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アーベントロート ブラームス交響曲第1番 ファン待望の爆演!

ブラームス
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こんにちは、
ともやんです。

ヘルマン・アーベントロート(1883~1956)ドイツの名指揮者で第二次大戦後は東ドイツに住んでいたため、存命中は日本ではあまり知られていなかったようです。

でも、ドイツ・シャルプラッテン・レーベルの数多くの録音が紹介されるようになってから人間味あふれる演奏が人気を博していました。

晩年は、ワイマール音楽院の院長を務め、同市の名誉市民でもありましたが、豪奢なクルマには乗らず、いつも愛用の自転車で町を走り回っていたそうで、子供から老人に至るまで人気を集めていました。

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アーベントロートの名盤 ブラームス交響曲全集

ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68

1.(13:37)I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:45)II. Andante sostenuto
3.(04:26)III. Un poco allegretto e grazioso
4.(15:13)IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(43:01)

バイエルン国立管弦樂団 – Bayerisches Staatsorchester
ヘルマン・アーベントロート – Hermann Abendroth (指揮)
16/January/1956 Academy Concert Live Recording

『ブラームス:交響曲全集』ヘルマン・アーベントロート

ファン待望、アーベントロートのブラームス全集。

当盤は第1番を爆演として名高いバイエルン国立管で収録しております。ウィーンフィルで言えば数少ない定期演奏会にあたるバイエルン国立歌劇場管に於けるアカデミー・コンサートライヴで、ミュンシュも驚く劇場的な名演で広く知られたもので、終楽章など聴いて元気が出ます、音質良好。

第2番は極めて珍しい演奏で、ウルトラフォン原盤と見られ、SP復刻で音量の不統一なども修正されております。

第3、第4番は元来が放送用のスタジオ録音であり、こちらも音質は極上。Berlin Classicsではエコーが異常に付加され妙なステレオ管がありましたが、当盤は完璧モノラルで、却って音が塊でぶつかって来るようです。[コメント提供;ミューズ貿易]

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アーベントロートの名盤 人間味あふれるブラームス

さて、アーベントロートの指揮でブラームス交響全集が出ています。

全集として録音したものではなく、52年~亡くなる56年までのスタジオ録音、ライヴ録音を集めて全集です。

なかでも交響曲第1番が、特に終楽章がぶっ飛び演奏です。

感興の赴くまま、テンポを自在に動かして、一回限りの魂の演奏を繰り広げています。

観賞用としては録音状態もそこそこいいので、60年の時を経て聴くアーベントロートの名演は、感銘深いものがあります。


※東ドイツ ザクセン

宇野功芳氏の著書にありますが、朝比奈隆が東ドイツのオーケストラに招かれると、

古顔の楽員が、

「あなたの顔や指揮姿はあなたアーベントロートそっくりだ」

といってなつかしがったそうです。

そんなことからもその人柄が偲ばれます。

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