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アバド 名盤 ベートーヴェン交響曲全集 ウィーン・フィル

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こんにちは、
ともやんです。

今年はイタリアの名指揮者クラウディオ・アバドの生誕90年。実はアバドは僕の父と同い年。昭和8年生まれ。父は健在ですが、アバドは2014年に亡くなっています。つい先日の1月20日が9回目の命日でした。

今日は、アバドの80年代の名盤であるウィーン・フィルとのベートーヴェンの交響曲全集から第7番と第8番を聴きました。

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ウィーン・フィル ベートーヴェン交響曲全集

ウィーン・フィルによるベートーヴェンの交響曲全集は古くはワインガルトナーが、9曲の内5曲(第1、3番、7番、8番、9番)を録音し、戦後もフルトヴェングラーが、EMIで6曲(第1、3番、4番、5番、6番、7番)を遺していて惜しかったのですが、結局ステレオ録音時代の60年代になったハンス・シュミット=イッセルシュテットによって成されました。

その録音は、デッカによるアナログ録音で演奏の素晴らしさはもちろん音質も良く、50年以上経った現在も名盤としてロングセラーを続けています。

その後、70年代には2つの名盤が誕生しています。
一つは70年代前半のカール・ベームによるもの。もう一つは70年代後半のバーンスタインのもの。ベームは、シュミット=イッセルシュテットよりも年上で録音時すでに70代も後半でした。往年の厳しさ堅固さは影を潜め、穏やかなベートーヴェン像を表現しています。当初、ベームも老いたなと感じたものですが、最近ではこれはこれでいいなと思っています。
一方、バーンスタインは、彼の全盛期でもあり覇気溢れる充実した演奏を聴かせてくれました。

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ウィーン・フィル ベートーヴェン交響曲全集 アバドが頂点

そんな3人の先輩たちに引けを取らない演奏を展開したのが、85年から87年に録音したアバドです。僕の知る限り特にこの全集を素晴らしいと推す人は知りませんが、僕はベートーヴェンの全集として高く評価していますし、友人に相談されれば推薦盤として紹介します。

その後、ラトル、ティーレマン、ネルソンスが録音しましたが、どんどん質が下がって行ったように感じています。特にベートーヴェンの生誕250年を記念に録音されたネルソンスに至っては、失望しました。それまでネルソンスは期待していただけに残念です。

僕の個人的におすすめしたいウィーン・フィルの全集は次をベスト3にしたいです。

シュミット=イッセルシュテット盤、バーンスタイン盤、アバド盤。
それぞれウィーン・フィルの60年代、70年代、80年代を聴くには打ってつけの全集ですし、数多いベートーヴェンの交響曲全集の中でも持っていて損はないものです。

今日聴いた第7番、8番も真っ向勝負で隅々まで充実した名演です。

ぜひ聴いてみてください。

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クラウディオ・アバド ベートーヴェン交響曲第7番&第8番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第7番 イ長調 Op. 92
Symphony No. 7 in A Major, Op. 92

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1.(14:33) I. Poco sostenuto – Vivace
2.(08:41) II. Allegretto
3.(09:08) III. Presto, assai meno presto
4.(08:56) IV. Allegro con brio
total(41:18)

———————

交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
Symphony No. 8 in F Major, Op. 93

5.(09:52) I. Allegro vivace e con brio
6.(03:57) II. Allegretto scherzando
7.(04:56) III. Tempo di menuetto
8.(07:21) IV. Allegro vivace
total(26:06)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音:1987年2月

ベートーヴェン: 交響曲全集 序曲全集 クラウディオ・アバド 、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

アバドが1985年から88年にかけてウィーン・フィルとライヴ収録を行った、自身初のベートーヴェン交響曲全集と一部の序曲、合唱幻想曲やカンタータと、1988年から90年に3度に分けてムジークフェラインザールとコンツェルトハウスでセッション録音された残りの序曲8曲を加え、交響曲・序曲全集として7枚組に集成。

交響曲全集は元々6枚組、序曲は2枚組でしたが、セットで7枚に収納しています。アバドはウィーン・フィルと1966年と68年にDECCAレーベルで交響曲第7,8番と「プロメテウスの創造物」序曲を録音しており(旧Vintageシリーズでも発売。現在廃盤)、これらの曲に関しては再録音となりましたが、このDG盤は約20年を経てからの録音であることやレーベルが異なるため、基本的なスタイルは同じであるものの、演奏内容は異なります。

この後、ベルリン・フィルと交響曲全集をDGから2種(1999-2000年と2001年。第九は同じ演奏)発売されていますが、このウィーン・フィル盤は従来から続くベーレンライター新校訂版以前のアプローチでの最高峰の演奏のひとつとして、アバド壮年期の自信溢れる解釈とウィーン・フィルの自主性との見事な融合という意味でも評価されるべき録音です。

今回、7枚組となったことにより、価格的にもお求めやすくなっています。また、解説書も40ページと充実。ベートーヴェン生誕250年の最後を飾るタワー企画盤としてリリースします。



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