こんにちは、
ともやんです。
数あるブラームスの交響曲全集でもおすすめのセット。
晩年と言っても、60代半ばですから、指揮者としてはこれから円熟期を迎える年齢でしたが、残念ながらケンペは、76年に65才に亡くなってしまいました。
惜しい指揮者を亡くしたものです。
ケンペの演奏には、人を驚かせたり、特別なことをしたりということはありません。ただただ誠実に音楽を奏でて行くだけですが、こんなに心がこもって味わい深い演奏はない思います。
仕事でこんな人がチームにいてくれると本当に頼もしいですね。
普段は物静かに微笑みながら人の輪に入っていて、特に自分の意見を主張するわけでもなく誰かに反論すわけでもなく、
でもいざ仕事になるとどこまでも誠実に滞りなく進めて高い次元の結果を残してくれる人、そんな演奏を残してくれたのがケンペだと思います。
ケンペ 名盤 ブラームス交響曲第1番と第2番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(13:22) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(08:45) II. Andante sostenuto
3.(04:45) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(16:08) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(43:00)
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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
Symphony No. 2 in D Major, Op. 73
5.(15:57) I. Allegro non troppo
6.(09:30) II. Adagio non troppo
7.(05:28) III. Allegretto grazioso
8.(09:00) IV. Allegro con spirito
total(39:55)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 – Munich Philharmonic Orchestra
ルドルフ・ケンペ – Rudolf Kempe (指揮)
録音: 1975
ブラームス: 交響曲全集、ハイドンの主題による変奏曲<タワーレコード限定>
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まとめ
バイオリンを両翼に配置した編成で、これが効果をあげています。
第1バイオリンと第2バイオリンの掛け合いが、実に見事でより深い味わいを与えてくれます。
ミュンヘンフィルの各奏者も心を込めた演奏で、特に木管の深い味わいは音色は、特筆すべきものです。
ただ、第1番は曲想からいってもう少し迫力がほしいところ、一方、第2番はゆったりを構えた名演です。
数多い、ブラームスの交響曲全集の録音でもトップクラスの名演ですね。
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