指揮者

ベートーヴェン

岩城宏之 ベートーヴェン交響曲全集 1960年代 NHK交響楽団

こんにちは、 ともやんです。 太平洋戦争の敗戦から20年以上経った、昭和40年代。 新幹線が開通し、東京オリンピックが開催され、ザ・ビートルズが来日し、大阪の万国博覧会を数年後に控えていた頃。 日本は、高度成長期の真っただ中にいました。
クレンペラー

クレンペラーの名盤 ベートーヴェン交響曲第5番&第7番 地響き立てる迫力

20世紀が生んだ、歴史的な巨匠、オットー・クレンペラーは、第2二次世界大戦の中、ユダヤ人ということで、多くの音楽家が不運だったようにその働き盛りを不遇に送らなければなりませんでした。しかも逃避先で大きな怪我をしたり、大病を患ったりして、数々の苦難に遭遇した人でもあります。
ティントナー

ティントナーの名盤 ブルックナー交響曲第4番 神がかりの美しさ

晩年に録音したブルックナーの交響曲全集により、ティントナーの名前は永遠に残るでしょう。世代的にいうとバーンスタイン、クーベリック、ジュリーニが同世代。ショルティ、ザンデルリンクが5歳上で、ケーゲルが3歳下。その人生は、若き日にナチスドイツに迫害され、最後にようやくたどり着いた境地は・・・
シュミット=イッセルシュテット

イッセルシュテット ブルックナー交響曲第4番”ロマンティック”

こんにちは、 ともやんです。 その実力の割には、日本での評価はいまいちという指揮者に、ドイツの名匠ハンス・シュミット=イッセルシュテット(1900-1973)がいます。 少し前の巨匠たちに比べても、後輩のギュンター・ヴァントと比べても、知名...
クレンペラー

クレンペラー ブラームス交響曲第1番 SP時代の名演

こんにちは。 ともやんです。 オットー・クレンペラー(1885-1973)は、ドイツが生んだ20世紀の大指揮者です。 50年代から亡くなるまで、フィルハーモニアとのセッションでの膨大な録音があり、その偉大な芸術を知ることができます。 今回は...
ティントナー

ティントナー ブルックナー交響曲第1番 魂の名演

こんにちは、 ともやんです。 1920年代以前のヨーロッパで生まれ、しかもにユダヤ系の家庭に生まれたばかりに音楽家を志しながら、ナチスの台頭に多くの人が人生を大きく狂わされ、というよりもほとんどの音楽家が、活動の場が失われたり、亡命を余儀な...
マーク

モーツァルト交響曲第40番&ジュピター ペーター・マークの名演で

こんにちは、 ともやんです。 若い頃、ビートルズのイエスタディーをある黒人女性歌手がカバーして歌っているのを聴いて、その情感たっぷりな歌い方に、嫌悪感を抱いた記憶があります。 しかし、その女性歌手は、たしか名前は失念しましたが、実力も人気も...
コンヴィチュニー

コンヴィチュニーのベートーヴェン 東ドイツの鬼神 “エロイカ”が凄い!

第二次大戦中に本拠地ゲヴァントハウスを空襲で失ったライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦管弦楽団の楽員たちは、戦後、会場を間借りしながら演奏会を再開していきました。 そうした楽団の最も辛い時期に音楽監督を引き受けたのが、フランツ・コンビチュニーでした。
シュミット=イッセルシュテット

イッセルシュテット チャイコフスキーの悲愴 ドイツ復興の夢

こんにちは、 ともやんです。 ハンス・シュミット=イッセルシュテットのチャイコフスキーの悲愴。 彼の名演というとすぐウィーンフィルとのベートーヴェン全集と、手兵北ドイツ放送響とのブラームス交響曲&管弦楽集を思い浮かべます。 だからチャイコフ...
マーラー

ブルーノ・ワルター マーラー交響曲第1番”巨人” 永遠の名盤

こんにちは、 ともやんです。 ブルーノ・ワルターに関して、ドイツのジャーナリスト、ヴェスリンクはその著書『フルトヴェングラー』(音楽之友社)の中で、 "ワルターは根っからの人智学者であり、自分をドイツから追い出したナチスにさえ、そこそこの恨...
ベートーヴェン

ベーム&ウィーンフィル ベートーヴェン交響曲第5番“運命” 脱力系の名演

こんにちは、 ともやんです。 今日は、’70年代、カール・ベームがウィーンフィルと入れた、ベートーヴェン交響曲全集から第5番をご案内します。 カール・ベームの膨大な録音の中では特に評価が高いわけではありませんが、その脱力系の演奏が最近気に入...
シュミット=イッセルシュテット

イッセルシュテット 名盤 モーツァルト交響曲第39番&ジュピター

こんにちは、 ともやんです。 僕は、クラシック音楽の演奏を料理人(以下シェフ)に例えることがあります。 作曲家が材料とレシピを作り、演奏家が、その材料とレシピをもとにお料理する。 だから材料とレシピが同じでもシェフの個性により、その料理に違...