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ベルリン古楽アカデミー イザベル・ファウスト ブランデンブルク協奏曲

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こんにちは、
ともやんです。

昨年2021年3月から5月に掛けて録音されたベルリン古楽アカデミーとヴァイオリンのイザベル・ファウスト、ヴィオラのアントワン・タメスティを加えてJ・S・バッハのブランデンブルク協奏曲。

ベルリン古楽アカデミーは、1982年に東ベルリンで設立された古楽器グループ。
つまり今年創立40年ということですね。

https://akamus.de/de

ホームページはドイツ語ですが、翻訳アプリを使って訳してみました。

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ベルリン古楽アカデミーについて

ベルリン古楽アカデミーは、愛称をAkamus(アカムス)といいは、2022 年に創立40周年を迎えました。

1982年にベルリンで設立されたこのアンサンブルは、現在、歴史的情報を駆使して演奏する世界有数の室内楽団です。

40年にわたり、このオーケストラは、エキサイティングなコンサートプロジェクトや音楽の発見の旅で、その多様性を繰り返し実証してきました。

Akamus(アカムス)は、Carl Philipp Emanuel Bach(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ1714-1788) と Georg Philipp Telemann(ゲオルク・フィリップ・テレマン1681-1767) の音楽の再発見に大きく貢献しました。

このアンサンブルは、19世紀までのバロックとクラシックの時代に向けて、その中心的なレパートリーを徐々に意図的に拡大し、最近では「ベートーベンの交響曲とそのモデル」が高く評価されています。

以上、公式HP内にあるオーケストラの説明の冒頭文です。

今回、演奏を聴きながら果たして50年後この演奏はどう評価されるだろうか?とふと思ってしまいました。

僕が初めて聴いたブランデンブルク協奏曲の演奏は、カール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団の1967年の録音。今から55年前の録音なのです。

これをオーソドックスで正統的な演奏として高く評価されLP時代からCD、サブスク時代も聴かれる録音です。

しかし、ベルリン古楽アカデミーは歴史的な情報から当時の演奏を再現している思われるので、こうなるとどっちが正統的な演奏かわからなくなります。

ただ、演奏スタイルが変っても感動するかどうかとは別です。
50年後もベルリン古楽アカデミーの演奏はもちろん、ファウスト、タメスティの煌めくテクニックに感動するだろうと期待します。

50年後、21世紀も後半。バッハの演奏スタイルはどう変わっているか楽しみです。
もちろん自分で聴くことはかなわないですが。。。

ベルリン古楽アカデミー イザベル・ファウスト ブランデンブルク協奏曲

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046
Brandenburg Concerto No. 1 in F Major, BWV 1046

1.(03:33) I. –
2.(03:19) II. Adagio
3.(03:58) III. Allegro
4.(07:09) IV. Menuetto – Trio I – Polacca – Trio II
total(17:59)

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ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV 1047
Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047

5.(04:46) I. (Allegro)
6.(03:20) II. Andante
7.(02:42) III. Allegro assai
total(10:48)

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ブランデンブルク協奏曲第3番 ト長調 BWV 1048
Brandenburg Concerto No. 3 in G Major, BWV 1048

8.(05:10) I. (Allegro)
9.(00:16) II. Adagio
10.(04:15) III. Allegro
total(09:41)

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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調 BWV 1049
Brandenburg Concerto No. 4 in G Major, BWV 1049

1.(06:31) I. Allegro
2.(03:36) II. Andante
3.(04:25) III. Presto
total(14:32)

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ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調 BWV 1050
Brandenburg Concerto No. 5 in D Major, BWV 1050

4.(09:37) I. Allegro
5.(05:05) II. Affettuoso
6.(04:55) III. Allegro
total(19:37)

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ブランデンブルク協奏曲第6番 変ロ長調 BWV 1051
Brandenburg Concerto No. 6 in B-Flat Major, BWV 1051

7.(05:20) I. –
8.(04:05) II. Adagio ma non tanto
9.(05:24) III. Allegro
total(14:49)

イザベル・ファウスト – Isabelle Faust (ヴァイオリン)
アントワン・タメスティ – Antoine Tamestit (ヴィオラ)
ベルリン古楽アカデミー – Berlin Akademie fur Alte Musik
不詳 – Anonymous (指揮)
録音: March – May 2021, Christuskirche, Berlin, Germany

J.S.バッハ ブランデンブルク協奏曲 ベルリン古楽アカデミー イザベル・ファウスト アントワン・タメスティ

ベルリン古楽アカデミーのブランデンブルク協奏曲の登場!これだけでも心躍るのに、なんとイザベル・ファウストとアントワン・タメスティという世界的名手がゲストに登場しているという、前代未聞のスケールの録音の登場です。

ベルリン古楽アカデミーは1998年にブランデンブルク協奏曲を録音(HMM 931634)、以降幾度となく演奏会でも取り上げており、まさにかれらの手中に完全に収められたもの。自由自在、余裕たっぷりにあそびのあるアンサンブルが展開されております。

また、ファウストとはバッハのヴァイオリン協奏曲集(KKC 6219 / HMM 902335)で素晴らしい録音を成し遂げ、タメスティともテレマンの協奏曲プロジェクトでお互いをよく知り尽くした上でのレコーディングとなっております。

ファウスト、タメスティ両名が参加している第3番では終楽章の目もくらむようなスピード感で展開されるパッセージが圧巻!ファウストが参加している第4番はリコーダーが活躍する楽曲ですが、ファウストの攻めに攻めた、典雅で超絶技巧のパッセージもまた聴きもの。

第6番はヴァイオリンが含まれない少し珍しい編成の作品ですが、ヴィオラのタメスティの存在感が際立っています。ほかにもアルパーマンの雄弁すぎるチェンバロや、管楽器の面々のうまさ!語りつくせぬ聴きどころの連続ですが、まるで6曲全体がひとつの大きな組曲であるように感じるくらい、ひといきに聴いてしまいます。

作品当時の奏者たちも高い技巧の持ち主だったことは夙に知られるところですが、あらためてその史実に驚きとともに思いをはせると同時に、当時の演奏の現場の熱気と活気、そして聴衆たちの興奮までもが再現されているよう。即興感と心地よい疾走感に満ちた、尋常ならざる熱気とエネルギーと気魄にみなぎった演奏です。



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