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シュトラウス コンダクツ シュトラウス Strauss Conducts Strauss

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こんにちは、
ともやんです。

20世紀を代表する作曲家の一人であるリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)。
作曲家としてはあまりにも有名で、交響詩という分野を確立し、多くの傑作を遺した人です。

しかし、キャリアの初期では、むしろ指揮者として頭角を表した人でもあります。
同様に作曲家であり指揮者としても活躍したグスタフ・マーラー(1860-1911)と同世代ですが、R.シュトラウスは、長生きしたこともあり、幸いにも1920年以降の録音が残されています。

今日は、その中からモーツァルトの演奏を聴きました。

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R.シュトラウス モーツァルトの交響曲を振る

R.シュトラウスは、ハンス・フォン・ビューローに音楽家として素質を見い出され、マイニンゲン、ミュンヘン、ヴァイマールの歌劇場で経験を積み、ドレスデン、ベルリン、ウィーン宮廷(国立)歌劇場の音楽監督として、自作を含めて多くの作品を指揮し続けました。

現在残されている録音は、当然録音技術が出てきた1920年以降のものですが、最後の録音が1947年ロンドンのロイヤル。アルバートホールでのもののようです。当時R.シュトラウスは83歳。亡くなる2年前で、交響詩ドン・ファンなど自作を指揮しました。

今回僕が聴いたのは、1926年、27年に録音されたモーツァルトの最後の3つの交響曲と歌劇「魔笛」序曲。

僕自身もR.シュトラウスは指揮者として活躍した人とは知っていたが、まだ乏しい録音技術しかない時代の人で、あまり指揮者として目を向けることはありませんでした。

ところが、宇野功芳氏の著書「モーツァルトとブルックナー」を読んで、刮目させられたのです。

宇野氏の著書には、次のように書かれていました。

『ぼくが”指揮者としてR.シュトラウス”に豁然(かつぜん)として眼をひらかせられたのは、戦前のSPでモーツァルトの《魔笛》序曲を聴いたとき以来である。その情熱的な迫力に息をのむばかりにおどろいたのを、いまだに忘れることが出来ない。』

と記していて、次のように続けています。

『それにしても、この演奏は彼の極めて少ないレコードの中にあって、最も輝かしい成果を見せた逸品であろう。これ以上速いテンポはとれないと思われるほどの急速調をもとに、すさまじい覇気が全篇を貫き、ことに凝縮され切ったダイナミズムとたたみかけるようなリズムは生気躍動のかぎりを尽くし、以下略』

これを読めば聴かずに死ねないですね。
早速、CDやサブスクなどあたったのですが、幸いにもAmazon Music Unlimitedとナクソス・ミュージック・ライブラリーで聴くことが出来ました。

ただCDは現在廃盤中でAmazonでも入手が出来ないようですが、幸いにもHMVで入手出来るようです。

ぜひ聴いてみてください。交響曲もスピード感のある颯爽としてものです。

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R.シュトラウス コンダクツ モーツァルト

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543

1.(07:48) I. Adagio – Allegro
2.(07:42) II. Andante con moto
3.(02:53) III. Menuetto: Allegretto
4.(03:37) IV. Finale: Allegro
total(22:00)
録音: November 1926, Berlin, Germany

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交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

5.(05:30) I. Molto allegro
6.(07:21) II. Andante
7.(03:44) III. Menuetto: Allegretto
8.(04:50) IV. Allegro assai
total(21:25)
録音: 1927, Berlin, Germany

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交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

9.(07:02) I. Allegro vivace
10.(07:36) II. Andante cantabile
11.(03:51) III. Menuetto: Allegretto
12.(05:32) IV. Molto Allegro
total(24:01)
録音: November 1926, Berlin, Germany

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歌劇「魔笛」 K. 620 – 序曲
13.(05:53) Die Zauberflote (The Magic Flute), K. 620: Overture

シュターツカペレ・ベルリン – Berlin Staatskapelle
リヒャルト・シュトラウス – Richard Strauss (指揮)

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管弦楽作品集(シュトラウス・コンダクツ・シュトラウス)

Strauss Conducts Strauss VARIOUS ARTISTS 79曲 7時間11分 JAN 01 2014

僕の調べたところでは、CDではHMVのオンラインで購入可能のようです。
また、Amazon Music Unlimited、ナクソス・ミュージック・ライブラリーなどのサブスクでも聴くことが出来ます。

リヒャルト・シュトラウスは指揮者としても名を成しており、自作の指揮ばかりでなく、モーツァルトの大家としても知られ、黎明期ザルツブルク音楽祭を支える存在であったほか、ベートーヴェンやワーグナーの作品でも高い評価を受けていました。
生誕150年を記念するこのセットでは、そうしたシュトラウスの指揮者としての録音を集めており、規範ともなる自作での解釈のほか、モーツァルトやベートーヴェンの演奏を聴くことができます。余白にはシュトラウスが自作歌曲の伴奏をピアノでおこなっているものも収録。(HMV)



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