ジョン・レノンの命日に届いたアルバムと僕の大好きな3枚

作曲家
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こんにちは、
ともやんです。

12月8日は、元ザ・ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの命日です。
日本では、時差の関係で翌日12月9日なので、僕はこの2日間は、いつもジョンのLPやCDを聴いて彼を偲んでいます。

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ジョン・レノンの命日 訃報を受けたとき

現地アメリカ・ニューヨーク現地時間1980年12月8日午後11時頃、ジョン・レノンがファンと思われる男に銃撃され命を落としました。
享年40歳。

僕が知ったのは、翌日12月9日の午後。
僕は大学近くの喫茶店でアルバイト中でした。

そんな中、有線放送でジョン・レノンの曲が続けて流れ出したのです。
僕は「おや?」と嫌な予感がしました。

というのも3年前の1977年の夏、同じ喫茶店でバイトしていたのですが、有線放送からエルビス・プレスリーの曲が連続して流れだしたのです。

僕が、「あれ?プレスリーの曲ばかり流れていますね。」というと、マスターが「死んだんじゃない?」と返したので、僕は「まさか」と返事したのを思い出したのです。

結局、下宿に戻ってラジオでプレスリーの訃報を知ったのでした。
そんな記憶があるので、僕は嫌な予感がしました。

でもその予感は当たってしまったのです。
バイト中なのか、下宿に戻ってからなのか、記憶が定かではありませんが、ジョン・レノンが射殺されたという事件を知りました。

その夜は、下宿でボンヤリジョンのLPを聴いたように思います。

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ジョン・レノンの命日に届いたアルバム

音楽評論家中山康樹さん(1952-2015)は、僕の音楽知識に関しての師匠です。
残念ながら62歳で亡くなられましたが、僕の本棚には中山さんの本が、何冊も並んでいます。

ボブ・ディラン、マイルス・デイビス、ザ・ビートルズ、ジャズ関連本、そしてジョン・レノンの本など。

その中に『ジョン・レノンを聴け!』という新書版があります。
2005年に書かれた本です。

それを読んでいると僕が特に気に入っているアルバム『ロックンロール』で、次のような記述を発見しました。

要約すると、このアルバムには、2種類存在する。
旧版は、以前からのオリジナル版。
これを僕はLPレコードで持っています。

それに対して中山さんの本は、2004年発売のリミックス&デジタル・リマスタリング版なのです。

つまりこれが新版。
大きな違いは、第1曲目の『ビー・バップ・ア・ルーラ』。
旧版は、いきなり「ウェー(Well)」と始まりますが、新版では、ジョンがギターで「1,2,3,4」とカウントを取って始まるのです。

中山さんは、このパートが加えられたのと、驚異的に良くなった音質により、新しいアルバムに生まれ変わったと感じ、極論を言えばジョンの『ロックンロール』というアルバムは2種類になったと記しています。

僕はこれを聴きたくして堪らなくなりました。
そこで契約している音楽配信サービスのSpotifyやAmazon Musicでチェックしたのですが、共に2010年リマスターにとなっていますが、残念ながら旧版の方でした。

こうなったらどうしても聴きたい!
そこでオンラインで探したところ、Amazonで、ディスクユニオンが、この2004年の盤を出展しているのを見つけそ即購入手続き。
その他にも出展がありましたが、個人が出展しているのと違い、ディスクユニオンなら安心という気持ちがありました。

そして届いたのが、12月8日のまさにジョン・レノンの命日だったのです。
早速聴きました。

『ビー・バップ・ア・ルーラ』のカウントを取るジョンがそこにいたのです。

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僕の好きなジョン・レノンのアルバムベスト3

ジョンのソロ時代のアルバムと言うと、1枚目とされる邦題『ジョンの魂』と2枚目の『イマジン』が有名です。
もちろん僕もこの2枚は好きです。

でも個人的には次の3枚が好きなのです。

ライヴ・ピース・イン・トロント1969

1969年9月13日にカナダのトロントのパーシティ・スタジアムで行われた「ロックンロール・リバイバル・ショー」から、ジョンとヨーコのプラスティック・オノ・バンドの演奏を収録したアルバムです。

この時期は、ザ・ビートルズのアルバム『アビーロード』が発売された時で、最後のアルバム『レット・イット・ビー』は翌年に発売されました。
つまりこの段階では、ジョンはまだ現役ビートルズの一員だったわけです。

