メルマガ登録

ケーゲル カルミナ・ブラーナ 1960 ステレオ録音

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

11月20日は、東ドイツの名指揮者だったヘルベルト・ケーゲルの命日です。
1920年ドレスデン生まれ。

ピアニストを目指しますが第二次世界大戦で負傷し、指揮者を目指すようになりました。1949年よりライプツィヒ放送交響楽団の指揮者となり、58年から77年まで同楽団の音楽監督を務めました。

78年から86年はドレスデン・フィルの音楽監督を務めました。
しかし、89年10月にベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一されることになると、31年前の今日、自ら命を絶ったのです。

ケーゲルは社会主義を信奉していて自らの拠り所を失ったことと実際に仕事の場が失われることへの不安が背景になったと言われています。
あくまで憶測で、本当に理由は本人しかわからないのかもしれません。

東ドイツの作曲家の作品を積極的に取り上げたり、東ドイツにストラヴィンスキーやシェーンベルク、ノーノ、ペンデレツキを紹介するなど幅広い活動を行っており、録音も多くの残されています。

スポンサーリンク

ケーゲル カルミナ・ブラーナ 1960 ステレオ録音

カール・オルフ – Carl Orff (1895-1982)
カルミナ・ブラーナ
Carmina Burana

作詞 : 不詳 – Anonymous
ユッダ・ヴルピウス – Jutta Vulpius (ソプラノ)
ハンス=ヨアヒム・ロッチュ – Hans-Joachim Rotzsch (テノール)
カート・レーム – Kurt Rehm (バリトン)
クルト・ブーベンタール – Kurt Hubenthal (バス)
ライプツィヒ放送合唱団 – Leipzig Radio Chorus
ライプツィヒ放送児童合唱団 – Leipzig Radio Children’s Choir
ライプツィヒ放送交響楽団 – Leipzig Radio Symphony Orchestra
ヘルベルト・ケーゲル – Herbert Kegel (指揮)
演奏時間(58:29)

オルフ: カルミナ・ブラーナ(1960年ステレオ録音)<タワーレコード限定> ヘルベルト・ケーゲル ライプツィヒ放送交響楽団

後の1970年代半ば収録した「トリオンフィ三部作」より以前の、ステレオ初期である1960年に録音されたケーゲル1回目の壮絶な「カルミナ・ブラーナ」がSACDで蘇りました。

ケーゲル再評価のきっかけのひとつともなった超絶的なこの演奏のインパクトは絶大で、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからの新規制作により、一段と凄みが増しました。

特にこの演奏の根本を成す熱気と、ソリスト、合唱陣の発音、そしてケーゲルの壮絶極まる指揮とオケの反応は必聴です。

後年の1974/75年再録盤より評価の高いこの名盤が、よりダイナミックに再現されます。後の再録番と同様、この演奏は合唱が特に素晴らしく、当時の東ドイツの高い水準を物語っていますが、録音においても第一人者であるエンジニアのクラウス・シュトリューベンの収録である、ということも重要な意味を持ちます。

この録音は旧東独のステレオ初期録音のため現代の物理的な水準にまで到達していないとは言えますが、楽器や声の質感とそのバランス感覚、熱気は他の追随を許しません。演奏と並び、このかつてないほどの熱演を現代にまで正確に伝える当時のエンジニアの仕事も、歴史的な遺産です。尚、今回の録音日のデータは、本国のアナログ・マスターテープの外箱に記入されていた日付を参照しています。
タワーレコード・オンラインショップより



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました