こんにちは、
ともやんです。
カルロス・クライバーが、1982年にミュンヘンで行ったコンサートのライヴ録音です。
胸のすくような快速テンポの『田園』です。
こんな速いテンポの田園は珍しいですが、それが全然違和感なく感じるのは、クライバーの芸術性に高さでしょうか。
また、このCDでは、終演後の拍手が3分以上も収録されていますが、ミュンヘンの観客たちの素晴らしさも特筆ものです。
演奏が終わって、余韻を味わうように1秒、2秒、3秒、ここでパラパラと拍手が起きますが、一旦やみます。
そして一呼吸おいて万雷の拍手とブラボーの嵐。
この観客たちの対応が、より演奏の素晴らしさを引き立てます。
カルロス・クライバー ベートーヴェン交響曲第6番『田園』
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”
1.(08:16) I. Awakening of Cheerful Feelings Upon Arrival in the Country: Allegro ma non troppo
2.(12:02) II. Scene by the Brook: Andante molto mosso
3.(02:48) III. Merry Gathering of Country Folk: Allegro
4.(03:30) IV. Thunderstorm: Allegro
5.(08:26) V. Shepherd’s Song: Happy and Thankful Feelings after the Storm: Allegretto
6.(03:50) Applause
total(38:52)
バイエルン国立管弦楽団 – Bavarian State Orchestra
カルロス・クライバー – Carlos Kleiber (指揮)
録音: 7 November 1983, Bayerische Staatsoper, Munich, Germany
ベートーヴェン: 交響曲第6番《田園》 カルロス・クライバー 、 バイエルン国立管弦楽団
録音がごくわずかしかない指揮者として有名なC.クライバー。
氏と強力なコネクションを持つORFEOが、1983年11月7日ミュンヘンでのライヴ音源の発売にこぎつけました。2003年以降、クラシック界最大の話題盤!!スタジオ録音の様な音質でないこと、オケの綻びが確かにあること、などの点を差し引いても、やはりクラシック・ファンの心を揺さぶる一枚と言えるでしょう。
クライバー一流のスタイリッシュなベートーヴェン、ライヴの一回性、オケの燃焼度の高さなど、唯一無二の魅力が炸裂しております。
タワーレコードより
コメント