だったんですね。

 

ただ、このCDは、現在入手困難なようで、僅かに楽天やAmazonで一部の曲だけ中古での扱いがあるようです。
ぜひ、中古店でもチェックしてみてください。

1841年モーツァルトの寡婦コンスタンツェの援助のもと、ザルツブルクの地元住民によって “ザルツブルク大聖堂音楽協会及びモーツァルト音楽院(モーツァルテウム)として創設される。

その後1908年、楽団名は現在の名称である“モーツァルテウム管弦楽団”と改名され、1958年以降はザルツブルク市より経済援助を受け活動を行っている。

歴代指揮者にはパウムガルトナー(在1917~38年)をはじめ、メルツェンドルファー、ハーガー、グラーフらの名匠が名を連ね、ザルツブルク市出身のカラヤンとも密接な関係にあった。

現在の首席指揮者は、アイヴォー・ボルトン(2004年就任)。

モーツァルテウム管は、ザルツブルク音楽祭祝祭大劇場とモーツァルテウム音楽院の大ホールで定期公演を行っているほか、海外公演、著名な国際音楽祭への出演、CD録音を精力的に行っている。

また、毎年行われるザルツブルク音楽祭のレギュラー・メンバーとしてモーツァルト・マチネーを行い、1月のモーツァルト週間にも出演している。さらにオペラ、オペレッタ、ミュージカル、バレエ公演もこなし、国際モーツァルト財団主催のコンサートでは現代作品の演奏を行っている。
~カメラータ東京のHPより~

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モーツァルトの交響曲全集 一番聴きたいのは

僕がいま一番手に入れて聴きたいと思っているのが、ホグウッドの全集です。

Mozart : The Symphonies

モーツァルト:交響曲全集(19CD)
ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団

オリジナル楽器による初のモーツァルト交響曲全集として話題になった有名な録音。
偽作も含め、全71曲収録という壮大な規模に加え、楽譜の情報はことごとく活かそうというホグウッドの
誠実な姿勢により、モーツァルトの交響曲全集の原器のような存在として広く知られています。

このブログ記事を書いていたら、思い立ったが、吉日とばかり、ネットで検索しました。

ホグウッドの全集も廃盤になっていますね。Amazonでは入手できるようです。

あと、都内の人はディスクユニオンなどで根気よく探すのも手ですね。

僕は、何度かディスクユニオンで見かけたけど、意外と高かったので、手が出なかったと思います。

まめにチェックすると良いと思います。

まとめ

40数年前の雪が降る北陸富山市の大型レコードショップ。

大型と言ってもそこは地方都市、いまから思うとこじんまりしていたと思います。

でも、カール・ベーム指揮ベルリンフィルのモーツァルト交響曲全集は、LP15枚セットが豪華な箱に入って、ショップの奥に飾られていました。

いくらくらいだったんだろう。

3万円くらいしたのだろうか???

豪華箱の表紙は、モーツァルトの義兄ヨゼーフ・ランゲの未完の肖像画、ピアノ向かうモーツァルトだったと思います。

それから50年近く経った現在、僕はカール・ベームとベルリンフィルの全集を手に入れることが出来ました。
でも、なにか大切なものを失ってしまったようにも思います。



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