こんにちは、
ともやんです。
ベートーヴェン・ファンを自称しながら、ベートーヴェンの楽曲の中にも好き嫌い、いや聴かず嫌いがあり、その最たるものは、『ミサ・ソレムニス』でした。
第九に勝る傑作と聴いていたし、もう何年も前に、世紀の名盤と言われていてクレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管他のCDを買っておきながら、どうもその巨大な作品を前にすると尻込みしてきました。
別にCDなんてかけっぱなしにして聴き流していればいい、と思うのだが、ベートーヴェンに関しては、やはりそれは出来ない。
ミサ・ソレムニス 聴きたい 知りたい
そんな僕にミサ・ソレムニスが歌えるチャンスが巡ってきました。昨年の5月に近隣で活動するアマチュア・オーケストラのコンサートに行った時、これも近隣の合唱団の方が、団員募集のチラシを配っていたのです。
それには、2024年2月にミサ・ソレムニスのコンサートのメンバー募集とあったのです。
しかもその合唱団は、10月に公演を控えているので、練習開始は11月ということ。
つまり練習開始から本番まで3ヵ月もない。
すでに2ヵ月が過ぎています。そこで毎日ミサ・ソレムニスに明けて、ミサ・ソレムニスに暮れる、という日々なのです。
だから聴くのもミサ・ソレムニス最優先。
あれだけ、聴き始めるのに躊躇していた僕ですが、まずはミサ・ソレムニスです。
そうなってくるとミサ・ソレムニスの演奏にも、それなりに良し悪しは分かるようになんとなくわかるようになってきました。
良し悪しというとちょっと偉そうですが、好き嫌いと言った方がいいかな。
そして追い込み。特に今月が集中練習もあるので、頑張ります。
ミサ・ソレムニスを聴きたい、知りたいから少し発展したかなと思いながら、日々過ごしています。
アロイス・J・ホーフシュトラッサーって誰?
ナクソス・ミュージック・ライブラリーに記載されている公式のアルバム紹介からです。
アロイス・J・ホーフシュトラッサー(1941-)はオーストリアの指揮者。ウィーン大学とウィーンの音楽芸術大学でハンス・ギレスベルガーとハンス・スワロフスキーに指揮と合唱指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケの薫陶を受けました。
1966年から1971年まではグラーツ大聖堂のカペルマイスターを務め、1971年にグラーツ・コンサート合唱団を設立、指揮するとともに、エルル国際オーケストラ週間(チロル)=現チロル・フェスティバル・エルルを設立したほか、さまざまな教育機関で教職に就き後進の指導にあたりました。
また長年にわたりパノニア・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めています。2003年にはフランツ・シュミットの『7つの封印の書』をハンガリーで初演するなど作品の普及に尽力し、ウィーンのフランツ・シュミット・コミュニティの名誉市民に選ばれました。
やはり本場、オーストリアの音楽家は、奥が深いです。
日本人が知っている音楽家、演奏家などは多分のほんの一握りなんでしょう。
ベートーヴェンのミサ・ソレムニスは、アニュス・デイしか収録されていませんが、これが素晴らしい演奏で、宗教が違っても敬虔なる気持ちになります。
ホーフシュトラッサー ベートーヴェン ミサ・ソレムニス
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
1.(16:11) Mass in D Major, Op. 123, “Missa solemnis”: Agnus Dei
作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text
ビルギット・シュタインベルガー – Birgid Steinberger (ソプラノ)
バーバラ・ヘルツル – Barbara Holzl (アルト)
ヨハネス・クム – Johannes Chum (テノール)
アントン・シャリンガー – Anton Scharinger (バス)
グラーツ・コンサート合唱団 – Grazer Concert Choir
グラーツ・コンサート・ユーゲント合唱団 – Grazer Concert Youth Chorus
パノニア・フィルハーモニー管弦楽団 – Pannonische Philharmonie
アロイス・J・ホーフシュトラッサー – Alois J. Hochstrasser (指揮)
録音: September 2006, Stiftskirche Vorau, Austria
「アンソロジー」 アロイス・J・ ホーフシュトラッサー ライヴ録音集
ホーフシュトラッサーが芸術監督兼会長を務めるインターパノン・コンサート・ソサエティの制作によるこのボックスセットは、グラーツ・コンサート合唱団の50年に及ぶライヴ録音を中心に収録しています。
収録曲はバロックからウィーン古典派、ロマン派、近代音楽までに及ぶ交響曲、協奏曲の楽章、オラトリオ、ミサ曲、オペラの抜粋等と多岐にわたるもの。使用された音源は、グラーツの歴史的なホールであるシュテファニエンザールや、レオーベンのゾンマーフィルハーモニー国際音楽祭、ヴァイツでのペンテコステ・コンサートなどのライヴ録音を中心に、フェルトバッハやフォラウ(シュタイアーマルク州)での チャリティ・コンサートの録音も収録。
さらにハイドンの『天地創造』、ベートーヴェンの第九、ブルックナーの交響曲第7番の全曲録音も収録されています。
オーストリアの文化に深く根ざしながらも、日本では広く知られているとは言えないホーフシュトラッサー。その指揮芸術に触れる上で恰好のリリースです。
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