メルマガ登録

タチアナ・ニコラーエワ J・S・バッハ フーガの技法

[広告] 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは、
ともやんです。

今日は、ロシアの偉大なピアニスト、タチアナ・ニコラーエワ。
1993年11月13日にサンフランシスコでショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を演奏中に脳卒中を起こし、9日後の11月22日に死去。

今日は、亡くなる半年前の4月26日に行われたヘルシンキでのリサイタルのライブを聴きました。

曲目はJ・S・バッハの『フーガの技法』。彼女が得意とする作品ですが、この録音はいままでリリースされたことがなく、2020年1月に初出音源としてリリースされた貴重なものです。

スポンサーリンク

タチアナ・ニコラーエワについて

タチアナ・ニコラーエワは、ロシア西部ブリャンスク州ベジツァの出身で1924年5月4日生まれ。そして前出の通り1993年11月22日没。享年69歳。

ソビエト連邦が崩壊したのは1989年のこと。それまでは旧ソ連のピアニストとして活躍していたが、その後西側に行くようになり、その芸術の素晴らしさが広く知られるようになった。しかし、彼女には残されていた時間は少なく結局旧ソ連時代の録中心にその演奏を聴いて偲ばれているようです。

また作曲家ショスタコービッチとの生涯に渡っての親交に知られていて、ショスタコーヴィチが、ニコラーエワのバッハ演奏に触発され作曲した『24の前奏曲とフーガ』は、ニコラーエワに献呈されています。

この録音ももちろん残されていますが、改めて聴いてみたいと思います。

スポンサーリンク

ロシアへの思いとモスクワ出張

2022年2月のプーチン政権によるウクライナ侵攻で、ロシアは世界中を敵に回した感じですが、個人的にはロシア国民もプーチン政権の被害者とも思っています。

ただ、1980年代後半のゴルバチョフの政策により民主化に舵を切ったにもかかわらず、プーチンのよるほぼ独裁的な政権になったのは、もしかして国民にも多少の責任はあるかもしれませんが。
そんな政治的な話は別にて、僕は子供の頃からロシアへの憧れがありました。

僕の生まれ育った場所は、富山市の北端で富山湾に面した漁港のある小さな町でした。
記憶はあまりありませんが、古い写真で見ると僕が生まれた頃はまだ家の前からそのまま砂浜に繋がっていてそのまま海とその先にかすかに見える能登半島まで臨むことが出来ました。

だからこの海の向こうにロシアという大きな国があるんだなと思い、いつかこの海の向こうに行ってみたいとも思っていました。また父が勤めていた会社はロシアからの木材を扱う会社でもありました。

中学生から高校生に掛けては、チャイコフスキーやトルストイ、そして五木寛之氏の小説に親しみロシアへの多いはより膨らんだものです。

それから約10数年。僕が勤めていた会社は宝飾品を扱う会社で、ロシアからダイヤモンドを輸入するようにもなりました。その買付業務が僕の担当になったのです。

1987年から94年まで足掛け7年に渡ってモスクワやカッティング工場のあるスモレンスクという街に10数回行くことができたのは本当に幸運でした。

出張に行った時の楽しいは、仕事が終わったあとの美術館に行くことでした。ちょうど帰り道にプーシキン美術館があり、料金が安かったこともありよく行ったものです。

またモスクワの地下鉄の構内がまるで美術館のように芸術的な壁画が描かれていてこれも見ものでした。

スポンサーリンク

タチアナ・ニコラーエワ バッハ フーガの技法

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
フーガの技法 BWV 1080
Die Kunst der Fuge (The Art of Fugue), BWV 1080
total(87:41)
タチアーナ・ニコラーエワ – Tatiana Nikolayeva (ピアノ)
録音: 26 April 1993, Sibelius Academy, Helsinki, Finland

J.S.バッハ: フーガの技法 タチアナ・ニコラーエワ

ロシアを代表する偉大なピアニストであるタチアナ・ニコラーエワの最晩年の録音が、マスタリングに定評あるFIRST HAND RECORDSから発売されます。

1993年11月13日にサンフランシスコでショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を演奏中に脳卒中を起こし9日後に亡くなったニコラーエワ。

このディスクに収められているのはその半年前、4月26日に行われたヘルシンキでのライヴ録音です。曲目は彼女が得意としたバッハの『フーガの技法』で、これまでリリースされたことのない録音。たいへん貴重な初CD化です!

20代でバッハの『平均律』全曲を暗譜、ショスタコーヴィチの創作欲も刺激したニコラーエワ。

1990年代に入ってもロンドンでバッハの『平均律』『フーガの技法』、ショスタコーヴィチの『前奏曲とフーガ』を暗譜で完璧に演奏するなど長く活躍を続けていました。

当盤の演奏では一部に暗譜が飛んでしまった箇所があるものの、フーガを種類別(単純フーガ、反行フーガ、2重・3重フーガ、鏡像フーガ)に分けて構成し、未完フーガの主題提示でオクターヴを重ねるなどの手を加えた、紛れもないニコラーエワ流の『フーガの技法』を聴くことができます。

途轍もなく大きなスケール、途方もなく深遠な音楽世界に圧倒される至高の名演をぜひお聴きください。



スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました