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ブラームス交響曲全集 おすすめ スウィトナー&ベルリン国立歌劇場管

ブラームス
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こんにちは、
ともやんです。

 

スウィトナーは懐かしい人です。N響の番組でよく拝見しました。

汗をかきながらの真摯な指揮姿から、真面目で誠実な人柄が伝わってきました。

 

N響に招かれた外国人指揮者は、サヴァリッシュにしろ、シュタインにしろスター性は少ないですが、みんな堅実な実力派が多いと思います。

N響の番組をよく観ていた中学生時代、プロ野球の助っ人風にN響を振る外国人指揮者は、本場ではいまひとつの人がやってくるという先入観がありました。

 

しかし、大人になってその人選をたどるとむしろ名より実を獲るという方針が明確にわかります。

スウィトナーはまさにそんな人です。

 

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オトマール・スウィトナー プロフィール オーストリアの名匠

 

スウィトナーは、東ドイツのオーケストラとの繋がりが強く、ドイツ・シャルプラッテンの録音が多いことから、東ドイツの人かと思ったら、オーストリアのインスブルックの出身。

 

インスブルック音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で学び、指揮はクレメンス・クラウスに師事した人です。

主なポストは、1960年に東ドイツのドレスデン国立歌劇場の音楽監督、64年からはベルリン国立歌劇場の音楽総監督を務めました。

1971年にNHK交響楽団に客演するためは初来日した頃が全盛期で、89年まで来日して名誉指揮者の称号を贈られています。

 

スウィトナーは、モーツァルト、ベートーヴェン、ブルックナーなどのドイツ・オーストリアの正統的なレパートリーがメインで、僕は彼のブラームスが好きで特に第3番が最高だと思います。

深々とした呼吸と瑞々しく美しい響き。

 

しかも念を押すようなティンパニーの響きも素晴らしく聴き惚れます。

ブラームスの第3交響曲は、一見、男性的で英雄的な面もありますが、僕はもっとも内省的な曲だと思います。

 

50才のブラームスが、自由だけど孤独な心境を綴った私小説のような曲で、センチメンタルの極みのような内容。

60才を超えたスウィトナーが、渋く辛口のロマンティシズムで、しかも自然体で描きます。

 

スウィトナーの名盤 ブラームス交響曲全集より 第3番

 

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90

1.(14:14) I. Allegro con brio – Un poco sostenuto
2.(08:51) II. Andante
3.(06:16) III. Poco allegretto
4.(09:25) IV. Allegro – Un poco sostenuto
total(38:46)

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シュターツカペレ・ベルリン – Berlin Staatskapelle
オトマール・スイトナー – Otmar Suitner (指揮)
録音:1984-86年、ベルリン、キリスト教会

この全集は、超おすすめで、しかも第3番は稀有の名演だと思います。

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Brahms: Symphony No.3 Op.90 オトマール・スウィトナー 、 シュターツカペレ・ベルリン

 

音量や量感は少し控えめですが、弱音のニュアンスが絶妙です。ゆったりとしたテンポですが、一刻一刻に微妙なうつろいや情感が詰め込まれていて、結果として心理的に振幅の大きな演奏となっています。上品で包み込むようなやさしさに溢れていますが、軟弱であったり媚びを売ったりする要素は皆無です。ブラームスの中のイタリア的な面に光をあてた演奏といえるかもしれません。シューリヒトでは早すぎると思う人、バルビローリ/ウイーンでは少し強すぎると感じる人たちにおすすめです。
HMVのレビューより

 

 



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