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J・S・バッハ マタイ受難曲 2022年第60回レコード・アカデミー賞大賞

こんにちは、
ともやんです。

大人になると1年がすぎ行くのが、実際の時間の流れよりも速く感じるようになります。これはチコちゃんによるとトキメキがなくなるからだそうです。

なるほどね。幼い頃はなにもが新鮮だったのですが、大人になると自分で求めていかないと難しいですね。

2022年度 第60回「レコード・アカデミー賞」決定!受賞ディスク一覧


さて、今年も1ヵ月を切りました。しばらくはこの1年をふり返って行きたいと思います。
今日は、今年のレコード・アカデミー賞で大賞受賞作をご紹介します。

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ラファエル・ピション バッハ マタイ受難曲

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
マタイ受難曲 BWV 244
St. Matthew Passion, BWV 244

作詞 : 新約聖書 – Bible – New Testament
作詞 : クリスティアン・フリートリヒ・ヘンリーツィ – Christian Friedrich Henrici
ユリアン・プレガルディエン – Julian Pregardien (テノール)
ステファヌ・ドゥグー – Stephane Degout (バリトン)
ルシール・リシャード – Lucile Richardot (アルト)
ゲオルク・フィンガー – Georg Finger (ヴォーカル)
ハナ・ブラジーコヴァー – Hana Bla?ikova (ソプラノ)
ザビーヌ・ドゥヴィエル – Sabine Devieilhe (ソプラノ)
エティエンヌ・バゾラ – Etienne Bazola (バリトン)
レイナウト・ファン・メヘレン – Reinoud van Mechelen (テノール)
クリスティアン・イムラー – Christian Immler (バリトン)
ティム・ミード – Tim Mead (カウンターテナー)
エミリアーノ・ゴンザレス・トロ – Emiliano Gonzalez Toro (テノール)
マリ・ド・ヴィユトレイ – Mailys de Villoutreys (ソプラノ)
ペリーヌ・ドヴィレール – Perrine Devillers (ソプラノ)
ピグマリオン合唱団 – Pygmalion Chorus
ピグマリオン – Pygmalion
ラファエル・ピション – Raphael Pichon (指揮)
録音: April 2021, Salle Pierre Boulez, Philharmonie de Paris, Paris, France
total(160:51)

J.S.バッハ: マタイ受難曲 ラファエル・ピション 、 ピグマリオン・バロック・アンサンブル

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フランスのバロック界の騎手、ピションによるマタイ受難曲の登場。冒頭の合唱曲から、涙の出るような美しさにまず衝撃をうけます。美しい声と美しい音色へのたゆまぬ探求がきわめられた、聴き手によりそうような、親密で、深い感動を呼び起こす演奏です。

ピグマリオンとピションが本格的に活動をはじめ、バッハの音楽とも深く関わって15年が経過していますが、この演奏は、彼らのバッハ音楽への取り組みが比類なき水準にあることを示しています。

ピションはここで、作品を内面から見つめなおし、導入―受難への準備―庭での場面―大祭司の場面-ピラトの場面―十字架の場面―埋葬―エピローグと場面わけをしています。これによって場面場面にあらためて深く共感できるような流れになっています。

よい意味で、血なまぐささのない演奏ともいえるかもしれず、この作品が、感動的で普遍的な叙事詩のようであることにも気づかせてくれます。

福音書記者のユリアン・プレガルディエンは、やわらかな声で、厳しい場面でも聴き手を責めるような歌唱にはならず、物語をすすめます。イエスの歌唱も、きわめて人間的。

各合唱群に配されたソリストたちも、世界で活躍する歌手たちですが、物語の中に徹底して入っております。有名な「憐みたまえ」のアリアも、全体の流れにそいながらも、その楽曲の中での実に細やかな表情づけに、あらためてハッとさせられる瞬間の連続。

全体のドラマの自然かつ見事な構成、かつ1曲1曲の比類なき完成度も衝撃の、ピション、ピグマリオン、歌唱陣すべてがバッハの音楽に仕えているからこそ実現した稀有な演奏となっております。

【プロフィール】
ピションはパリ音楽院で歌、ヴァイオリンとピアノを学び、若きカウンターテナー歌手として、サヴァールやレオンハルト、コープマン、ジュルダン(現代音楽も)の指揮のもとで演奏していました。

2006年、ピグマリオン(合唱とピリオド楽器オーケストラ)を設立、瞬く間に世界の注目を集めるようになります。これまでに、バッハのミサ・ブレヴィスや、ラモーのトラジェディ・リリック、モーツァルトのあまり演奏されない作品などといったプロジェクトによって、アイデンティティを確立してきています。

ピションは、2018年、ザルツブルク音楽祭にデビューしたのをはじめ、今後の活躍にもさらに期待が高まります。ピグマリオン&ピションも、パリでカンタータのツィクルスを成功させるなど、その美しい音楽で、世界の注目を集めています。



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