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モーツァルト 交響曲第40番 完成の日 名演集

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こんにちは、
ともやんです。

モーツァルトの交響曲第40番は、1788年7月25日に完成しました。
モーツァルトの数多い交響曲の中でも短調で書かれたのは、第25番とこの40番しかありません。共にト短調なのが面白いです。

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モーツァルトと宮本輝の錦繍と

宮本輝の小説『錦繍』の中で、主人公の亜紀が、通うようになった喫茶店「モーツァルト」で、モーツァルトを何十年も聴いてきたマスターからまだモーツァルト初心者の亜紀が、モーツァルトの音楽を聴いた感想きかれ「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれへん。そんな大きな不思議なものをモーツァルトの優しい音楽が表現してるような気がしましたの」。
と語っています。

そして亜紀がこの感想を述べるにあたり聴いていたのが、交響曲第39番。
なんで39番なのか?40番の方が文学性があるような気もしますが、39番を選んだ宮本輝さんのセンスがいいですね。

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交響曲第40番 名演集

今日、交響曲第40番完成235年ということで、いくつかの演奏を聴きました。
まずアバドの新旧2種類。
2021年の新しい録音、これがまさに現代のスタイルか、と思われるショーヴァン盤。
そして1963年に病のため志半ばで40代で逝ったフリッチャイの晩年の慟哭の名盤をご紹介します。

もし宮本輝さんが、フリッチャイの演奏を聴いていたなら、村上春樹のように、作品だけでなく演奏者の紹介したかもしれませんね。

ショーヴァン モーツアルト 交響曲第40番

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(06:51) I. Molto allegro
2.(09:11) II. Andante
3.(03:21) III. Menuetto: Allegretto
4.(06:24) IV. Allegro assai
total(25:47)

ル・コンセール・ドゥ・ラ・ロージュ – Concert de la Loge, Le
ジュリアン・ショーヴァン – Julien Chauvin (指揮)
録音: September – November 2021, Arsenal De Metz ? Cite Musicale and Notre-dame du Liban Church Paris, France

モーツァルト: ピアノ協奏曲第23番、交響曲第40番 アンドレアス・シュタイアー 、 ジュリアン・ショーヴァン

古楽器の敏捷性と機微が光る堂々たる大作群、シュタイアーの即興性溢れるフォルテピアノも絶妙

Aparteレーベルでのハイドン「パリ交響曲」シリーズで注目すべき実績を上げた後、ALPHAでモーツァルトの重要な管弦楽作品を体系的に録音してゆくSimply Mozartシリーズを開始したフランス最前線の古楽器オーケストラ、ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ。「ジュピター」などを収録し世界中で高い評価を博した第1弾(ALPHA776/NYCX-10256)に続き、第2作は同じ後期交響曲群中唯一の短調作品であるト短調の第40番と、パリに自筆譜が残っている2作(《ドン・ジョヴァンニ》序曲、ピアノ協奏曲第23番)という重要作揃いのプログラムです。

アバド モーツアルト交響曲第40番 新旧2種類

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(08:39) I. Molto allegro
2.(13:34) II. Andante
3.(03:58) III. Menuetto: Allegretto
4.(09:46) IV. Allegro assai
total(35:06)

ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音:1979年1月 ロンドン

モーツァルト:交響曲第40番 第41番≪ジュピター≫ クラウディオ・アバド ロンドン交響楽団

哀感と緊迫感が胸を打つ第40番と、晴朗にして雄渾な曲想で記念碑的な高みに立つ第41番《ジュピター》。モーツァルトの交響曲創作の最後を飾る名作2曲を収録したアルバムです。名匠アバドと当時の手兵ロンドン響によるこの演奏は、古典的な造型美を際立たせながら、両作に内包された音楽的魅力を明快に伝えてくれます。

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(07:48) I. Molto allegro
2.(13:34) II. Andante
3.(03:58) III. Menuetto: Allegretto
4.(09:46) IV. Allegro assai
total(35:06)

モーツァルト管弦楽団 – Orchestra Mozart
クラウディオ・アバド – Claudio Abbado (指揮)
録音: June 2009, Teatro Manzoni, Bologna, Italy

クラウディオ・アバド ドイツ・グラモフォン&デッカ録音全集

イタリアの世界的指揮者クラウディオ・アバド(1933-2014)が生誕90周年を迎えるのを記念して、ドイツ・グラモフォンとデッカ、フィリップスに行われたすべての録音がまとめられたBOXセットが発売されます。アバドは40年以上にわたりドイツ・グラモフォンに録音を行いました。

オペラ、現代音楽の他、ベルリン・フィルとのマーラーの交響曲、アバドが設立し音楽監督も務めたモーツァルト管弦楽団とのモーツァルト、バッハ、ペルゴレージ、ルツェルン祝祭管弦楽団など新しい楽団との演奏、あるいは協奏曲のパートナーとしてなど、その演奏と録音は長く歴史に残るものです。これほどの大全集の発売はカラヤン以来です。

CD257枚組+DVD8枚組。限定盤。シリアルナンバー入り。オリジナル・ジャケット仕様。ハードカヴァーのブック(112ページ)付き。

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フリッチャイ モーツァルト 交響曲第40番 慟哭の名盤

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
交響曲第40番 ト短調 K. 550
Symphony No. 40 in G Minor, K. 550

1.(09:23) I. Molto allegro
2.(09:16) II. Andante
3.(04:28) III. Menuetto: Allegretto
4.(05:13) IV. Allegro assai
total(28:20)

ウィーン交響楽団 – Vienna Symphony Orchestra
フェレンツ・フリッチャイ – Ferenc Fricsay (指揮)
録音: 1961

フリッチャイ モーツァルト: 交響曲第29番, 第39番, 第40番, 第41番,

生への執着と諦観が交錯する、フリッチャイ最晩年の珠玉のモーツァルト。
これより以前の’50年代半ばまでにも交響曲を録音またはライヴでの演奏も残っていますが、ウィーン交響楽団とのこの録音では、それまでのテンポと比較すると大幅に遅い演奏となっているのが特徴。とりわけ緩徐楽章で特徴的です。
度々ウィーン交響楽団に客演していたため、両者の共演となったのかどうかはわかりませんが(一説によるとフリッチャイ自らが希望)、ムジークフェラインでの2度にわたるこれらの録音は響きの柔和さと晩年のスタイルが顕著に現れた演奏として、フリッチャイを代表する名盤のひとつと高く評価されています。
39番の第二楽章での遅いテンポ、40番での暗さと同居したかのような暗鬱な表現、一方最晩年の1961年録音では、29番での颯爽とした響き、41番における後のピリオド演奏にも通じるかのような透明な響きと第二楽章のテンポ(反復なしで9分42秒!)等、一度聴いたら心に残るモーツァルト演奏と言えましょう。



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