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アンチェル ヨゼフ スーク 名盤 ヴァイオリン協奏曲集

こんにちは、
ともやんです。

現在読んでいる本が、「ヴァイオリンを翔る」諏訪内晶子著、「カレル・アンチェル 悲運に生きたマエストロ」高橋綾著の2冊です。

諏訪内さんの本は、2000年1月にパリで書き上げた自伝的エッセイ。
一方、「カレル・アンチェル」は、チェコに生まれたユダヤ人とうことで苦難の道を歩まざるをえなかった名指揮者の生涯を綴った伝記。

ということで今日は、諏訪内さんとカレル・アンチェルが関係する録音を聴きました。

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アンチェルとスークと諏訪内晶子と

まずカレル・アンチェルと諏訪内晶子は全く面識がないどころか、アンチェルは諏訪内晶子が生まれる数年前の1973年には他界しています。

一方、チェコ出身の名ヴァイオリニストであったヨゼフ・スークは、アンチェルよりも20歳以上年下で1929年生まれですが、同郷の音楽家として共演も多いですし、今日ご紹介するような名盤も残しています。

さて、諏訪内は1991年の20歳の時に、それまでのヴァイオリンを一辺倒の生活を続けていると人間的な成長はないと日本でのコンサート活動を一旦整理して、単身ニューヨークの
ジュリアード音楽院に留学しています。
また彼女の見識の高さを感じるのは、幅広い教養も身につけるため、同時にコロンビア大学でも学ぶことにしたことです。

そして彼女は、ニューヨークでの生活を続けながら、機会を求めて先輩音楽家に教えを乞うという活動もしていました。

その一人にヨゼフ・スークがいたのです。

彼女は、ヨゼフ・スークのプラハの自宅を訪ね、2回2時間ずつ教えを請いました。
スークは、諏訪内の演奏を聴きながら、あまり語らず、部屋の中をウロウロ歩いたりしてただ聴いているだけだったそうですが、普段よりイメージが膨らんで弾けたような気がしたそうです。

そんなことから諏訪内さんのエッセイから、アンチェルとスークの共演を聴くことになったのです。

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ヨゼフ スーク 名盤 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲

まず聴きなれたメンデルスゾーンの協奏曲を聴きました。
つい先日、三島フィルのコンサートで聴いたばかりの曲です。

スークのヴァイオリンは、テクニックや美音を誇示するタイプではありません。
どちらかというと素朴な響きです。

でも、ひしひしと素晴らしい曲だなってことが伝わってきます。

これは滑らかなトークの人の話よりも朴訥に話す人の方が内容がより伝わったと経験がよくありますが、それに似ています。

むしろ話しかたが流麗すぎるとそのトークに酔って、内容は何だっけ、ということもあるくらいです。

これはクラシック音楽を聴いていても感じることで、詰まるところ最後は演奏している音楽家の人間性と教養の豊かさではないか、とも感じます。

諏訪内さんもチャイコフスキー・コンクールで優勝後そんなことを感じて、一旦リセットされたようです。

諏訪内さんのエッセイからスークを聴くことになり感謝です。

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ヨゼフ スーク 名盤 メンデルスゾーン ブルッフ&ベルク

フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64
Violin Concerto in E Minor, Op. 64, MWV O14

1.(12:36) I. Allegro molto appassionato –
2.(07:41) II. Andante – Allegretto non troppo
3.(06:29) III. Allegro molto vivace
total(26:46)

ヨゼフ・スーク – Josef Suk (ヴァイオリン)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
カレル・アンチェル – Karel Ancerl (指揮)
録音: 25-26 March 1964, House of Artists, Prague, Czech Republic

—————————–

マックス・ブルッフ – Max Bruch (1838-1920)
ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op. 26
Violin Concerto No. 1 in G Minor, Op. 26

4.(08:30) I. Prelude: Allegro moderato
5.(03:38) II. Adagio
6.(08:13) III. Finale: Allegro energico
total(20:21)

ヨゼフ・スーク – Josef Suk (ヴァイオリン)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
カレル・アンチェル – Karel Ancerl (指揮)
録音: 11-12 September 1963, House of Artists, Prague, Czech Republic

—————————–

アルバン・ベルク – Alban Berg (1885-1935)
26:04ヴァイオリン協奏曲
Violin Concerto

7.(11:20) I. Andante: Allegretto
8.(14:44) II. Allegro –
total(26:04)

ヨゼフ・スーク – Josef Suk (ヴァイオリン)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 – Czech Philharmonic Orchestra
カレル・アンチェル – Karel Ancerl (指揮)

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ベルク:ヴァイオリン協奏曲<タワーレコード限定>

ヨゼフ・スーク(1929年8月8日 – 2011年7月6日)は、同姓同名の作曲家を祖父にもち、ドヴォルザークの曾孫にあたるチェコのヴァイオリニストです。

今回復刻の、スプラフォン本国が保有するオリジナルのアナログ・マスターテープからのダイレクトのDSD化では、ボヘミア・ヴァイオリン楽派の継承者らしい木目調の落ち着いた音色と甘美な艶やかさが眼前に再現することに驚かされます。

1960年代のスークの惚れ惚れするほどの音色美と響きの豊かさが、初めて音盤上に収録されたといっても過言ではないでしょう。

この「音」の魅力に、天衣無縫なフレージングとフィンガリング、そして端正な造形力が加わり、音楽を自然に息づかせながら実に味わい深い演奏を成し遂げているのです。元々DSDでの弦楽器、特にヴァイオリンの再現能力は優れていますので、従来以上に鮮明になった楽器の音色と倍音、背後に潜む静寂とのコントラストや、アンチェル&チェコ・フィルの反応も十全に感じることができると思います。

マスターテープにはこれだけの情報があったのかと驚くほどの素晴らしい音質を堪能ください。



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