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ヴァント 名盤 カルミナ・ブラーナ 発音を聴く

オルフ
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こんにちは、
ともやんです。

カルミナ・ブラーナの練習をしていて難しいのは言葉の発音。
ラテン語ということですが、現行の言葉ではないのとドイツ語、ロシア語らしきものも登場します。
ということで、今日はCDでいろいろな演奏を聴いていて、歌詞が聞き取りやすいものとそうでないものがあるが、なぜか?ということを考えたいと思います。

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日本人に発音しやすい聞き取りやすい言語

僕は言語学に詳しいわけでもなく、特定の言語に対して特に堪能ではありません。

強いてあげれば富山弁のネイティブなので、昭和30年代に使われていた富山弁はある程度わかると思います。
結婚する時、妻を富山の実家に連れて行った時、母が話しに妻がぼぉーと聴いているので、これはわからないんだなと思い、通訳したものです。

またサラリーマン時代には仕事でいくつかの国に行って、挨拶程度は憶えるようにしていた関係で、日本人の僕の取って、発音しやすい、聞き取りやすい、またはその逆の言語があることもわかりました。

そんな僕の適当な経験から、日本人として発音しやすい、聞き取りやすい言語というのはを記します。

発音しやすい聞き取りやすいのは、1にロシア語、2にドイツ語。

そして一番難しく感じたのが意外やアメリカの英語、つまり米語っていわれるやつです。
仕事では英語なので、当然やりとりは英語です。でもロシア人やベルギー人、ドイツ人の発する英語は聞き取りやすいです。

インド人や香港人の英語は、くせがありますが、慣れれば聞き取ることができます。
そう言えば、TOEIC800以上の女性社員が、インド人の英語が聴き取れないと泣いていた記憶があります。

そして一番わからなかったのがニューヨーク。
もちろん英語ですから、話せばわかるじゃないですが、ただやり取りには苦労しました。

ロシア語は英語に比べ馴染みは少ないですが、日本語と同じく母音が5つということで発音しやすいのだと思います。そう言えば、相手のロシア人は、日本人のロシア語の発音は、欧米人に比べ良いと言っていました。

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ヴァント ドイツ語発音のカルミナ・ブラーナ

ヴァントの演奏録音でカルミナ・ブラーナを聴くと歌詞が明瞭に聴き取れます。
これは2つの理由が考えられます。

まずひとつ目は、録音が良い。つまり独唱陣、合唱団の演奏を明瞭に録っている。
二つ目は、多分こちらの方が本命と思いますが、声楽陣の発音を念入りにトレーニングしている。

つまりいくら録音機器、スタッフが優秀でも、元がダメならそれ以上良いものは録れないということだから。

やはりそれが図星で、解説によるとヴァントは歌手陣に対しても「楽器」を自由自在に操るが如く音程も音量も細やかなコントロールを効かせているそうで、発音に関しても独唱も合唱も徹底したドイツ式ラテン語発音で揃えているそうです。

なお、解説の指揮者坂入氏によるとここまで発音を徹底している録音は、他にはケーゲル指揮/ライプツィヒ放送響しか存在しないだろうと記しています。

ぜひ、ヴァントの名演を声楽陣の発音も含めて堪能してほしいと思います。

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ヴァント 名盤 オルフ カルミナ・ブラーナ

カール・オルフ – Carl Orff (1895-1982)
カルミナ・ブラーナ
Carmina Burana
作詞 : 不詳 – Anonymous

マリア・ヴェヌティ – Maria Venuti (ソプラノ)
Ulf Kenklies (テノール)
ピーター・バインダー – Peter Binder (バリトン)
Hamburg Boys Choir
北ドイツ放送合唱団 – North German Radio Chorus
ハノーヴァー・ニーダーザクセン州立歌劇場管弦楽団 – Hannover Niedersachs State Opera Orchestra
北ドイツ放送交響楽団 – North German Radio Symphony Orchestra
ギュンター・ヴァント – Gunter Wand (指揮)
total(61:40)
録音:1984年5月14日 ハンブルク、ムジークハレ

ギュンター・ヴァント不滅の名盤[11]北ドイツ放送交響楽団編 《展覧会の絵》、カルミナ・ブラーナ、他

晩年に、屈指のブルックナー指揮者として熱狂的な人気を集めたギュンター・ヴァントは、いっぽうで、1912年生まれの巨匠にとっては同時代のドイツの作曲家フォルトナー[1907-1987]やブラウンフェルス[1882-1954]に着目して実演で頻繁に取り上げて、モダニストとしての一面をみせてもいました。
オルフ[1895-1982]もまた、こうした流れでヴァントが好んで指揮した作曲家であり、この「カルミナ・ブラーナ」は燃えさかる白熱ぶりがファンのあいだでは有名で、音質優秀な正規盤リリースということで初出時に話題になったものです。

カルミナ・ブラーナ ラインナップ
カルミナ・ブラーナ ラインナップ



こちらには、カルミナ・ブラーナの現行盤をアップしています。チェックしてみてください。



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