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マリー=カトリーヌ・ジロー デュポン「砂丘の家」サマズイユ「海の歌」

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こんにちは、
ともやんです。

7月になりました。

今朝の横浜は、朝からしっかり雨です。

今日は、この梅雨空によく似合うアルバムを紹介します。

マリー=カトリーヌ・ジロー。

フランスの名ピアニストです。1949年生まれですから、内田光子と同世代。

ネットに調べても詳しい情報はあまり出てきません。

この人、日本では馴染みが少ないようですが、フランスのディアパゾン・ドール賞、「ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク」の最高賞「ショック」、「フランス音盤大賞」、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ賞という栄誉ある賞を受賞しています。

またフランスのナントで年1回行われるフランス最大のクラシック音楽の祭典、フォルジュルネ音楽祭でもおなじみという現代フランスを代表するピアニストです。

そのマリー=カトリーヌ・ジローが、ロマン派の女性作曲家たち曲にスポットを当てた『女性視線』というアルバムを今月下旬にリリースします。

女性視線 マリー=カトリーヌ・ジロー <<<こちらから予約出来ます。

今よりもずっと女性の活動が難しかった時代。
そんな時代でも活躍した女性作曲家がいました。

筆者は、刺激的なタイトルにも惹かれてこのアルバムを予約しました。
聴いたら早速、このブログで紹介したいと思います。

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マリー=カトリーヌ・ジロー デュポンとサマズイユ

さて、マリー=カトリーヌ・ジローのアルバムから、近代フランスの作曲家二人の作品を弾いたアルバムをご紹介します。

ガブリエル・エドゥアール・グザヴィエ・デュポン – Gabriel Edouard Xavier Dupont (1878-1914)
ギュスターヴ・サマズイユ – Gustave Samazeuilh (1877-1967)。

曲は、デュポンが「砂丘に建つ家」(La maison dans les dunes)演奏時間(48:45)
サマズイユが「海の歌」(Le chant de la mer)演奏時間(21:24)

なんて表現したらいいんだろうか?

外の雨音と相まってエレガントで薫り高い中に幻想的で退廃的な雰囲気に満たされ、その中に何か危険な香りも感じます。

サマズイユの曲の方が、より幻想的で気怠い感じです。

でもどちらも美しい曲で、心が洗われるような気持ちになることも確かです。

ぜひ、聴いてみてください。

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マリー=カトリーヌ・ジロー デュポン「砂丘の家」サマズイユ「海の歌」

ガブリエル・エドゥアール・グザヴィエ・デュポン – Gabriel Edouard Xavier Dupont (1878-1914)
砂丘に建つ家
La maison dans les dunes

1.(04:33) I. Dans les dunes par un clair matin
2.(05:02) II. Voiles sur l’eau
3.(02:53) III. La maison du souvenir
4.(03:46) IV. Mon frere la Vent et ma soeur la Pluie
5.(04:16) V. Melancolie du bonheur
6.(05:28) VI. Le soleil se joue dans les vagues
7.(05:31) VII. Le soir dans les pins
8.(04:37) VIII. Le bruissement de la mer la nuit
9.(03:15) IX. Clair d’etoiles
10.(09:24) X. Houles
total(48:45)

——————————————-

ギュスターヴ・サマズイユ – Gustave Samazeuilh (1877-1967)
海の歌
Le chant de la mer

11.(03:33) No. 1. Prelude
12.(07:44) No. 2. Claire de lune au large
13.(10:07) No. 3. Tempete et lever du jour sur les flots
total(21:24)

マリー=カトリーヌ・ジロー – Marie-Catherine Girod (ピアノ)

マリー=カトレーヌ・ジロー デュポン 砂丘の家/サマズイユ 海の歌

こんな美しい作品を知らなかったとは!
フランス・ピアノ音楽の秘宝登場

ガブリエル・デュポン(1878-1914)はラヴェルと同世代のフランスの作曲家。36歳で夭折したため作品数は少ないものの、独特の音世界を垣間見せています。ピアノ組曲「砂丘の家」は、1907-9年の作で、全10曲の大作。

ジローはこのなかの2篇に他の録音がありますが、ここでは全曲を堪能できます。彼はドビュッシーと同じようにムソルグスキーの強い影響を受け、不思議な音響を生み出しています。さらにショーソンのような上品なメランコリーにも翳る絶美の世界が魅力で、宝物を発見したような喜びを感じます。ギュスターヴ・サマズイユ(1877-1967)はドビュッシーやラヴェル作品のピアノ用編曲で名を残していますが、オリジナル作品も印象派にワーグナーの影響を加えた濃密な作風が魅力。

ジローの美しい演奏で楽しめます。フォルジュルネ音楽祭の演奏も好評だったマリー=カトリーヌ・ジロー。知られざる作品をエレガントで香り高く披露しています。このアルバムはかつてフランスのインディーズ・レーベルからリリースされていましたが、今回MIRAREから世界発売となりました。キングインターナショナル



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