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クレンペラー 名盤 リヒャルト・シュトラウス 90年前の名演より

クレンペラー
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こんにちは、

ともやんです。

 

クレンペラーを特に愛するリスナーです。
クレンペラーの全名演名盤のレビューを続けた行く予定です。

 

僕の敬愛する音楽評論家に宇野功芳さんがいます。

中学生時代から宇野さんの評論に接し、レコードを買うときは、宇野さんの評論を参考にしてよく購入したものです。

 

なんと言っても当時、中学生、高校生の僕にとっては、LP2000円から2500円は非常に高価なものでした。

だから選びに選んで、何とも悩んで購入したものです。

 

そして、僕はいつか宇野さんのようなクラシック音楽の評論家になれたらいいなぁ、と漠然に思っていました。

 

時は流れ、あれから50年近く経ちました。

 

宇野さんは、2016年に他界され、でも僕のあの頃の漠然として夢は、ささやかながらインターネットの普及で、ブログという発信手段が出来、これで勝手に自分の意見を発信できる場が出来て、こんなブログを続けています。

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クレンペラー 名盤 20年代から30年代

 

リヒャルト・シュトラウス – Richard Strauss (1864-1949)

 

1.(08:34) 楽劇「サロメ」 Op. 54, TrV 215 – 7つのヴェールの踊り 3.
Salome, Op. 54, TrV 215: Dance of the Seven Veils

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音: 1928, Berlin, Germany

 

2.(13:33)交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」 Op. 28, TrV 171 4.
Till Eulenspiegels lustige Streiche (Till Eulenspiegel’s Merry Pranks), Op. 28, TrV 171

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音: 1929, Berlin, Germany

 

3.(14:47)交響詩「ドン・ファン」 Op. 20, TrV 156 5.
Don Juan, Op. 20, TrV 156

ベルリン国立歌劇場管弦楽団 – Berlin State Opera Orchestra
オットー・クレンペラー – Otto Klemperer (指揮)
録音: 1929, Berlin, Germany

 

Otto Klemperer: The Complete 78 Recordings Berlin 1924-1932

 

90年前の録音ながら非常に聴きやすい復刻となっています。

 

当時のSP録音の技術の高さを知る思いです。

 

演奏は、クリアにして、明快なもので、特にティル・オイゲンシュピーゲルは、非常に名演です。

 

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クレンペラーの名盤 1928年の記録

 

1928年
1月、『ドン・ジョヴァンニ』上演。

 

クロル歌劇場の属する組織はウンター・デン・リンデン歌劇場との二重組織になっており、そのことに起因する煩雑な運営などからクレンペラーの健康状態が悪化、総監督辞職を願い出るものの却下され、代わりに、カッセルの州立劇場で総監督をしていた実務経験豊富なエルンスト・レーガルがクレンペラーの補佐役として着任。

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その結果、クレンペラーには十分な時間が出来、現代作品のスペシャリストとして、ウニヴェルザール社やショット社から新作の上演依頼が数多く舞い込み、クレンペラーは十分に楽譜を検討したうえで、作曲家と打ち合わせをすることが可能になりました。

 

特にシェーンベルクよりも先に音列作曲に挑んでいたハウアーとの打ち合わせは、具体的な演奏に際してのアイデアをもとに改訂を要求して上演を成功に導いており、クレンペラーの業績が単なる紹介者ではないことを窺わせます。

 

6月、ヒンデミットのオペラ『カルディヤック』を上演。

 

10月、ストラヴィンスキー『兵士の物語』を上演。

 

11月、クレネクの小交響曲、ストラヴィンスキー『ミューズをつかさどるアポロ』、

 

12月、ハウアーのシンフォニエッタ、クレネクの『独裁者』、『秘密の王国』、『国家の名誉』。

 

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クレンペラーの名盤 1929年の記録

 

1929年

1月、『さまよえるオランダ人』を初期稿&モダン演出で上演。

ワーグナーの息子ジークフリート・ワーグナーは当惑、そのイギリス生まれの妻でヒトラー崇拝者であるヴィニフレート・ワーグナーは激怒するものの、ワーグナーの孫のフランツ・ヴィルヘルム・バイドラー[1901-1981]は絶賛。

 

後年のヴィーラント・ワーグナーの演出にも影響を与えることになりますが、新聞は批判的な記事を書き立て世間も騒然となり、これに怒ったクレンペラー自身が新聞社編集部に怒鳴り込んでさらに事態が悪化、劇場存続が危ぶまれる事態に陥ります。

 

同月、コンセルトヘボウ管弦楽団と最初のコンサート。

 

2月、クルト・ヴァイルに依頼した『小さな三文音楽』を演奏。

オッフェンバック『ホフマン物語』を上演。3月、レニングラードでワーグナー『パルジファル』抜粋コンサート。

 

4月、ヒンデミットの管弦楽のための協奏曲を演奏。

4月、コンセルトヘボウ管弦楽団とマーラーの交響曲第2番『復活』、『大地の歌』を演奏。

 

6月、ヒンデミット『今日のニュース』、ストラヴィンスキー『結婚』、

『ミューズをつかさどるアポロ』、ピアノ協奏曲(ストラヴィンスキー本人独奏)を演奏。

『結婚』の4人のピアニストのうちの一人はジョージ・セル。

 

10月、世界大恐慌。11月、ロンドン交響楽団とブルックナーの交響曲第8番を演奏(ロンドン・デビュー)。

同月、『魔的』上演。シェーンベルク『映画の一場面への伴奏音楽』演奏会初演(放送初演はロスバウト)。

 

12月、バッハのヨハネ受難曲上演。

以上、HMVの記録を参照




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