こんにちは、
ともやんです。
僕が初めて世界的な指揮者のコンサートに行ったのは、1973年3月のことでした。
当時、中学3年生、と言ってもあと数日で高校生になるころでした。
なんとウィーンフィルハーモニー管弦楽団が来日して富山で公演を行ったのです。
プログラムが、ベートーヴェンの”田園”とシューベルトの”未完成”という王道中の王道のものでした。
演奏の云々は全く憶えていませんが、アバドの長髪が指揮の度に揺れるのだけはよく憶えています。
このコンサートに行ってから次に世界的なオーケストラを聴くのは、80年代も後半で、10数年後ですから貴重な体験だったと思います。
しかもウィーンフィルを直接聴いたのもコンサートに現在までこの時だけです。
アバドの名盤 メンデルスゾーン交響曲”スコットランド”&”イタリア”
フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
Symphony No. 3 in A Minor, Op. 56, MWV N19, “Scottish”
1.(16:59) I. Allegro un poco agitato – Andante come prima
2.(04:28) II. Vivace non troppo
3.(11:34) III. Adagio
4.(09:55) IV. Allegro maestoso assai
total(42:56)
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フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
交響曲第4番 イ長調 「イタリア」 Op. 90
Symphony No. 4 in A Major, Op. 90, MWV N16, “Italian”
5.(10:42) I. Allegro vivace
6.(05:17) II. Andante con moto
7.(06:33) III. Con moto moderato
8.(05:31) IV. Saltarello: Presto
total(28:03)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音: February 1984, St. John’s, Smith Square, United Kingdom
※どうせなら全集がおすすめです。
【SHM-CD】 メンデルスゾーン:交響曲第3番≪スコットランド≫ 第4番≪イタリア≫ 序曲≪フィンガルの洞窟≫ クラウディオ・アバド
古城から霊感を得たほの暗いトーンに彩られた≪スコットランド≫、眩いまでに溌剌とした晴朗で快活な曲想の≪イタリア≫。アバドとロンドン交響楽団によるメンデルスゾーン交響曲全集からのベスト・カップリング盤。
クラウディオ・アバドの真髄は、メンデルスゾーンにあり
アバドは、ベートーヴェンやブラームスとなると物足りないですが、メンデルスゾーン交響曲は、聴かせてくれます。
またアバドは、ロンドン響と全集も録音していますし、60年代の30代前半でもロンドン響を同じ”スコットランド”と”イタリア”を録音しています。
またモーツァルトの交響曲でも名演を残しているので相当相性が良かったと思われます。
個人的には、アバドという人は、ベルリンフィルのようなカリスマ的な指揮者が合うようなオーケストラよりも、ロンドン響のようなオーケストラの方が合っていたのかもしれません。
サイモン・ラトルもベルリンフィル退任後にロンドン響に行ったのも何か共通点を感じます。
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