こんにちは、
ともやんです。
ジャニーヌ・ヤンセンは、オランダ出身のヴァイオリニストで、1978年生まれですから、今年40歳。
宇野功芳著『ベートーヴェン 不滅の音楽を聴く』では、若手として紹介されていますが、もう中堅のソリストと言えるでしょう。
ただ、このベートーヴェンの協奏曲を録音した当時はまだ30歳でした。
その宇野氏が、著書の絶賛していたのがこのジャニーヌ・ヤンセン。
いやー、第1楽章のヴァイオリンの出だしから、その高音域の美しさは、筆舌に尽くしがたく、また高貴な香りは、心の汚れを洗い流してくるような響きです。
ジャニーヌ・ヤンセンの名盤 ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
Violin Concerto in D Major, Op. 61
1.(22:56) I. Allegro ma non troppo
2.(08:20) II. Larghetto
3.(09:25) III. Rondo: Allegro
total(40:41)
ジャニーヌ・ヤンセン – Janine Jansen (ヴァイオリン)
ブレーメン・ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 – Bremen German Chamber Philharmonic
パーヴォ・ヤルヴィ – Paavo Jarvi (指揮)
録音: 31 July – 2 August 2009, Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg-Harburg, Germany
ベートーヴェン&ブリテン:ヴァイオリン協奏曲 ジャニーヌ・ヤンセン
2009年4月にNHK交響楽団定期演奏会でチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を披露、チケットが売り切れになるほど日本でも人気上昇中のヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセン。
このアルバムはベートーヴェンとブリテンのヴァイオリン協奏曲。伴奏は、近年評価が高まるばかりのパーヴォ・ヤルヴィが指揮を務め、ベートーヴェンは彼の手兵ドイツ・カンマーフィル、ブリテンはロンドン響が起用されている。タワーレコード評より
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 おすすめの名盤
僕が初めてこの曲を聴いたLPは、シゲティのヴァイオリン独奏とドラティ指揮ロンドン交響楽団で1961年の録音ですから、もう60年近く前の録音です。
僕は、近所に住む、歯医者の息子と幼なじみで、よく彼の家に遊びに行きましたが、
彼の家には立派なステレオセットがあり、シゲティのLPがあったのです。
初めて聴いたときの感銘は忘れません。
わあ、なんて楽しい曲なんだろう!って感じでした。
もっとも中学生の頃は、何を聴いても新鮮な驚きがありました。
でも、だんだんすれてくると、意外と退屈な曲だなと思うようになりました。
そんな中で出会ったのが、シェリングとハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮ロンドン響でした。
オーケストラの響きが充実していて僕の愛聴盤です。
ヤンセンの演奏は、その響きの澄みきった高貴な響きが堪りません。
ヤルヴィの指揮も充実していますが、部分的にはクセを感じ、やはり世紀の名指揮者ハンス・シュミット=イッセルシュテットと比べると可哀想かなと思います。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を愛する人は必聴の名盤です。
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