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ラトル&ウィーンフィル ベートーヴェン 交響曲第4番

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こんにちは、
ともやんです。

宇野功芳氏晩年の著書からの第3弾です。

サイモン・ラトル指揮ウィーンフィルとの交響曲全集から第4番を取り上げます

宇野さんは、ベートーヴェンの名盤に関する著書を2冊書き上げています。

最初の一冊が、1982年4月に出版された『僕の選んだベートーヴェンの名盤』で、僕はこの本をバイブルのように大切に読んでいます。

この本は繰り返し読んでいるので、大分傷んできていますが、僕の棺に入れてほしいくらいの本です。

宇野さんのこの本を書いたのが、50歳になったばかりの頃で、心身共に充実されていた頃と思います。

だから取り上げている録音も非常に多く、第4番に関しても、18枚も取り上げそれぞれコメントされています。

ただ2013年の『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』でも第4番に関しては15枚取り上げられていて、落ちたとはいえ、その情熱には頭が下がります。

さて、宇野氏を師と仰ぐ僕としては、師が取り上げた名盤は取り合えず聴くことにしています。

そこで今日は、ラトルがウィーンフィルと指揮したベートーヴェンの交響曲第4番を取り上げます。

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サイモン・ラトル ベートーヴェン交響曲第4番 宇野氏注目点

宇野氏の著書『僕の選んだベートーヴェンの名盤』と『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』では、30年間の開きがあります。

当然推薦盤も変わってくるのですが、この4番に関しては、◎推薦が全く違うという興味を引く結果になっています。

1982年の◎推薦
バーンスタイン&ウィーンフィル
クリュイタンス&ベルリンフィル
ワルター&コロンビア響
フルトヴェングラー&ウィーンフィル

2013年の◎推薦
クレンペラー&ウィーンフィル
ムラヴィンスキー&レニングラードフィル
ノリントン&シュツットガルト放送響

もっともバーンスタイン、ワルター、フルトヴェングラーは、推薦の評価を下げて掲載はしています。

また、2013年版には、82年版にはまったく出てこなかった、ノリントンはじめ、ジンマン、ティーレマン、ラトル、ヴァント、チェリビダッケという名前が出てきたところは、時代に流れを強く感じます。

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ラトルの名盤 ウィーンフィルとのベートーヴェン第4番

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60

1.(11:47)I. Adagio – Allegro vivace
2.(09:53)II. Adagio
3.(05:28)III. Allegro vivace – Trio: Un poco meno allegro
4.(06:37)IV. Allegro ma non troppo
total(33:45)

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – Vienna Philharmonic Orchestra
サイモン・ラトル – Simon Rattle (指揮)

ベートーヴェン:交響曲全集(ウィーン・フィル/ラトル)

サイモン・ラトルとウィーンフィルのベートーヴェンの交響曲全集は、僅か2000円ちょっとで買えるなんて、中学生に時代には思いも掛けなかったことです。

しかも現在、毎月定額でストリーミング配信をするサービスも出てきています。

アメリカではその割合の方が高くなっているそうです。

50年近く前の中学生だった僕は、こんな世界を全く予想できなかったですね。

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サイモン・ラトルのベートーヴェン 宇野功芳 意外な推薦

僕はどうして今回、ラトルの演奏を取り上げたかというと、宇野氏はラトル盤を取り上げたのが意外だったからです。

宇野氏のコメントを載せてみます。

ラトルの第1楽章主部はなかなかの名演。堂々として立派、胸が弾む。ひびきも録音も鮮やかだが、やや明るすぎて外面的な感じがするのは否定できない。

第2楽章はスタッカートの基本リズムとテーマの超レガートとの対比、剛毅なフォルテなど聴きどころが多い。終曲は速いテンポによる爆発の生命力で攻め込むが、強音のひびきがいささか窮屈になりがちなのがマイナスだ。

ウィーンフィルという世界でもっとも芸術性の高いオーケストラを振って、当然ハードルは上がりますが、個人には、ラトルならもっとコクのある名演を聴かせてくれるのではと思っていたので、いささか拍子抜けでした。

まとめ

ラトルとウィーンフィルのCDを取り上げておきながら、宇野功芳氏の話が中心となりました。

宇野氏を師と仰ぐ僕は、宇野氏の勧めるものは、ほとんど聴いてきたのですが、ラトルを取り上げるとは意外だったのです。

宇野氏の本を読んでいていつも思うのは、この人は心からクラシック音楽が好きなんだな、ということです。

もう好きで好きでたまらないという気持ちが読者に伝わってきます。
そして批評も正直そのものなので、宇野氏のすすめるものが聴いてしまうんですね。




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