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ハインリヒ・ビーバー ロザリオのソナタ

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こんにちは、
ともやんです。

僕は尊敬するクラシックCD通販「アリアCD」の店主松本大輔氏。
松本氏のクラシック音楽に対する愛の広さと深さは尋常ではなく、その思いは著書「クラシックは死なない!」シリーズからひしひしと伝わってきます。

その松本氏が、お墓にもっていく10枚のアルバムというのは少しずつ決まってきているが、天国か地獄の門番に「1枚だけ」と言われたら、このアルバムになる、と記し、取り上げたのがハインリヒ・ビーバー(1644-1704)の「ロザリオのソナタ」。
演奏は、スザンネ・ラウテンバッハー。

ただ、残念ながらラウテンバッハ―の録音は、入手が困難で、なんと松本氏は、自身でアリア・レーベルを立ち上げ、なんとこのラウテンバッハーの録音を復刻したのでした。

アリア・レーベル 第100弾/ラウテンバッハー/ビーバー:ロザリオ・ソナタ

詳しくはこちらをチェックください。

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ハインリヒ・ビーバー ロザリアのソナタ

さて、ラウテンバッハーのロザリオのソナタの録音が入手困難ということで、おすすめしたいのが、アンドルー・マンゼのヴァイオリンとリチャード・エガーのオルガンとチェンバロによる録音です。

このCDは、2005年度レコード・アカデミー賞音楽史部門を受賞した名作。
その時の選定委員長だった、東京藝大名誉教授でもあった故・服部幸三氏は、「深い感動を覚えた。17世紀のヴァイオリン音楽の至難の名曲だけに、今までにも数多くのCDがあるが、これが最高の演奏だ。ありあまる技術力を駆使しながらも、美しく昇華された祈りの時が流れる」と絶賛したそうです。(タワーレコード・オンラインショップより)

個人的には、ラウテンバッハーとマンゼの両方を持った方がいいと思います。

ビーバーの「ロザリオ・ソナタ」は、別名「ミステリー・ソナタ」とも呼ばれ、多くの謎と神秘、そして底知れぬ魅力をもつヴァイオリン作品です。

通常宗教曲というのは「人の声」によって歌われますが、この作品は極めて珍しいヴァイオリンと伴奏鍵盤楽器だけの宗教曲。

ヴァイオリンだけで聖母マリアの、「受胎告知」から「キリストによる戴冠」までを描いたのです。

それだけにヴァイオリニストのテクニックだけではない、曲への深い理解と愛情がものをいうのかもしれません。アイザック・スターンが、諏訪内晶子に語った、「演奏とは、自分の考えを人に伝える行為」という簡潔な言葉の中に込められた宇宙のような際限のないことなのだと思います。

さて、ビーバーは、1644年8月12日北ボヘミア生まれで、1704年5月3日の死去。
つまり今日は命日です。300数十年前に活躍してビーバーの素晴らしいヴァイオリン曲に思いを馳せて聴きたいと思います。

ぜひ、聴いて欲しい作品で演奏です。

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マンゼ ビーバー ロザリオのソナタ

ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー – Heinrich Ignaz Franz von Biber (1644-1704)

1.(06:01)ロザリオのソナタ第1番 「受胎告知」
Mystery (Rosary) Sonata No. 1, “The Annunciation”

2.(06:17)ロザリオのソナタ第2番 「訪問」
Mystery (Rosary) Sonata No. 2, “The Visitation”

3.(07:23)ロザリオのソナタ第3番 「降誕」
Mystery (Rosary) Sonata No. 3, “The Nativity”

4.(09:01)ロザリオのソナタ第4番 「拝謁」10.
Mystery (Rosary) Sonata No. 4, “The Presentation of the Infant Jesus in the Temple”

5.(07:23)ロザリオのソナタ第5番 「神殿における12歳のイエス」
Mystery (Rosary) Sonata No. 5, “The 12-Year-Old Jesus in the Temple”

6.(01:54)ロザリオのソナタ第6番 「オリーヴの山で苦しみ」 – 哀歌15.
Mystery (Rosary) Sonata No. 6, “Christ on the Mount of Olives”: I. Lamento

7.(10:50)ロザリオのソナタ第7番 「鞭打ち」
Mystery (Rosary) Sonata No. 7, “The Scourging at the Pillar”

8.(06:12)ロザリオのソナタ第8番 「いばらの冠をのせられ」
Mystery (Rosary) Sonata No. 8, “The Crown of Thorns”

9.(09:23)ロザリオのソナタ第9番 「十字架を背負う」*
Mystery (Rosary) Sonata No. 9, “Jesus Carries the Cross”*

10.(09:41)ロザリオのソナタ第10番 「磔刑」
Mystery (Rosary) Sonata No. 10, “The Crucifixion”

11.(07:28)ロザリオのソナタ第11番 「復活」
Mystery (Rosary) Sonata No. 11, “The Resurrection”

12.(08:38)ロザリオのソナタ第12番 「昇天」
Mystery (Rosary) Sonata No. 12, “The Ascension”

13.(08:10)ロザリオのソナタ第13番 「聖霊降臨」
Mystery (Rosary) Sonata No. 13, “Pentecost”

14.(09:36)ロザリオのソナタ第14番 「聖母被昇天」
Mystery (Rosary) Sonata No. 14, “The Assumption of the Virgin”

15.(12:07)ロザリオのソナタ第15番 「聖母の戴冠」
Mystery (Rosary) Sonata No. 15, “The Beatification of the Virgin”

16.(09:20)無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア21.
Mystery (Rosary) Sonatas: Passacaglia in G Minor

アンドルー・マンゼ – Andrew Manze (ヴァイオリン)
リチャード・エガー – Richard Egarr (オルガン・チェンバロ)
アリソン・マクギリヴレイ – Alison McGillivray (チェロ)※12
録音: 4-7 January 2003, Air Studios, Lynhurst Hall, London, England, United Kingdom

ビーバー: ロザリオ・ソナタ アンドルー・マンゼ 、 リチャード・エガー

「バロック・ヴァイオリンのスーパー・スター」
もはや神がかり!マンゼのビーバーアカデミー賞受賞の名盤

2005年度レコード・アカデミー賞音楽史部門受賞の名作。「バロック・ヴァイオリンのスーパー・スター」(故・服部幸三氏/選定委員長)、マンゼによる待望の全曲盤の登場ということで、見事受賞となった名盤の復活。
マンゼは今では指揮活動にも重きをおいていますが、やはりこのビーバーの録音での才気ばしった感じと技術は神がかりともいえましょう。
キングインターナショナルより



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