こんにちは、
ともやんです。
ネットに見つけた記事で以下の内容のものが印象に残っています。
詳細に関しては失念しましたが、次のような内容でした。
ある90歳のおばあさんに、人生で悔いていることはなんですか?
という質問をしたところ、
60歳からヴァイオリンを始めなかったことと、答えたそうです。
おばあさんは、若い頃から音楽が好きで、いずれヴァイオリンを始めたいと思っていたそうです。
しかし、子育てや仕事で忙しく、なかなか始められず、60歳になりました。
子供たちも独立し、仕事も一段落したのでヴァイオリンを始めようとしました。
それを家族に相談したところ、いまさらとか、こんな年齢から始めてもと否定的だったそうです。
もちろん、そんなの気にしないで始めることも可能でしたが、おばあさんは、家族の意見に流され、自分でもこんな年で始めてもと思い、始めなかったそうです。
それから30年、90歳のおばあさんは悔いを残していたのです。
ムローヴァ ヴァイオリンとの出会い
さて、上記のおばあさんの話に影響を受けたわけではないのですが、最近、同世代でヴァイオリン奏者としてアマチュア・オーケストラで活動している方と知り合いました。僕と同じように個人事業主ですが、いきいきとされています。
また、息子がヴァイオリンを持っていないのでまったく弾いていないので、「俺にくれよ」といったら「いいよ、やるよ」ということであっさりヴァイオリンを持つことになりました。
これなら、ヴァイオリンをやった方が良いという流れですね。
ということで既にヴァイオリン教室で体験もしてきたので、近々、教室に通いだします。
さて、僕のことはこの辺にして、ヴィクトリア・ムローヴァ。
ヴィクトリア・ムローヴァという女性のヴァイオリニストについて、その名前とロシア出身の美人奏者ということくらいしか知りませんでした。
ただ、20代の前半にフィンランド・ツアー中に亡命するとスリリングな人生も、また名指揮者アバドとの間に子供もいるということでもあります。
ちなみに僕と同世代の1959年生まれ。
じっさい、ジャケットでみるムローヴァは、ロシアン・ビューティーでした。
でもだから聴いてみようと言う気は起きませんでした。
別に美人だから興味本位で聴くことはあったとして、それが絶対条件ではないからです。
ただ、タワーレコードのセール案内で、イギリスのレーベル「Onyx Classics」が期間と数量限定で、しかも厳選した56タイトルのみのセールしますよっていう案内の中にムローヴァのアルバムが3タイトルは入っていたのです。
このレーベルには、五嶋みどり、マリア・ジョアン・ピレシュ、オーギュスタン・デュメイと言う僕の大好きなアーティストを要していて、これは聴かなきゃということで早速聴いてみました。
〈期間限定〉Onyx Classics レーベル 厳選セール〈56タイトル〉
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セールでの取り扱う56タイトルは、こちらでチェックください。
ヴィクトリア・ムローヴァ 名盤 バッハ ヴァイオリン曲集
J.S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV 1014
Sonata No. 1 for Violin and Harpsichord in B Minor, BWV 1014
total(12:28)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番 イ長調 BWV 1015
Sonata No. 2 for Violin and Harpsichord in A Major, BWV 1015
total(13:34)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV 1016
Sonata No. 3 for Violin and Harpsichord in E Major, BWV 1016
total(14:55)
トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV 529※
Trio Sonata No. 5 in C Major, BWV 529
total(12:37)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番 ハ短調 BWV 1017
Sonata No. 4 for Violin and Harpsichord in C Minor, BWV 1017
total(16:47)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第5番 ヘ短調 BWV 1018
Sonata No. 5 for Violin and Harpsichord in F Minor, BWV 1018
total(17:55)
ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV 1019
Sonata No. 6 for Violin and Harpsichord in G Major, BWV 1019
total(15:38)
ヴァイオリン・ソナタ ト長調 BWV 1021※
Violin Sonata in G Major, BWV 1021
total(08:17)
ヴィクトリア・ムローヴァ – Viktoria Mullova (ヴァイオリン)
オッタヴィオ・ダントーネ – Ottavio Dantone (チェンバロ)
ヴィットリオ・ギエルミ – Vittorio Ghielmi (ヴィオラ・ダ・ガンバ)※
ルカ・ピアンカ – Luca Pianca (リュート)※
これまでムローヴァはストラディヴァリウスのヴァイオリンを使用してきたが、今回新たにイタリアの銘器グァダニーニ(1750 年製)を入手。大盛況のうちに幕を閉じたヨーロッパ・ツアーの直後に収録が行われた今回のバッハは、ムローヴァにとってグァダニーニを使用した初の録音となるのである!1990 年代半ばからピリオド奏法の研究を重ねたきたムローヴァは新録音でもバロック弓の使用とピリオド奏法を取り入れており、バロック時代の音楽を徹底的に追求している。ちなみにムローヴァのバッハは、今回のソナタ集だけでなく「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータ集(全曲)」のリリースも予定されるなど注目度は絶大!ヴァイオリン界の女王が新たな楽器を携えて再び挑むバッハ。
録音:2007年3月
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J.S. バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001-1006
