こんにちは、
ともやんです。
先日数年ぶりに献血に行ってきました。
その時教えてもらったのが、日本人の血液型の割合は、ザクッとA型4割、O型3割、B型2割、AB型1割でどの血液型もその割合に準じて足りないので、どなたでも献血して頂くと助かります、と言っていました。
調べてみると欧米では、フランス、ドイツ、ポーランドなどはA型優位で、アメリカ、イギリス、イタリアなどがO型優位です。
しかも面白い現象があり、A型優位の地域は、B型も2割前後入るので、AB型も1割近くいます。
しかし、O型優位の地区は、B型が1割程度で、AB型は3~5%しかいません。
以前こんな話を聴きました。
女優のマリリン・モンローはAB型だったそうですが、アメリカでは、圧倒的少数だったためかえって、その希少性のイメージが受けて人気が上がったというのです。
音楽家の血液型を調べて人がいました。
オーケストラ団員は、圧倒的にO型とA型優位で、逆にソリストがB型、AB型が多くなるそうです。
オーケストラは、多くある欧米では、O型A型が多いので、そのままオーケストラの構成もそうなると思いますが、ソリストに関しては、第二次大戦後東洋人が世界的な活躍を見せるようになり、それがB型とAB型が増えているように見せるのではないでしょうか?
モンテヴェルディ 洗礼の日
今日は16世紀から17世紀に活躍したイタリアの作曲家クラウディオ・モンテヴェルディの誕生日(洗礼を受けた日)です。
1567年5月15日洗礼で、当時としては長命で1643年11月29日死去。享年76歳。
イタリアの作曲家というとその後100年以上後の生まれたヴィヴァルディが有名ですが、モンテヴェルディの才能は、やはりヴィヴァルディと同時代に活躍したJ・S・バッハをも凌ぐという人もいるくらいです。
そんなモンテヴェルディの歌劇「ポッペアの戴冠」を聴きました。
物語の舞台は、古代ローマ。
皇帝ネロ(オペラではネローネ)に取り入り、やがて皇妃となり戴冠式を迎えるというポッペアの物語です。
野心家のポッペアは、ネローネに取り入るため媚態の限りを尽くし、篭絡します。そのため彼女は婚約者を裏切り、ネローネは妻を島流しにし、自分を諫めようとする哲学者セネカを死刑にしてしまいます。
まさに善が滅び、悪がはびこる、世も末のような物語で、愛憎凄まじいドロドロ物語です。
しかし、物語は凄まじいものですが、音楽で聴くとなんと簡潔で美しい響きなのでしょうか。
僕は、ガーディナー盤で聴きましたが、ポッペア役のシルヴィア・マクネアー(ソプラノ)、ネローネの妻オッターヴィア役のアンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)の素晴らしい歌唱に酔いしれていましたが、その美声の奥底に隠された魔性の怖さを同時に感じて、ビビるというなんとも言えない作品であり演奏です。
朝から聴くには最高の曲ですね(笑)
今から400年前の作品。でも当時もいまも男女の関係にはいろいろな感情が渦巻いていますね。
モンテヴェルディ 歌劇 ポッペアの戴冠
クラウディオ・モンテヴェルディ – Claudio Monteverdi (1567-1643)
歌劇「ポッペアの戴冠」 – L’incoronazione di Poppea, SV 308
ポッペア:シルヴィア・マクネアー(ソプラノ)
オッターヴィア:アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
ネローネ:ダーナ・ハンチャード(ソプラノ)
オットーネ:マイケル・チャンス(カウンターテノール)
セネカ:フランチェスコ・エッレロ・ダルテーニャ(バス)
ドゥルシッラ:キャサリン・ボット(ソプラノ)
アルナルタ:ベルナルダ・フィンク(アルト)
乳母:ロベルト・バルコーニ(カウンターテノール)
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
モンテヴェルディ:歌劇《ポッペーアの戴冠》<限定盤> ジョン・エリオット・ガーディナー 、 シルヴィア・マクネアー イギリス・バロック管弦楽団
礒山雅(国立音楽大学教授/音楽学者)監修による、アルヒーフ NEW BEST 50シリーズ。イングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏による、1993年録音盤。
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