こんばんは、
ともやんです。
推し活という言葉があります。
推し活とは、アイドルやキャラクターなどの「推し」、いわゆるご贔屓を愛でたり応援したりする「推しを様々な形で応援する活動」のこと。
なんか収入のほとんどをアイドルグッズの購入やライブにつぎ込むような印象がありますが、ベースはファンとしてその人の活動を応援したいということだと思います。
推し活したい人って誰
僕はそれなりにLPやCDのコレクションを持っていますが、村上春樹さんの5万枚、百田尚樹さんの2万枚というレベルにはほど遠い数百枚程度です。過去に1,000枚程度持っていた頃がありますが、その時が最大でした。だからコレクターと呼ぶにはおこがましい限りです。
また一番持っているのが、フルトヴェングラーやクレンペラーと言った往年の巨匠たちの古い録音で、これも100枚前後ずつで多いと言えば多し、大したことないと言えばそれまでです。
またコンサートやリサイタルのライブに一番行っている人は、コバケンこと指揮者の小林研一郎氏です。それでも10数回でしょうか。
現役で興味あるのはヴァイオリン奏者の諏訪内晶子さん、庄司紗矢香さんです。でも共にライブに1回しか行っていませんし、すでにお二人共国際的評価の高い人などで推し活対象ではないかなと思います。
だからあえて推し活したい人っていないなぁと思っていたら、ここに一人の若いピアニストが現れました。
守重結加 推し活したい人
僕が今推し活したい人は、ピアニストの守重結加さんです。
桐朋音楽大学の出身で現在30代前半。この年齢なら既に国際的に著名な人もいますが、守重さんは、昨年やっとソロアルバムを出しました。その前は2020年にクラリネット奏者の東紗衣さんとのディオのCDを出している程度。
ところがこの初のソロアルバムが凄いのです。
4つの即興曲の最初のバーンという出だしから、おっ!と惹き込まれます。
そしてなんと言ってもピアノソナタの第21番。
この作品は、演奏時間が45分前後も要する大曲。
僕は、これまで何度か全曲を通して聴こうとしたのですが、ちゃんと聴けたためしがありません。僕にとっては全曲を通して聴くのがとても難しい曲ででした。
しかし、守重さんの演奏は、最初から最後まで、すぅーと耳に入り込んできて、楽しく感銘深く聴くことができました。しかも終わったらまた聴きたくなるほどでした。
ということで、僕は今後守重さんを応援して行くことに決めたのです。
2月10日と3月12日にリサイタルがありますが、2月10日は都合が付かないので3月12日に聴きに行ってきます。
いまから守重さんの実演が聴けることにわくわくしています。
守重結加 シューベルト 4つの即興曲 ピアノソナタ第21番
フランツ・シューベルト – Franz Schubert (1797-1828)
4つの即興曲 Op. 90, D. 899
4 Impromptus, Op. 90, D. 899
1.(08:42) No. 1 in C Minor
2.(04:25) No. 2 in E-Flat Major
3.(05:01) No. 3 in G-Flat Major
4.(07:14) No. 4 in A-Flat Major
total(25:22)
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ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D. 960
Piano Sonata No. 21 in B-Flat Major, D. 960
5.(22:43) I. Molto moderato
6.(10:19) II. Andante sostenuto
7.(04:24) III. Scherzo: Allegro vivace con delicatezza
8.(09:29) IV. Allegro ma non troppo
total(46:55)
守重結加 – Yuka Morishige (ピアノ)
録音: 17-18 Novembar. 2021, Inagi Municipal i Plaza, Tokyo. Japan
シューベルト:即興曲集 D899、ピアノ・ソナタ 第21番 D960 守重結加
守重結加は、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、ベルリン芸術大学修士課程ソリスト科および室内楽科を修了、現在は日本を拠点とし国内外のアーティストから厚い信頼を得ている注目の若手ピアニスト。
守重にとって初となるソロ・アルバムでは、「心の支えであり、困難を共に乗り越えてきた大切な存在」と語るシューベルトの音楽を心向くままに紡いでいます。
名曲として知られる即興曲集D899に加え、彼の創作の頂点を示す傑作ピアノ・ソナタ第21番。
どこまでも温かく、優しく、そっと寄り添い奏でたシューベルト。守重結加の音楽を心ゆくまでお楽しみください。
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