こんにちは、
ともやんです。
今年2021年は、ベルギー出身の名ヴァイオリニスト、アルテュール・グリュミオー(1921-1986)の生誕100年にして没後35年の年です。
この機会に”フランコ=ベルギー派”の継承者として流麗な技巧と艶やかな音色で人びとを魅了したグリュミオーのヴァイオリンを傾聴したいと思います。
まず最初に取り上げたのが、僕の大好きなヨハン・セバスティアン・バッハのヴァイオリン協奏曲集とハインツ・ホリガーと共演したヴァイオリンとオーボエのための協奏曲を聴きました。
グリュミオーの優しく包み込むような音色に魅了される演奏です。
グリュミオー 新旧バッハ ヴァイオリン協奏曲集
グリュミオーは、ヨハン・セバスティアン・バッハの現存するヴァイオリン協奏曲全曲の録音を何度か行っているようです。
僕が聴いたのは、1978年盤。もしかして最後の録音?
なお、タワーレコードのオンラインショッピングのレビューでは、酷評している人がいます。しかし、僕は全く逆の印象を持っています。
なんと優しく艶やかで心の籠った演奏だろうか!
思わず聴き惚れてしまいました。
なお、酷評した方は、2つのヴァイオリン協奏曲で第一ヴァイオリンばかりが目立つと書かれていますが、僕のは全くそんな印象はありません。
もしかして再生装置に不備があったのではと思うくらいです。
でもそれをきっかけに聴かなくなったというのは哀しいことですし、もったいないことでもあると思います。
僕はおすすめです。
グリュミオー バッハ ヴァイオリン協奏曲集 1978年盤
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ – Johann Sebastian Bach (1685-1750)
ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041
Violin Concerto in A Minor, BWV 1041
1.(03:58) I. Allegro
2.(06:05) II. Andante
3.(03:58) III. Allegro assai
total(14:01)
—————————-
17:03ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042
Violin Concerto in E Major, BWV 1042
4.(08:08) I. Allegro
5.(05:58) II. Adagio
6.(02:57) III. Allegro assai
total(17:03)
—————————-
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
Concerto for 2 Violins in D Minor, BWV 1043
7.(04:01) I. Vivace
8.(06:42) II. Largo ma non tanto
9.(04:58) III. Allegro
total(15:41)
アルテュール・グリュミオー – Arthur Grumiaux (ヴァイオリン)
ヘルマン・クレッバーズ – Herman Krebbers (ヴァイオリン)
ソリスト・ロマンド – Solistes Romands, Les
アルパド・ゲレッツ – Arpad Gerecz (指揮)
録音: November 1978, La Chaux-De-Fonds, Switzerland
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番 2つのヴァイオリンのための協奏曲<限定盤>
バッハの現存するヴァイオリン協奏曲全3曲を録音した名盤。磨き上げられた艶やかな美音と鮮やかなテクニックをもったアルテュール・グリュミオーのヴァイオリンが、師匠エネスコゆずりのバッハ解釈を軸に、彫が深く気品のある、またとない名演奏を実現する一枚。
グリュミオー バッハ ヴァイオリン協奏曲集 1964年盤
J.S.バッハ:
1. ヴァイオリン協奏曲 第1番
2. ヴァイオリン協奏曲 第2番
3. オーボエとヴァイオリンのための協奏曲
4. 2つのヴァイオリンのための協奏曲
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)(3)
豊田耕児(ヴァイオリン)(4)
レイモンド・レパード(指揮)、イギリス室内管弦楽団(1,2)
エド・デ・ワールト(指揮)、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(3,4)
録音:1964年6月(1,2)1970年9月 ロンドン(3,4)
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番・第2番/2つのヴァイオリンのための協奏曲 オーボエとヴァイオリンのための協奏曲<限定盤>
絶大な人気を誇った名ヴァイオリニスト、アルテュール・グリュミオーによる、1964年に録音されたバッハのヴァイオリン協奏曲を収録したCD。カップリングには、オーボエのハインツ・ホリガーや日本人ヴァイオリニスト、豊田耕児との共演も収録。
アルテュール・グリュミオー生誕100年記念ボックス
ヴィルトゥオーソの美しい演奏を見事に再現した名録音の集大成。
CD74枚組BOXセットアルテュール・グリュミオーは20世紀の素晴らしいヴァイオリン・ヴィルトゥオーソの一人、最高の音楽家の一人と目されています。この巨匠にもたらされた世界的名声は、その美しい演奏を見事に再現した、フィリップスのプロデューサー、エンジニアたちにより行われた素晴らしい録音に負うところも大きいと思われます。グリュミオーの生誕100周年を記念し、CD74枚組の録音全集がリリースされます。
サー・コリン・デイヴィスとロンドン交響楽団とのモーツァルトのアダージョ(K.261)とロンド(K.373)は初発売となります。
ブックレットにはイギリスの音楽評論家タリー・ポッターによる新規ライナーノーツ(英語、フランス語、ドイツ語、日本語)、貴重な写真、アルファベット順、年代順の録音曲の索引が掲載されています。LP時代のデザインではなく今回BOX用に新たに制作された統一デザインの紙ジャケット仕様。
ユニバーサル・ミュージック
コメント