こんにちは、
ともやんです。
近年、モダンオーケストラを指揮することが多くなったロジャー・ノリントン(1934-)ですが、僕は何と言ってもロンドン・クラシカル・プレイヤーズとの古楽器スタイルが好きです。
なんと言っても攻めています。
このハイドンの交響曲選集においてもキビキビとした切れの良い演奏が気持ちいいです。
僕の愛聴盤のクレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管と比べ両極にあるように感じますが、それはテンポにおいては、そうかもしれませんが、透明感の高い、そして格調高い演奏はむしろ共通点が多いと思います。
ハイドンの交響曲は素晴らしい
いまから50年前の1970年。当時13歳で中学1年だった僕は、生まれて初めてレコードを買いました。
自分で初めて買ったレコードは、17センチ盤のハイドンの交響曲でした。
フリッツ・ブッシュ指揮ウィーン交響楽団による交響曲第100番”軍隊”でした。
なぜ、ハイドンだったのか、それも交響曲の”軍隊”だったのか、全く憶えていません。
そういうことで、僕はハイドンの交響曲に対して当別な意識を持ているし、その中でも第100番”軍隊”は、特に好きな曲となっています。
それだけに”軍隊”の演奏には、うるさい点もあります。やはり透明感と格調の高さ、それにチャーミングで楽しさがあれば最高です。
それを考えるとノリントン&クラシクプレイヤーズの演奏は最高です。クレンペラーにはやや楽しさが足りないは、しかたないですが。
ノリントン ハイドン交響曲選集より
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン – Franz Joseph Haydn (1732-1809)
交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I:99
Symphony No. 99 in E-Flat Major, Hob.I:99
1.(08:05) I. Adagio – Vivace assai
2.(07:50) II. Adagio
3.(06:32) III. Menuet: Allegretto
4.(04:30) IV. Finale: Vivace
total(26:57)
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交響曲第100番 ト長調 「軍隊」 Hob.I:100
Symphony No. 100 in G Major, Hob.I:100, “Military”
5.(07:24) I. Adagio – Allegro
6.(04:39) II. Allegretto
7.(05:50) III. Menuet: Moderato
8.(05:09) IV. Finale: Presto
total(23:02)
ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ – London Classical Players
ロジャー・ノリントン – Roger Norrington (指揮)
【CD】 ハイドン:交響曲 第99~104番 ロジャー・ノリントン
まとめ
“軍隊”では、オイゲン・ヨッフムがロンドンフィルを振った録音がいいです。
軽快なテンポで外連味のない表現が清々しいです。
合わせてカラヤン&ベルリンフィルも聴きましたが、ベターッとしたレバーと奏法が、鼻につきます。
82年の録音ですが、どうもカラヤンの美学にはついていけません。
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