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ヴァンデルノート モーツァルト交響曲選集より

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こんにちは、
ともやんです。

アンドレ・ヴァンデルノートは、1927年6月2日生まれ。ベルギーのブリュッセル出身。
1927年生まれというと、現在の最高齢指揮者として活動するブロムシュテットと同い年。しかし、ヴァンデルノートは、1991年11月6日に64歳で死去。

幼くしてフルートの才能を発揮したが指の故障で断念、指揮者を目指すことに。
ヴァンデルノートというと協奏曲指揮者としての録音が思い浮かぶが、将来を嘱望され30歳の時に録音したモーツァルトの交響曲が、SACDハイブリッド盤としてタワーレコード限定で昨年11月に発売されました。

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ヴァンデルノートについて

タワーレコードのオンラインショップにアップっされている、ヴァンデルノートのプロフィールです。

1927年6月2日生まれ、ベルギー・ブリュッセル出身の指揮者。ブリュッセル王立音楽院へ進み、52年からウィーン音楽院で学ぶ。54年よりベルギー国立管の指揮者を務め、アントウェルペンの歌劇場でコレペティトール(練習指揮者)を経て、60年にモネ劇場の音楽監督に就任。74年からベルギー国立管、78年からブラバント管の音楽監督を務め、76~82年はアントワープ・フィル(現・ロイヤル・フランダース・フィル)の首席客演指揮者、87~91年はRTBF響の首席指揮者を歴任。ユーゴスラビア出身のバレリーナ、デュースカ・シフニオスは妻。女優のアレクサンドラ・バンデルノートは娘。1991年11月6日にブリュッセルで死去。64歳没。

うーん、僕の持っている資料では、68年以降、フリーとなりロンドン、ニューヨーク、シカゴなどに客演し高い評価を得たと記しています。

しかし、その後ベルギー国内のみ指揮活動をするようになり、国際的には急速に忘れられていったようです。

しかし、果たしてジェット機で世界を飛び回り世界のオーケストラを指揮して回ることだけがいいことなのでしょうか?

ヴァンデルノートのそんなことに疑問を持ち、ベルギー国内での活動を重点を置いたようです。世界的な知名度はなくなったけど、彼はそれで幸せだったのかもしれません。

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ヴァンデルノート モーツァルトの交響曲選集

今回、ヴァンデルノートが30歳の時にパリ音楽院管弦楽団を指揮して録音したモーツァルトの交響曲選集の中から、第40番と第41番「ジュピター」を聴きました。

颯爽とした瑞々しい演奏です。ちなみに僕の持つ資料では、リハーサル嫌いで、即興性を尊び、演奏の一回性に生きた指揮者だった、と記されています。

この演奏の躍動感は、そんな即興性から生み出された緊張感からのものでしょうか?

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ヴァンデルノート モーツァルト交響曲第40番&ジュピター

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(05:39) I. Molto allegro
2.(07:52) II. Andante
3.(05:10) III. Menuetto
4.(04:19) IV. Allegro assai
total(23:00)
録音:1957年4月15日-16日&6月7日,Salle Wagram, Paris(パリのサル・ワグラムにて)

——————-

交響曲第41番 ハ長調 「ジュピター」 K. 551
Symphony No. 41 in C Major, K. 551, “Jupiter”

5.(07:49) I. Allegro vivace
6.(08:21) II. Andante cantabile
7.(04:31) III. Minuet: Allegretto
8.(06:17) IV. Molto Allegro
total(26:58)

パリ音楽院管弦楽団 – Paris Conservatoire Orchestra
アンドレ・ヴァンデルノート – Andre Vandernoot (指揮)
録音:1957年2月4日-5日&12日,Salle Wagram, Paris(パリのサル・ワグラムにて)

モーツァルト 交響曲集 アンドレ・ヴァンデルノート パリ音楽院管弦楽団

爽快かつ自然な響きのモーツァルト演奏の理想像。名演の確かさ、ここに極まれり。
ヴェンデルノートの代表的モーツァルト録音、交響曲全9曲を集成。DISC1は正規盤初DISC化!
新規で仏アナログ・マスターテープより最新復刻。新規解説付。モノラル録音。世界初SACD化!

当時俊英指揮者として活躍が期待されていたヴァンデルノートが1956-58年にかけてパリ音楽院管弦楽団と残したこの交響曲録音は、モーツァルト演奏のひとつの理想形と言われるほど現在でも多くの支持を得ている名盤中の名盤です。

これまでCDでは第35番以降の6曲のみ復刻されていましたが、今回正規盤では初めて第25,29,33番の3曲をDISC化。当時収録した全9曲を今回の発売のために新規で、仏オリジナルのアナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを行いました。

モノ音源ながらも高音質化の効果が著しい録音です。新規解説、ヴァンデルノートの簡易ディスコグラフィ付。



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コメント

  1. ドラコ より:

    ヴァンデルノートを知っている人は少ないでしょう。私も持っているLPはただ一枚シフラとのグリーグ、リスト2番。オケはフィルハーモニア。しかしグリーグはこれに勝るものはない正に協奏。この時代グーセンスもなのですが日の目を見なくなりましたね。

    さらにシフラ、カセットでハンガリア狂詩曲2、6番外を最近入手。音のよさとその演奏、正に目からイや耳から・・・が落ちるです。

    40、41ジュピターLPでオリジナルマスターテープからデジタル処理でない復刻を企画してもらいたいものです。

    • ともやん ともやん より:

      ドラコさま
      メッセージありがとうございました。
      ちょうど今日は、ハイドシェックのピアノ独奏ヴァンデルノート&パリ音楽院管の共演でモーツァルトピアノ協奏曲第20番を聴こうと思っていました。
      これからもお付き合いいただけると嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。ともやん

  2. ドラコ より:

    早速のレスポンス、ありがとうございます。年配者で思い込みもありますがご容赦ください。CDが出た頃の驚きは鮮烈で、マランツCD-34を今も持っています。後年アナログ再認識になるのは、プロ・アマを問わずコンサートに行くことがきっかけです。臨場感でおよそデジタルがアナログに敵わないことに気付いたのです。現在管球アンプ、古い山水SP、さらにカセットデッキ、4トラックテープまでで楽しんでいます。

    演奏者もカルロス・クライバー、ファン・ベイヌム、ピアノはケンプ、フライシャーなどが好きです。諏訪内晶子のグアルネリによるブラームスヴァイオリン協奏曲を昨年2月聴きましたが、1948年ジネット・ヌヴー/イッセルシュテットに敵いませんでした。

    こちらこそお付き合いいただけたら幸いです。

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