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小澤征爾 フランス国立管 ビゼー交響曲

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こんにちは、
ともやんです。

昨日9月15日に毎日新聞WEB版に小澤征爾さんが取り上げられていた。

オーストリアの北東部グラフェネックで13日、オーストリア音楽演劇賞の授与式が開かれ、「国際的な音楽普及に大きな影響を与えた」として、指揮者の小澤征爾さん(87)に国際文化献身特別賞が贈られた。小澤さんは、米ボストン交響楽団の音楽監督などを歴任、「世界のオザワ」として国際的評価を確立した。2002年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートを日本人として初めて指揮。ウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。【共同】

年齢をみて、「ああ、小澤さんの87歳か。」としんみり思ってしまった。
ここ10年来はずっと体調が不安視されていたけど、いえいえなかなかなものです。ほっそりとして外見とは裏腹に、したたかでしぶとく野心家な部分を感じて嬉しくなりました。

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ビゼー 交響曲 小組曲「子供の遊び」

ジョルジュ・ビゼーは、1838年10月25日パリに生まれ、1875年6月3日パリの近郊ブージヴァルに没しました。36年という短い生涯でした。

父は声楽の教師だったそうで9歳でパリ音楽院に入り10年間そこで修行したそうです。
約10曲にのぼるオペラを筆頭に管弦楽曲から歌曲まで幅広い作品を書きました。
代表作は、オペラ「カルメン」や組曲「アルルの女」。

本日小澤指揮フランス国立管の演奏で紹介する交響曲ハ長調、1855年17歳の時作品。しかし、この作品はビゼーの生前には演奏されることなく、パリ音楽院の図書館に長年埋もれたばかりになっていました。その後発見され、初演されたのが、なんとビゼーが没してから60年後の1935年2月29日のこと。ワインガルトナーの指揮でスイスのバーゼルでのことでした。

修学時代の作品ということもあり、ハイドン、モーツァルトの伝統に従ってはいますが、ところどころにロマン派的な影響と後年のビゼーを思わせる閃きを感じます。
特に第2楽章では、オーボエ独奏も美しい魅力的な楽章に仕上がっていてとても印象的です。

全体的に軽快でシンプルな曲想ですが、第2楽章の魅力でぶっと名曲の仲間入りという感じです。

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ビゼー 小組曲 子供の遊び

原題は「Jeux d’Enfants petite Suite d’Orechestre」(オーケストラのための小組曲 子供の遊び(戯れ))。

1871年に作曲された同じ標題の12曲のピアノ連弾集から5曲を選んで管弦楽用に編曲したものです。1873年3月2日にパリのオデオン劇場で初演されました。
シューマンの「子供の情景」やドビュッシーの「子供の領分」などと同様に子供の世界を描いてそれぞれに標題も付いています。

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小澤征爾が録音したのは、1982年ですから52歳の時。既に約10年ほど前からボストン交響楽団の音楽監督を務めていたので、もう世界的な指揮者の一人でした。

フランス国立管との珍しい録音ですが、選曲から小澤さんこんな曲は無難にしかもレヴェルの高い演奏するだろうな、と思っていると期待を裏切らない素晴らしい出来です。

特に第2楽章のしっとり感は素晴らしいです。

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小澤征爾 フランス国立管 ビゼー交響曲

ジョルジュ・ビゼー – Georges Bizet (1838-1875)
交響曲 ハ長調※
Symphony in C Major

1.(10:28) I. Allegro vivo
2.(10:11) II. Adagio
3.(05:57) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(09:04) IV. Final: Allegro vivace
total(35:40)

—————–

序曲「祖国」
5.(13:11) Patrie Overture

—————–

子供の遊び(管弦楽小組曲)
Petite Suite (arr. of Jeux d’enfants for orchestra)

6.(02:10) No. 1. Trompette et tambour: Marche
7.(02:22) No. 2. La Poupee: Berceuse
8.(01:03) No. 3. La Toupie: Impromptu
9.(03:27) No. 4. Petit Mari, Petite Femme: Duo
10.(01:44) No. 5. Le Bal: Galop
total(10:46)

ミシェル・クロクノワ – Michel Croquenoy (オーボエ)※
フランス国立管弦楽団 – French National Orchestra
小澤征爾 – Seiji Ozawa (指揮)
録音:1982年4月

ビゼー 交響曲 ハ長調/劇的序曲「祖国」/小組曲「子供の遊び」 小澤征爾 フランス国立管弦楽団

EMIクラシックス名盤999シリーズ!日本が誇る名指揮者、小澤征爾の代表的名盤。フランス国立管弦楽団と深い結びつきがある小澤は、1980年代には定期的に公演を開催。気心も音楽的方向性も理解し合った人々による、ビゼーを収録した会心作。



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