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仲道郁代 ショパン ワルツ集

ショパン
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こんにちわ、
ともやんです。

仲道郁代は、1963年(昭和38年)仙台市生まれ、浜松市育ちの女流ピアニストです。

僕より6つ年下でそのチャーミングな容姿から、僕はかなり前から注目していました。

浜松の小学生の頃から頭角を現して、小学5年生で、第27回全日本学生音楽コンクール東日本で第3位に入賞しています。

桐朋学園大学出身ということで、僕の友人の同大学出身者から、ショパンのワルツのCDを借りして聴いてみました。

http://www.ikuyo-nakamichi.com/
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仲道郁代のオフィシャルサイトはこちら

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仲道郁代 永遠のショパン

フレデリック・ショパン(1810-1849)
ワルツ集

仲道郁代(ピアノ)

永遠のショパン [CD+DVD] 仲道郁代

仲道郁代のデビュー30年アニヴァーサリー・リリース。第1弾となるショパンは、ショパンと同時代の楽器、1842年製プレイエル社製ピアノを使用したショパン名曲集(2015年新録音)。仲道がその独特の音色を気に入って自ら購入した楽器であり、その親密な味わいは前作の「ショパン:ワルツ」でも絶賛された。

スタインウェイのみの録音CD1枚のものもご案内しておきます。

ショパン ワルツ 仲道郁代

ショパンのワルツ集は、1曲1曲が個性的な輝きを放つ、ショパンのピアノ作品の中でも最も人気の高い作品。

当アルバムには、生前に出版された作品を中心とする最も有名な14曲に、没後に出版された3曲を追加した17曲を成立順に収録。

ショパンのワルツの本質は、華麗な曲調の陰に隠された「作曲者自らの魂の告白」と考える仲道は、陰影の深さに共感を示した、これまでとは一味違うショパンのワルツ像を描き上げています。

アコースティック鍵盤楽器の進化の頂点であるスタインウェイ・コンサードグランドが備えた幅広いダイナミックスや多彩なニュアンスを十全に生かし、実に深みのある名演奏です。

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仲道郁代 ショパンのワルツへの思い

僕は日本人ピアニストの録音はあまり聴かないのですが、内田光子さんと仲道郁代さんだけは別です。

特に仲道さんはチャーミングな容姿もあってついつい聴いていしまいます。

仲道さんの録音ではモーツァルトの全集を愛聴しています。

さて、そんな仲道さんが面白い企画のCDを出されました。

また、そのCDジャケットにある仲道さんのメッセージにも、ショパンのワルツに対してのコメントがあり、僕は仲道さんの芸術家としての態度にとても好感を持ちました。


※ショパン ポロネーズの自筆譜

要約しますと、仲道さんは、いままでショパンのワルツを一部の曲を除いて積極的に弾いてこなかった。

理由はショパンのワルツはどちらかというと、嗜好品的なイメージがあり、ショパンの芸術の中でワルツとは何なのか、マズルカやポロネーズとの違いは何なのか?

それが自分の中で解決できないと弾けないと、考えていたそうです。

仲道郁代 ショパンの生きた時代のピアノを弾いて

その解決の糸口が見つかったのは、2007年のNHKのショパンの足跡をたどる旅の番組で、プロデューサーの計らいで、1848年製のプレイエル・ピアノに触れたことがきっかけだったそうです。

1848年と言えばまさにショパンが生きていた時代のピアノ。

現代のピアノに比べ繊細な演奏が必要で、ショパンが記した細かくこだわって指示されたペダル記号。

それらを駆使して演奏すればワルツは、単なる華やかな曲ではなく、陰影に富んだ深い芸術的表現を伴う音楽になります。

当時のピアノを通して楽譜に向き合って発見したことが、仲道さんにとってのワルツの道標になったそうです。

以前、評論家の宇野功芳氏が、自分はショパンのワルツは好きだが、ショパンファンの中にはワルツを軽く考えている人もいるので残念と記され、ピアニスト、ルイサダのワルツに対する深い洞察なコメントも引用されていました。

仲道さんのショパンのワルツに対する真摯な姿勢は、まさに芸術家の本懐で、僕は仲道さん演奏家としての姿勢により敬意を抱きます。

演奏は、ショパンのワルツに対する深い洞察のもと、陰影に富んだ演奏を展開。

華麗でチャーミングな中にノスタルジー、憧れ、ショパンが感じたで悲しみ、虚しさが込められています。

1848年製のプレイエルは、現代のスタインウェイに比べれば、響きは質素で、ミュート気味ですが、響かない分細かなニュアンスが活きていると思います。

ぜひ、聴き較べて170年前のパリに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

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