しかも出演も直前に決まったようで、主催者側が、チケットの売れ行きが良くないのでジョンに打診して、出演が決定したのが前日というから驚き。
しかしその甲斐あってチケットの売上が伸び、僕らも50年前の音源をこうやって聴くことが出来るのです。

急なこともあり、ジョンはギターは、ジョージに声を掛けましたが断れられ、エリック・クラプトン。ベースがクラウス・フォアマン、ドラムスがアラン・ホワイト。

ここでの聴きものは、1曲目の『ブルー・スウェード・シューズ』、4曲目の『ヤー・ブルース』6曲目の『ギブ・ピース・ア・チャンス』。

さすが下積み時代からさんざん演奏して来ただけに、急造のバンドながら、完成度は高く、1曲目は遅めのテンポで味わうように歌っているジョンが印象的。

4曲目では、リードギターでジョンとクラプトンの共演が聴きどころ。
ジョンはボーカルとリズムギターに徹していたが、ここで名手クラプトンとギター・バトルを展開。
この二人のギタリストの個性の違いがよくわかります。

節回しなどクラプトンの方がスマートかもしれませんが、ロック的な濃度から言うと圧倒的にジョンです。

6曲目は、ジョンが、1曲目が始まる前に司会者が紹介を兼ねて『ギヴ・ピース・ア・チャンス!』と叫んでいることから、ジョンがこの曲を歌い、紹介するためにやってきたという意気込みが伝わってきます。
まさにジョンはこの曲を歌うためにそこにいたという確信させる演奏です。

このアルバムは、現在廃盤のようですが、ロックの歴史を知る上でももちろんジョンの足跡を知る上でも貴重な記録だと僕は信じています。


Live Peace in Toronto 1969 ジョン・レノン&ヨーコ・オノ

サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ:ヨーコに感謝

『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』というジョンのソロ活動3枚目のアルバムは、どうも前作2作に比べて人気が低いようです。

2枚組にして焦点がぼやけて感じるからでしょうか。
でも僕はこのアルバムが大好きです。

高校生の頃持っていたのですが、一時期手放してしまい、最近ようやくLP2枚組の新品で再度購入しました。

特に1枚目が圧巻。
第1曲の邦題『女は世界の奴隷か』は、バラード調とイントロのサックス、ツインリードギターなどサウンド的にも惹きつけられます。

そして1枚目最後の飾る『ニューヨーク・シティ』もストレートなロックンロールで、中山さんも絶賛の曲。
中山さんは大阪出身と言うこともあり、この曲の歌詞とリズムは、関西弁的に解釈するとよりリアルに迫ってくる、と記されています。
その意見は、北陸出身の僕には、ピンと来ませんが、カッコいい曲であることは間違いありません。

またこのアルバムではヨーコに感謝したいです。
LP1枚目のA面が圧巻と書きましたが、ここでは僕はヨーコに感謝したいと思います。
ここでは、ジョンとヨーコの曲が交互に収録されています。

聴くまでは、不安もありますが、ヨーコの曲は至ってまともと歌も怪鳥のような叫びもなく、誠実に歌っていることが伝わってくるからです。

ただLP2枚目のライブでは、鬱陶しいな、邪魔だなと思ってしまい残念ですが;- -)

Sometime In New York City<限定盤> John Lennon

ロックンロール2004年版が届いた

冒頭に書きましたが、新版がジョン・レノンの命日に届きました。
この2004年発売のリミックス&デジタル・リマスタリング版は、現在廃盤のようです。

中古市場ではまだ流通しているようですが、ちゃんと購入前に確認しないと購入後がっかりするかもしれません。

そんな訳で、僕は中古店大手ディスクユニオンの出展で購入しました。
もちろん、問題はありませんでした。

ということで購入時は要注意です。


ロックンロール ジョン・レノン

まとめ

毎年ジョン・レノンの命日周辺になると彼のアルバムをよく聴きます。もちろん、それ以外でも聴くことがありますが、やはりこの12月上旬によく聴きます。

いつもクラシックのCDなどを紹介しているこのブログですが、僕が好きなミュージシャンとしてジョン・レノンのアルバムを紹介しました。

良かったらぜひ聴いてみてください。

Amazon Music Unlimited

ジョン・レノンの多くのアルバムはこちらでお楽しみ頂けます。



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