こんにちは、
ともやんです。
仕事上の知り合いで20代後半の女性がいます。
すらっとした美人で、いかにもピアノが上手そうな女性です。
彼女は、ピアノ教師をしていますが、レッスンは土日中心なので平日はアルバイトをしています。
音大のピアノ科を出ていて、卒業後ジャン=マルク・ルイサダのレッスンをパリで受けた経験を持つ人です。
一緒に映っている写真を見せてもらいましたが、彼女はいまよりも若くよりチャーミングでしたが、ルイサダは、すでに50代半ばで、CDジャケットでみるより大分おじさんになっていました。
レッスンは2ヵ月ほど受けたそうですが、なかなか厳しいレッスンだったそうです。
ジャン=マルク・ルイサダの名盤 ショパン ワルツ集
僕は、ショパンが今一つぴんと来ないのですが、ワルツとノクターンは好きです。
ショパンの熱烈なファンは、ワルツを軽く見るようですが、今日ご紹介するジャン=マルク・ルイサダの演奏は、深い洞察も基ずく、感銘深い演奏を展開しています。
宇野功芳氏が、著書「宇野功芳のクラシック名曲名盤総集版」の中で、このCDに絶賛しています。
以下一部を引用します。
「第二番」「第三番」「第七番」いずれも最高だが、ことに「第10番」は音楽が百パーセント彼自身のものになり切っており、聴いていて身につまされてしまう。それにしても、なんという変幻自在な表現だろう!
「第十四番」の冒頭も他のピアニストとは全ちがう。いったい何が始まったのか、と唖然とするほど不気味だ。これは本当にすごい演奏である。
ルイサダの名盤 ショパン ワルツ集
フレデリック・ショパン – Fryderyk Chopin (1810-1849)
ジャン=マルク・ルイサダ – Jean-Marc Luisada (ピアノ)
録音: March 1999, Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg, Germany
1.(05:37) ワルツ第1番 変ホ長調 「華麗なる大円舞曲」 Op. 18
Waltz No. 1 in E-Flat Major, Op. 18, “Grande valse brillante”
2.(05:36) ワルツ第2番 変イ長調 「華麗なる円舞曲」 Op. 34, No. 1
Waltz No. 2 in A-Flat Major, Op. 34, No. 1, “Valse brillante”
3.(05:48) ワルツ第3番 イ短調 「華麗なる円舞曲」 Op. 34, No. 2
Waltz No. 3 in A Minor, Op. 34, No. 2, “Valse brillante”
4.(02:24) ワルツ第4番 ヘ長調 「華麗なる円舞曲」 Op. 34, No. 3
Waltz No. 4 in F Major, Op. 34, No. 3, “Valse brillante”
5.(03:59) ワルツ第5番 変イ長調 「大円舞曲」 Op. 42
Waltz No. 5 in A-Flat Major, Op. 42
6.(01:58) ワルツ第6番 変ニ長調 「子犬のワルツ」 Op. 64 No. 1
Waltz No. 6 in D-Flat Major, Op. 64, No. 1, “Minute”
7.(03:29) ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op. 64, No. 2
Waltz No. 7 in C-Sharp Minor, Op. 64, No. 2
8.(03:06) ワルツ第8番 変イ長調 Op. 64, No. 3
Waltz No. 8 in A-Flat Major, Op. 64, No. 3
9.(03:41) ワルツ第9番 変イ長調 「告別」 Op. 69 No. 1
Waltz No. 9 in A-Flat Major, Op. 69, No. 1, “L’adieu”
10.(03:37) ワルツ第10番 ロ短調 Op. 69 No. 2
Waltz No. 10 in B Minor, Op. 69, No. 2
11.(02:47) ワルツ第11番 変ト長調 Op. 70, No. 1
Waltz No. 11 in G-Flat Major, Op. 70, No. 1
12.(03:17) ワルツ第12番 ヘ短調 Op. 70 No. 2
Waltz No. 12 in F Minor, Op. 70, No. 2
13.(02:53) ワルツ第13番 変ニ長調 Op. 70 No. 3
Waltz No. 13 in D-Flat Major, Op. 70, No. 3
14.(02:58) ワルツ第14番 ホ短調 Op. posth.
Waltz No. 14 in E Minor, Op. posth.
15.(01:26) ワルツ第16番 変イ長調 Op. posth.
Waltz No. 16 in A-Flat Major, Op. posth.
16.(02:32) ワルツ第17番 変ホ長調 Op. posth.
Waltz No. 17 in E-Flat Major, Op. posth.
17.(02:48) ワルツ第18番 変ホ長調 「ソステヌート」 Op. posth.
Waltz No. 18 in E-Flat Major, Op. posth., “Sostenuto”
ジャン=マルク・ルイサダ – Jean-Marc Luisada (ピアノ)
録音: March 1999, Friedrich-Ebert-Halle, Hamburg, Germany
ショパンは生涯にワルツを21曲作曲したといわれていますが、その内容は実際の舞踊の形式を理想化したものと、ワルツの形式を借りた抒情詩的なものに大別されます。
このアルバムには1985年のショパン国際ピアノ・コンクールで入賞した、日本でも人気の高いルイサダが演奏した、17曲のワルツを収録しています。彼のロマン的情緒溢れる演奏でお聴きください。
タワーレコードより
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