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アバド J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲

J.S.バッハ
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こんにちは、
ともやんです。

クラウディオ・アバドの生誕90年を記念して、ドイツ・グラモフォンから彼の膨大な録音の中から選りすぐりの名盤29タイトルが、11月29日に発売されます。

ウィーン・フィルを指揮する若い日のアバドに接した筆者が、アバドへの想いを込めて、それぞれの名盤を聴いてご紹介していきたいと思います。

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アバドのヨハン・セバスティアン・バッハ

僕がクラシック音楽を聴き始めた1970年から大きく演奏スタイルが変わりました。
つまり当時の演奏スタイルを再現しようという動きから、当時の楽器を用いた演奏スタイルが台頭してきたことです。

僕が聴き始めた頃のスターは、カラヤンでありベームでした。
二人のスタイルは違っていましたが、ベルリン・フィルやウィーン・フィルという最高峰の技術と響きを持つ名門オーケストラの機能をフルに使った豊かな音で楽しませてくれました。

J.S.バッハが生きていた頃の響きを現代にということで、当初は、そんな事分かるんかい、なんて思っていました。当然、当時の録音は残っていませんが、様々な研究から再現しているのだと思います。

そしてさの再現された音を聴いて、慣れ親しんだカラヤンやベームの音とは違う、何か躍動的でフレッシュな印象を受けたのです。

懐古趣味的なものだから、何か古臭いものかと思ったのですが、いや、逆に自分が知らない演奏スタイルだから、新しく感じたのでしょう。

そんな古楽器スタイルが台頭してくると、いままでの路線で来ていたモダン楽器で演奏する指揮者やオーケストラもその影響を受けていました。

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そう、アバド指揮のモーツァルト管弦楽団もそんな影響を受けた演奏だなと感じたのです。
軽快なテンポと名手揃いのオーケストラで痛快な演奏です。
かと言って、軽くはない。

そはやはりすでに70歳を越えたアバドの指揮だからでしょうか。
なにか落ち着きと深さを感じさせてくれるのです。

ライブと言うこと緊張感もあり、これはおすすめの名盤です。

アバド ブランデンブルク協奏曲

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046
Brandenburg Concerto No. 1 in F Major, BWV 1046

1.(04:20) I. –
2.(04:14) II. Adagio
3.(04:39) III. Allegro
4.(–:–) IV. Menuet – Trio – Polonaise
total(13:13+α)

———————–

ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048
Brandenburg Concerto No. 3 in G Major, BWV 1048

5.(05:53) I. (Allegro)
6.(01:36) II. Adagio
7.(04:08) III. Allegro
total(11:37)

———————–

ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV 1050 (J. ルーシェによるフルート、ヴァイオリン、チェンバロと管弦楽編)
Brandenburg Concerto No. 5 in D Major, BWV 1050 (arr. J. Loussier for flute, violin, harpsichord and orchestra)

8.(08:51) I. Allegro
9.(04:59) II. Affettuoso
10.(05:13) III. Allegro
total(19:03)

———————–

ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV 1051
Brandenburg Concerto No. 6 in B-Flat Major, BWV 1051

11.(05:57) I. (Allegro)
12.(04:46) II. Adagio ma non tanto
13.(05:43) III. Allegro
total(16:26)

———————–

ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV 1049
Brandenburg Concerto No. 4 in G Major, BWV 1049

14.(06:59) I. Allegro
15.(03:43) II. Andante
16.(05:20) III. Presto
total(16:02)

———————–

ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV 1047
Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047

17.(04:39) I. (Allegro)
18.(03:45) II. Andante
19.(03:01) III. Allegro assai
total(11:25)

編曲 : ジャック・ルーシェ – Jacques Loussier
ジュリアーノ・カルミニョーラ – Giuliano Carmignola (ヴァイオリン)
ラファエル・クリスト – Raphael Christ (ヴァイオリン)
ロレンツァ・ボッラーニ – Lorenza Borrani (ヴァイオリン)
ダニューシャ・ヴァスキエヴィチ – Danusha Waskiewicz (ヴィオラ)
シモーネ・ヤンドル – Simone Jandl (ヴィオラ)
ベフラン・ラッセヒ – Behran Rassekhi (ヴィオラ)
マリオ・ブルネロ – Mario Brunello (チェロ)
エンリコ・ブロンツィ – Enrico Bronzi (チェロ)
ブノワ・グルネ – Benoit Grenet (チェロ)
ミカラ・ペトリ – Michala Petri (リコーダー)
Nikola Tarasov (リコーダー)
ヴィクトール・アヴィアット – Victor Aviat (オーボエ)
ルーカス・マシアス・ナバーロ – Lucas Macias Navarro (オーボエ)
グイド・グアランディ – Guido Gualandi (オーボエ)
ラインホルト・フリードリヒ – Reinhold Friedrich (トランペット)
ライナー・ツィパーリング – Rainer Zipperling (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
サビナ・コロンナ・プレティ – Sabina Colonna Preti (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アロイス・ポッシュ – Alois Posch (コントラバス)
オッタヴィオ・ダントーネ – Ottavio Dantone (チェンバロ)
ジャック・ズーン – Jacques Zoon (フルート)
モーツァルト管弦楽団 – Orchestra Mozart
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音: April 2007, Live recording, Teatro Romolo Valli, Reggio Emilia, Italy

J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集<初回生産限定盤> クラウディオ・アバド モーツァルト管弦楽団

とびきりのソリスト達による室内楽的な愉悦に満ちたブランデンブルク協奏曲。
各々の奏者たちの自発性を十分に尊重しながら全体をリードするアバド。共に演奏する際の理想的な関係がその音楽から聴き取れる、幸せな気分を運んでくれるライヴ録音です。



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