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ラトル&ロンドン響 ラフマニノフ交響曲第2番

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こんにちは、
ともやんです。

サイモン・ラトルは、1955年生まれのイギリスの指揮者。
1980年にバーミンガム市交響楽団の首席指揮者に就任した時は、特に話題にもならなかったと思います。

当時25歳のラトルは無名で、バーミンガム市響も知名度の高いオケではありませんでした。
しかし、この無名な指揮者とオケは、その演奏の内容の素晴らしさで注目されるようになりました。

僕が初めてラトルのLPを買ったのは多分80年代。
ジャケットにも若々しいラトルの微笑んだ写真が使われていて、中古店でLPで買ったことでもわかるようにとりあえず聴いてみるか、という感じだったと思う。

しかし、聴いて驚き。その時の感動は今も残っている。
ブラームスのピアノ四重奏曲をシェーンベルクが管弦楽用に編曲したのですが、まるでブラームスの交響曲第5番が発見されたのか!と思うくらいの曲でしかも演奏の表情豊かなことに深い感銘を受けました。

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サイモン・ラトルとイギリスのオーケストラ

世界的な一流オーケストラとなると、世界中から名手が集まるので、第二次大戦前や戦後の一定期間のような地域色が濃厚に残る部分お少なくなってきているようですが、やはり指揮者とオケメンバーとのコミュニケーションを考えると自国の方が取りやすいのではないでしょうか?

また出身国での仕事は、ある意味自宅に戻ってきた安心感もあるのではないでしょうか?
これはまったく個人的な感じ方ですが、ラトルがウィーンフィルやベルリンフィルを振った演奏よりもバーミンガム市響やロンドン響を演奏した録音の方が、本音が出ているように感じます。

そういう意味で、2019年に録音されたロンドン響とのラフマニノフの交響曲第2番は、そんな安心感に基づいたオケとの連帯感を感じる素晴らしい演奏です。

信頼しあった仲間と伸び伸びと演奏して感じた伝わる名演です。

ラトル&ロンドン響 ラフマニノフ交響曲第2番

セルゲイ・ラフマニノフ – Sergey Rachmaninov (1873-1943)
交響曲第2番 ホ短調 Op. 27
Symphony No. 2 in E Minor, Op. 27

1.(18:59) I. Largo – Allegro moderato
2.(10:09) II. Allegro molto
3.(15:22) III. Adagio
4.(14:20) IV. Allegro vivace
total(58:50)

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ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
サイモン・ラトル – Simon Rattle (指揮)
録音: 18-19 September 2019, Barbican, London

ラフマニノフ 交響曲第2番 サイモン・ラトル ロンドン交響楽団

2019年9月に収録されたラトル&ロンドン交響楽団によるラフマニノフの交響曲第2番がリリースされます。

ラトルは2017年からロンドン交響楽団の音楽監督に就任、先日2023年までその任期を3年延長したことが発表され、両者の相性の良さと信頼度の高さはますます広く認められることになりました。(同時に2023年からバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任することが決まり大きな話題に。)

ラトルのラフマニノフ交響曲第2番といえばまだ20代のラトルとロス・フィルの録音(1984年)があります。当時はそれほど多くの指揮者が取り上げる作品ではありませんでしたが、若き指揮者の未来を予見させるには十分の見事な演奏でした。

一方ロンドン響は、前首席指揮者ゲルギエフとの演奏(2008年)や、ラフマニノフのスペシャリストとも言われるアンドレ・プレヴィン(1973年)との録音、などがあり、この作品に特別な思いがある両者の演奏に期待が高まります。

ピアノ曲そのままに、ラフマニノフが思いのたけを込めた甘美なメロディが聴く人の心を強く締めつける第2交響曲。ラトルとロンドン響の今の音楽があふれ出る、どの旧盤とも異なるうったえかけるような弦の響きが印象的な名演です。
キングインターナショナル



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