こんにちは、
ともやんです。
僕は、クラシック音楽の演奏を料理人(以下シェフ)に例えることがあります。
作曲家が材料とレシピを作り、演奏家が、その材料とレシピをもとにお料理する。
だから材料とレシピが同じでもシェフの個性により、その料理に違いが出てきます。
シェフによって出された料理は、そのシェフの個性や主張により個々に違いがありますが、美味しいものは美味しいのです。
ただ時には美味しくないものもあります。
まあ、プロの音楽家なら不味いものはさすがに作らないでしょうが、シェフによっては、あるレシピでは驚くような美味しい料理を作ったかと思うと、別のレシピでは、ちょと食べきれないなという料理を作る人もいます。
イッセルシュテットのモーツァルトは飽きない味付け
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
交響曲第39番 変ホ長調 K.543
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ロンドン交響楽団
1958年6月、7月
【CD】 モーツァルト: 交響曲第41番「ジュピター」, 第39番<タワーレコード限定> ハンス・シュミット=イッセルシュテット 、 ロンドン交響楽団
シュミット=イッセルシュテット&LSOが真価を発揮。モーツァルトの交響曲《ジュピター》&第39番の<ステレオ録音>が世界初CD化!
モーツァルトに関する博士論文を執筆するなど、モーツァルトへの敬愛が強かったシュミット=イッセルシュテット。今回は1958年にロンドン響とMercuryレーベルへ録音した《ジュピター》&第39番の交響曲が、世界初CD化で復刻リリースです。交響曲や協奏曲、オペラなど、残された録音は決して多くありませんが、味わい深い演奏として親しまれてきました。今回のこの2曲は、ストレートにまとめた演奏で、シンプルながら小気味好くまとめられた秀演です。タワーレコードより
ハンス・シュミット=イッセルシュテットは、どんなレシピに対しても平均以上のお料理を食べされてくれる名シェフです。
時にはもっとパンチを効かせてほしいとか、見栄えを派手にしたらと感じなくないこともありますが、いつもそれなりに満足させてくれます。
そして、しばらく経つとまた彼のお料理が食べたいな、と彼のレストランに行くことになります。
まとめ
このモーツァルトも大いなる中庸の演奏です。
ワルターの様にロマンティックではないし、ベームの様に厳しい造形美でもありません。
でもまた聴きたくなる演奏です。
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