こんにちは、
ともやんです。
トスカニーニの芸術を知る最適なCDセットがリリースされます。
現在予約中で、今月下旬にはリリースされる予定です。
全CD24枚組で、タワーレコードでは、割引で8,125円で入手できます。
さて、内容を見てみましょう。
1、ベートーヴェン交響曲全集 序曲集1939年ライブ
トスカニーニのベートーヴェン交響曲全集としては、後年の50年代のものが、録音的には良く有名です。
しかし、当時トスカニーニも既に80歳も半ば、いくら不屈の精神を持つトスカニーニもなにか癇癪を起しているように感じないこともありません。
その点、39年のツィクルスのライブは、老け込んでない潤いのあるカンタビーレを聴くことが出来ます。
なお、カンタビーレとは、表情豊かという意味です。
またそれを聴き比べられるようにその6年後の1945年のベートーヴェンの”英雄”と”運命”が収録されています。
40年代のブラームスの交響曲全集も聴きものです。
そしてなんと言っても、ファイナルコンサートのワーグナーの管弦楽曲集。
これは、感動なしには聴かれない演奏です。
この演奏の前では、どんなにトスカニーニが嫌いでも襟を正してしまう演奏です。
そしてなんと言ってもチャイコフスキーの”悲愴”。トスカニーニ初の交響曲のステレオ録音。87歳巨匠は、針の穴を通すかのようなアンサンブルで曲を開始するが、しばらくすると乱れるアンサンブル、このまま崩壊かと思いきや、なんとか持ちこたえる。
こんなギリギリのところで演奏していたのか、と思うと感動以外ありません。
ぜひ、聴いてください。
トスカニーニの芸術 ライヴ&ブロードキャスト・レコーディング
アルトゥーロ・トスカニーニの芸術~ライヴ&ブロードキャスト・レコーディング
20世紀の音楽史と演奏史に多大なる影響を与えた大指揮者アルトゥール・トスカニーニ(1867~1957)の1939年の有名なベートーヴェン・ツィクルス(モノラル)から最後のコンサートとなった1954年のワーグナー/管弦楽作品集(ステレオ!)まで、伝説的なライヴ録音をCD24枚にまとめたもの。録音は年代相応古いですが、ビギナーからマニアまで、トスカニーニの芸術を味わう上で非常に便利なBOXです。
(タワーレコード)
※トスカニーニの故郷 イタリア・パルマ
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