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ボブ・ディラン ミスター・タンブリン・マン 管弦楽版

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こんにちは、
ともやんです。

ボブ・ディランは、1941年5月24日にミネソタ州のダルースに生まれました。だから今日が81歳の誕生日。

2016年4月に来日した時、bunkamuraオーチャードホールに公演を聴きに行きました。あれからもう6年も経ったんだと思うと時の流れは早いです。

当時僕は、まだ現役のサラリーマンで、翌年の迎える定年についていろいろ迷っていた時でもありました。

当時ディランは、74歳でしたがほっそりした体つきで若々しく見えました。また記憶が曖昧ですが、ギターではなくピアノを弾きながら歌い、また見事なハーモニカの演奏も披露していました。

僕がディランのコンサートで感動したのは、親しまれてきた数々の名曲を披露したのですが、そのほとんどが原曲が分からないほど編曲されていたことです。

常に変化し続けるその姿勢には感銘を受けました。

また同時期来日していたマドンナが、公演開始を2時間以上も遅らせ、かなら観客からブーイングが出ていましたが、ディランの定刻通り。何も足さない何も引かない、その真摯なステージマナーにも敬意を抱きました。

さて今日ご紹介するCDは、ディランの誕生日にちなんでノーベル文学賞を受賞したディランの詩を題材にした楽曲です。

現代アメリカの最も偉大、かつ注目される音楽家の一人であるジョン・コリリアーノが、詩人としてディランをリスペクトしながら彼の詩をネタにクラシックの歌曲集を作り上げました。

もちろんディラン賛同のもとに作られています。

現代音楽的な難解さもなく、むしろ後期ロマン派のマーラーを思わせる部分のあります。

また、イスラエル出身のソプラノ歌手ヒラ・プリットマンの鮮烈な歌唱も素晴らしいです。

なおこの作品は、第51回グラミー賞(クラシック現代作品部門・ベスト・クラシカル・ヴォーカル・パフォーマンス部門)を受賞しています。

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ボブ・ディラン ミスタータンブリンマン 管弦楽版

ジョン・コリリアーノJr – John Corigliano Jr. (1938-)
ミスター・タンブリン・マン(管弦楽版)
Mr. Tambourine Man (version with orchestra)
作詞 : ボブ・ディラン – Bob Dylan

1.(04:22) 第1曲 ミスター・タンブリン・マン
No. 1. Prelude: Mr. Tambourine Man

2.(06:39) 第2曲 物干しづな
No. 2. Clothes Line

3.(06:17) 第3曲 風に吹かれて
No. 3. Blowin’ in the Wind

4.(03:48) 第4曲 戦争の親玉
No. 4. Masters of War

5.(03:21) 第5曲 見張塔からずっと
No. 5. All Along The Watchtower

6.(07:19) 第6番 自由の鐘
No. 6. Chimes of Freedom

7.(04:52) 第7番 いつまでも若く
No. 7. Postlude: Forever Young
total(36:38)

ヒラ・プリットマン – Hila Plitmann (ソプラノ)
バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団 – Buffalo Philharmonic Orchestra
ジョアン・ファレッタ – JoAnn Falletta (指揮)
録音: 5-6 March 2007 / voice: June 2008, Kleinhans Music Hall, Buffalo, New York, USA

コリリアーノ:ミスター・タンブリンマン

ボブ・ディランの名作「タンブリン・マン」の詩を知ったコリリアーノ(1938-)は、その響きの美しさと内容の深さに感激し、彼はそれらを自らの音楽語法で再構築することを試みました。ロックやポップスとは全くアプローチが違う「反対方向でのクロスオーヴァー」。もちろんディランも賛同し、この作品が完成したのです。21世紀の新しい歌曲をお楽しみください。
ナクソス・ジャパン

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