BACH, J.S.: Sonatas and Partitas for Solo Violin, BWV 1001-1006
Disc 1
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
14:45無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
Violin Sonata No. 1 in G Minor, BWV 1001
total(14:45)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV 1002
Violin Partita No. 1 in B Minor, BWV 1002
total(28:58)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
Violin Sonata No. 2 in A Minor, BWV 1003
total(20:55)
Disc 2
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
Violin Partita No. 2 in D Minor, BWV 1004
total(28:23)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
Violin Sonata No. 3 in C Major, BWV 1005
total(20:46)
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
Violin Partita No. 3 in E Major, BWV 1006
total(18:14)
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ ヴィクトリア・ムローヴァ
1992年から1993年にかけてモダン・スタイルで3つの”無伴奏パルティータ”をフィリップスに録音したものの、相反するように3つの”無伴奏ソナタ”は録音を行わなかったムローヴァ。その後、ガーディナー、ダントーネ、アーノンクール、アントニーニ&イル・ジャルディーノ・アルモニコをはじめとした古楽界の名匠たちとの出会いと共演からの影響、ピリオド奏法の研究と追求、そしてJ.S.バッハの音楽に対する解釈の変化を経験したムローヴァが、遂に「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音を決断!
ムローヴァが「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」の全曲録音に臨むために選択したのは、ガット弦を張った1750年製のG.B.グァダニーニに、ワルター・バエルビエロ製のバロック弓を組み合わせた近年の絶好調を支える”ムローヴァ・スタイル”。J.S.バッハの音楽、すなわちバロック時代の音楽を追求するためにムローヴァが生み出した独自のスタイルでの成果は、前回の「ソナタ集」(ONYX4020)で実証されているだけに、今回の「無伴奏全曲」への期待度はとてつもなく高い。
録音:2007年3月、2008年10月
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ムローヴァ J.S.バッハ: ヴァイオリン協奏曲集
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
Violin Concerto in A Minor, BWV 1041
total(12:17)
ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
Violin Concerto in E Major, BWV 1042
total(15:25)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 BWV.1053(原曲:チェンバロ協奏曲第2番ホ長調)
Keyboard Concerto in E Major, BWV 1053 (arr. O. Dantone for violin and orchestra)
total(19:39)
ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲ハ短調 BWV.1060(原曲: ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲/2台のチェンバロのための協奏曲)
Concerto for 2 Keyboards in C Minor, BWV 1060 (arr. O. Dantone for violin and harpsichord)
total(13:05)
ヴィクトリア・ムローヴァ – Viktoria Mullova (ヴァイオリン)
オッタヴィオ・ダントーネ – Ottavio Dantone (指揮、チェンバロ)
アカデミア・ビザンチナ – Accademia Bizantina
J.S.バッハ ヴァイオリン協奏曲集 ヴィクトリア・ムローヴァ オッターヴィオ・ダントーネ アカデミア・ビザンティーナ
女王ムローヴァの最も新しいバッハ!
フィリップス(Philips)時代の1995年の録音以来となるバッハの「ヴァイオリン協奏曲集」でムローヴァが弾くのは、”オリジナル”の「BWV.1041」と「BWV.1042」、”アレンジ”の「BWV.1053」と「BWV.1060」の4作品。
古楽界の巨匠たちの演奏、共演を通じてバロック・レパートリーに魅了され、ガット弦、ピリオド弓の仕様、ピリオド・アプローチの研究を続けてきたムローヴァ。
ダントーネ&アカデミア・ビザンチナとの新たな「ヴァイオリン協奏曲集」では、”モダン”、”ピリオド”という枠を超越し、さらなる進化を遂げた”ムローヴァ・スタイル”を聴かせてくれるに違いない。
録音:2012年12月
この3つのアルバムを続けて聴くとある変化に気付きます。
それはムローヴァの演奏スタイルです。
2007年3月と2012年12月では、明らかに違います。
2007年の方が、オーソドックスなスタイルですが、2021年の方は、ピリオド奏法が主体になっています。
そして無伴奏ソナタ、パルティータは、ヴァイオリンとチェンバロのソナタの直後と少し間をおいて録音していますが、その過渡期を感じ、興味深いです。
これからも聴いていきたいヴァイオリニストです。
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