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エードリアン・ボールト ホルスト「惑星」1978

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こんにちは、
ともやんです。

昨日2月22日が、イギリスの名指揮者エードリアン・ボールトの命日でした。
1889年4月8日チェスター生まれ。
BBC交響楽団を一流のオケに育て、ロンドン・フィルの音楽監督も務め、60代後半以降は、フリーランスで多方面に活躍し、ストコフスキー(1882-1977)亡きあとは、最長老指揮者として90代まで活動しました。
1983年2月22日93歳で死去。
ちなみに資料によっては、2月23日死去という記述もあるので、もしかして微妙な日時だったのかもしれません。

今日は、ボールトの命日に合わせて、彼が初演したホルストの『惑星』を聴きました。

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エードリアン・ボールトについて

ボールトについて、僕は長い間縁の薄い指揮者でした。
理由としては、僕が主に聴いていたバッハからマーラーと言ったドイツ=オーストリア系の作曲の録音が少なかった関係です。

しかし、その後ボールトは僕のお気に入りの指揮者になります。
きっかけは、福島章恭著『交響曲CD 絶対の名盤』を読んでからです。
この本のブラームスのコーナーで福島氏は、ボールト&ロンドン・フィル、ロンドン響の録音を最高の評価にしていたのです。

「何?ボールトのブラームスが最高評価?」と僕は最初感じました。
ただ、信頼する評論家である福島氏がすすめるなら聴かねばなるまいということで、早速CDを取り寄せて聴いてみました。

まさに福島氏の記した通りの演奏で、これぞブラームスの真髄を表した演奏ではないかとまで感じました。

その福島氏の銘文を一部取り上げたいと思います。

『そんなボールトのブラームス演奏は慎み深い。もっと歌えばいいのにという場面も、はにかみながら過ぎてしまう。しかし、そういう慎み深さはブラームスにとって決してマイナスではないだろう。ブラームスもまた様々な想いを胸に秘めたままの悲しみの人だったからだ。』

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ボールトとホルストの『惑星』

グスターヴ・ホルストは、1874年9月21日チェルテナムに生まれ、1934年5月25日にロンドンで59歳で亡くなりました。

少年時代から父親から音楽教育を受け、1893年からロンドンの王室音楽院で作曲を専攻後
各地で教職を務め、1919年に王室音楽院の教授となりました。

ホルストの音楽は、フランス印象主義の影響が認められ、加えてハーモニーやリズムには独特なものがありました。

若干のオペラや合唱曲、協奏曲がありますが、日本では組曲『惑星』が、ポピュラー音楽でも使われた関係で知名度と人気が高いです。

組曲『惑星』は、1916年の作品で、ホルストの代表曲で、ホルストと言えば『惑星』、『惑星』と言えば、ホルストという知名度の高さです。

この『惑星』の初演指揮者がボールトとなっていますが、僕の読んだ資料では、ホルストの依頼で公開試演の指揮をしたと書かれています。

初演と公開試演はどう違うのか、それとも同じことなのかわかりませんが、ボールトが、世間に向けて指揮したのは間違いないようです。

さて、ボールトはそんな関係で、実に5回録音しています。
SPで1回、LPで2回、ステレオで2回といった具合で、それぞれテンポが変わっていて、録音のたびに新しいアイデアと試みが行われています。

今日ご案内するLPレコードは、78年のボールト89歳の最後の録音で、遅めのテンポで悠然たる演奏を展開しています。

ぜひ、聴いてみてください。

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ボールト&ロンドン・フィル ホルスト「惑星」1978

グスターヴ・ホルスト – Gustav Holst (1874-1934)
組曲「惑星」 Op. 32
The Planets, Op. 32

1.(07:56) I. Mars, the Bringer of War
2.(07:21) II. Venus, the Bringer of Peace
3.(03:43) III. Mercury, the Winged Messenger
4.(07:54) IV. Jupiter, the Bringer of Jollity
5.(08:17) V. Saturn, the Bringer of Old Age
6.(06:22) VI. Uranus, the Magician
7.(06:22) VII. Neptune, the Mystic
total(47:55)

ジェフリー・ミッチェル合唱団 – Geoffrey Mitchell Choir
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 – London Philharmonic Orchestra
エイドリアン・ボールト – Adrian Boult (指揮)

ホルスト: 惑星(1978年録音: アナログLP盤)<限定盤> エイドリアン・ボールト ロンドン・フィル

この曲の初演指揮者であり、最高の解釈と演奏を常に展開してきたエイドリアン・ボールトがついに行き着いた1978年録音の最高の『惑星』です。

壮大なサウンドの中に秘めた神秘的な美しさ。多彩な表情とコク、雄大なスケールと豊かな陰影が織りなす理想的な演奏であり、この『惑星』こそが「極め付き」と断言できる内容です。

その名盤を、180gアナログLP盤で限定復刻いたします。これまで数回リマスターが行われましたが、このアナログLP盤での復刻のために、新たなる新リマスターなどもテスト的に行われ、どの音源が最良の音質が再現されるか試され、2002年のアビイロード・スタジオでのAndrew Walter氏によるリマスター音源が選択され復刻の運びとなっております。
ワーナーミュージック・ジャパン



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